一級グーグルマップフラグ建築士
新しい家に引っ越してから約2週間。ダンボールはあらかた解体し終え、毎日の生活も基本的には不自由なく行える環境になってきた。
新しい土地に引っ越すと、やりたくなることがある。
家の近所の良い店探しだ。
良い店、というのは飲食店や洋菓子店、などその街にしかない個人経営の店を指していると思ってもらえればいい。
もちろん近くに安いスーパー、ドラッグストアがあるのもとても大事だが。
引っ越した先は前の家から1.5kmほどしか離れていないが、最寄駅が違うので生活環境は大きく変わったように感じる。
新居は駅から大通りをまっすぐきて一本路地に入ったところにある住宅街。昼も夜も静かだが、裏通り含めぽつぽつと飲食店があったり、駅の近くも色んな店がある。なかなか楽しそうな街だ。
引っ越した当日は駅近くのお洒落な雰囲気のイタリアンでピザを食べた。
他にも手作りのお惣菜屋を見つけたり、定食屋を見つけたり、この2週間で行ってみたいお店は着々と増えている。
ところで気になるスポットを見つけたもののその時はお店に入らず、場所や営業日などを抑えておきたい時、どうしてるだろうか。
私は普段からGoogleマップの愛用者なので、気になるお店はすぐにGoogleマップ上に「行ってみたい」のフラグを立てて、忘れないようにしている。
また後日実際に行った店で、期待通りかそれ以上だったまた行きたい!と思った店には「お気に入り」のハートマークを立ててマーキングしている。
このマーキングの習慣が性に合っているのか、数年前からやり始め現在私のGoogleマップにはなんと481箇所の行ってみたいフラグが、222箇所のお気に入りマークが乱立している。
これでも一時期よりはだいぶ減った方で、以前友人とそんな話をしてGoogleマップを見せた時、ちょっと縮尺を広くしてみた。するとフラグの色で真緑に染まっていた地図が現れ、気持ち悪!といわれてしまった。以来、あまり軽率にフラグを立てないようにしている。
そんなわけで首都圏を中心に行ってない店も含め、知っている店が増えてしまったわけだ。ただ何故かマーキングしただけなのに少し行った気になってしまって、意外とその店に訪問するハードルは高い。
正確にはマーキングする時に、Googleマップ上に実際に行った人による口コミや写真が掲載され、実質クチコミサイトのようなものになっているので、それを読んでしまうとその店がどんな特徴を持った店なのか、情報を仕入れることになってしまい知った気になってしまう。
よくドラマなどで今時の若者が飲食店の口コミサイトの点数や評価だけで店に入る前から判断するような描写を見るがまさにそれで、現代人は事前にその店の評価を数字であらかた知った上で行くので、先入観に囚われてしまうことも多い。
もちろん色々な人が訪問して評価される点数はそれなりに当てになることも多いが、結局は自分が好きかどうかだとも思う。自分の言葉で説明するなら情報は仕入れ過ぎない方がいい。
とはいえ外食というのはコストがかかる。お金と時間が有り余ってるならいいが、限られた時間とお金で満足度の高い体験を得たいという思いは無くならない。貴重な機会を微妙な店に行って微妙な気持ちになって終わりたくない、そう思ってしまう。
でも近所の店であれば、一度店の前までいって店内を覗いたりメニューを見たりしてみるといい。このメニュー美味しそうとか店内の雰囲気とか、視覚情報で手に入るものは多い。他の街からわざわざ来るとかでなければ、自分で判断して店に入ってみるのも楽しいと思う。美味しいものに出会えた喜びはひと塩かもしれない。
と随分と偉そうなことを語ってしまったが、私自身はGoogleマップフラグを481箇所立てている人間なのをお忘れなく。
自戒を込めて。
おわりに
今週は生糸が担当しました。
口コミサイトに全く頼らない生活というのはもはやあり得ない現代。使うべきところもありますが、自分の感性も大事にするところは大事にしていきたいと思いました。
Googleマップがないと生きていけないのは、方向音痴なのもありますが…
ところで私たちのpodcastに口コミが少ないと感じております。聴いていただいた方の感想を晒したりしないので、ぜひ悪評、好評、ゴリラの声なんでも受け付けております〜🦍
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次回はおリンが担当の予定です。お楽しみに…!
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