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星空の給水塔が始まり

オフィスハックの「昔のファイナルファンタジーみたいな髪型」という比喩で思い出されるものは人によって違うだろうが、僕の中でこう言われるとファイナルファンタジー7のクラウドになる。あちこち出張するクールなイケメンだが、複雑な出自と性根を持つややこしい男だ。彼の物語を「ファイファンの7」として受け止めた弟はクリア後そのまま次のゲームへ移行し、なんかこうとてつもなく層に刺さった僕は「ファイファン」と略さなくなり、夜な夜な日記帳にクラウドとユフィの絵を描いた。真・女神転生2で撒かれたオタクの種が芽吹いた時だと今ならわかる。

ニュースによればようやくリメイク版FF7は初期構想段階を抜けたと報道された。FF15に10年かかったことを考えるとたぶん発売されるのはPS5とかになると思うのだが、もはや老後の楽しみでもいいので気長に待つとする。大好きなシーンは脳内補完されまくっているので、あんまり原作意識し過ぎず現代の感覚でうまいことやってほしいなぁと思う次第。

さっきも書いた通り、キャラクター単体としてはユフィが最推しなのだが(抜群にかわいいからだ)、クラウドの物語という観点で言えばティファも大好きだ。ホットなベイブの見た目とは裏腹に非常に気弱で、困った時にはヒーローが駆けつけてくれると夢見がちな幼なじみ、ティファ・ロックハート。幼い彼女に対してこれまた幼く調子こいてたクラウドが「おれは街へ出てビッグになってやんよ!」と誓いを立て、「ならいざという時は駆けつけてね」と返す場面が物語のキーだ。このままこの部分を掘り下げてもいいのだがあいにく目の前にSAKEが無いのでやめておこう。だがしかしここだけは紹介したい。話が進み、お互いが離れていた時どうしていたか思い出していく場面で、彼女はこういうのだ。

クラウドが村を出てからはあなたのこと、ほんとによく考えたのよ。クラウドはどうしてるかな?クラウドはソルジャーになれたのかなって。クラウドの記事、のってるかもしれないから新聞だって読むようになったの。

どうですか。キッズからガールへ変わっていく時間の流れと、少しずつ育まれていっていたクラウドへの想い、今日こそヒーローが生まれるのでは?という期待が込められた「新聞だって読むようになったの」。…かわいいねぇ。

…ともかくファイナルファンタジー7はすでに自分の中で一つの城として確立したものであるので、どういうリメイクが来ても「それはそれ、これはこれ」と味わおうと思う。頼みますよほんと、野村さん!

あとこれだけは言っておくが僕はファイナルファンタジー7箱推しなのでエアリスもザックスも大好きだという事を付け加えておく。界隈の闇は今なお深いと言われているが故だ。

#日記 #ゲーム #FF #FF7 #ファイナルファンタジー7 #クラウド #ティファ #ユフィ

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