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警戒心のない猫

世の中の猫は来客があると恐れをなしてベッドの下から出て来ないというのが常なのだが、うちの猫は全く来客を恐れない。誰かやってくると「おうなんやなんや」とトテトテ現れて、荷物チェックするかの如くひと通りフンフン匂いを嗅いだら、あとはほぼいつも通りその辺でダラダラしている。過剰に甘えに行くでもなく、ただただ寝ている。撫でることも許してくれるので、来客はだいたいしばらくの間撮影とナデナデに没頭する。というか来客が餌皿のカリカリをつまんで手に乗せて差し出すと、普通に食べる。警戒心無さすぎるぞお前。いいけど。

そんな感じで基本うちに来た友人知人は猫に夢中になり、話も猫中心に進むので、だいたい誰が来てもホッコリ終わる。昔から自分は「人が来るからにはもてなさなければ!一大イベントにしなければ!」と無駄に構えてしまう割に思いつくのが桃鉄とかそんなレベルなので、もてなしの気持ちと現実のギャップに苦しんでいたのだが、猫という至尊存在がいてくださる事で人を誘う事がずいぶん気楽になった。というか別に猫がいなくても他愛もない話で充分楽しいと気付かされるのであった。ありがとう猫。

こんなにもフレンドリーでおとなしいやつが何故夜道をフラフラしていたのか未だによくわからない。たぶん捨てられたのだと思うけれど、よく無事にうちの近所までたどり着いてくれた。えらい。猫アカウントを始めてその方面の方々と交流をしていると結構同じような保護チンチラの話を聞く。よくない。よくないよ。うちの子は何があっても大往生させてやるぞ。だからスヤスヤ寝てなさい。

ちなみに屋外から猫の鳴き声が聞こえると普段のフレンドリーさを捨てて「ハーッ」と威嚇する。外に居た頃なんか嫌な事でもあったんだろうか。「おとうちゃん!ねこや!あいつらろくなもんちゃうで!きぃつけや!」そんな事喋ってるのかな。気をつけるよ。

#日記 #猫 #ねこ

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