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猫の毛を刈ってもらう

うちの猫は長毛なので近所のペットショップで年3回ぐらい手入れしてもらっている。これにより伸び放題の頬毛がキュッと丸まり、仙人のような雰囲気だったおじさん猫が一時的に仔猫の可愛らしさを備えてくるのだ。

もちろん単に可愛くしてもらいに行っているわけではなく、取りきれない毛玉とかほつれ、伸び放題の尻毛(うんこを取り込む)のカットが主目的だ。何度か書いてるようにうちの子はすごくすごーく甘えん坊なのだが、ワキとか胸あたり、腿や尻あたりをブラッシングすると、烈火の如く怒り狂い、シャーシャー言いながらがぶがぶ噛みつくわ爪を立ててくるわしてくる。何故か犬歯が欠けてるので傷はつかないが、結構痛い。そんなわけでブラッシングは全く追いつかず、プロのお世話になるわけである。ちなみに怒るだけ怒ったらまた甘えてくるのでこいつは本当に人間をよく分かってる。

保護した時は体のあちこちに毛玉が出来ており、前述の嫌がり具合にほとほと困り果てて連れて行ったサロンなのだが、バリカンや櫛でうまいこと処理してくれて、アッこれはプロに任せるべきだな…となったのだ。おとなしい子はおうちでも充分いけるのだけど、うちの子は年数回のお手入れが習慣になった。

長毛種というのはほんと曲者で、ちょっと油断するとどんどんほつれていく。ほつれが固まりになるとそれが周りの毛をひっつけてどんどんでかくなり、やがては関節の動きすら阻害するのだ。あと中で細菌とかも繁殖するからほんとやばい。猫自身が毛づくろいしても、むしろそこがヨダレでべたべたになって固まるので毛玉の元である。人がお世話せねば生きていくのもままならないタイプの子なのだ。というか保護した時のあちこちに出来てた毛玉は一朝一夕で出来る量ではなかったので、うちに来るまでちゃんと世話されてなかったんだろうなぁと思うと、おろろ〜んと哀しくなり、ググググ…と憎悪の炉に火がくべられる。責任、持て!

などとどこかにいるであろう元責任者を責めても仕方がないので、うちの猫には常々「お前は昔からここにいたのよ〜。なんも心配しなくていいのよ〜」も言い続けている。言ってるお前こそ今色々アレだろとも思うが、神仏に祈るのと同じで、こう、自分に言い聞かせてるところもある。ねこイズゴッド。守りたい、このモフ。以上です。

「えらいめに遭うたわ…」という心境のうちの子。

#猫 #ねこ #日記

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