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レモンを持っていたら、レモネードを作ろう!

前職、前々職では、顧客企業様の新規事業開発をお手伝いするような仕事をしていました。サラリーマンを続けながら、シャンパーニュバーをオープンして、自分でも新しい事業を始めたわけですが、今でも新規事業開発の本や情報などに楽しく触れています。先日、「エフェクチュエーション」という言葉にふれ「何だろう?」って、いろいろと情報を見てみました。

エフェクチュエーションというのは、バージニア大学ビジネススクール教授のサラス・サラスバシー氏が起業家にヒアリングした結果から導き出した、予測不可能な状況に対する新しい起業、ビジネスについての理論です。詳しくは著書や他の情報を見てほしいのですが、あえて非常に簡単に言うと、自分が持っているものを出発点として行動していくことかなと理解しました。

自分のシャンパーニュバーというビジネスにあてはめてみます。自分が持っているもので重要なものは、これまでの数千に上るバーやレストランでのお客としての体験、バーをすることに積極的に協力してくれる家族、お店の近所やこれまでの友達のネットワークです。よく「東京でもお店しているんえすか?」と聞かれますが、バーの経験はアルバイトだけで、サービスする側の経験はそれほど多くはありません。

自分の持っているものを出発点とすると、自分の素晴らしい体験の要素を自分のお店に植え付けて、それをどのようにお客様に提供することができるか?というのが、一番のポイントとなりそうです。メニューや接客、フォーマット、毎回毎回いろいろと学び、いろいろと悩んだりしてますが、自分がもっているものにいつも立ち戻ることができるというのは、すごくいいことだなと思いました。

このエフェクチュエーションには5つの原則というのがあって、それぞれキャッチーな言葉で表現されています。その中でレモネードの原則というのがあって、これは英語のことわざの、"When life gives you lemons, make lemonade"から来ているようです。人生で困難なことがあっても、それを逆手にとって生きようといった意味。自分が持っているものから始めるというのは別の原則で「手の中の鳥」というものがあります。ただ、自分があたえられたもの、持っているものが「レモン」だったら、その自分の持っているものでおいしい「レモネード」を作ったらいいんじゃない?というように解釈することもできますね。自分だったら、レモネードじゃなくて、セビーチェかな。

日々触れているいろいろな情報は、すべてがシャンパーニュバーの営業に何らかの示唆を与えてくれます。頭の中がほとんどシャンパーニュバーで占められている感じですが、楽しさを第一に無理なく続けていきたいと思っています。

読んでいただきありがとうございました!

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