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違う業界のビジネスを経験するということ

葉山の海近、月に1,2回、晴天の週末にシャンパーニュバーをオープンさせているインギャリオン店主です。バーの今年の最終営業は先週盛況に終わりました。ありがとうございました!来年の1月、2月のスケジュールもほぼ調整できたので、少し新たな試みも含めて、これからアナウンスしていこうと思います。

サラリーマンの方の仕事は12月、1月とイベント、出張が目白押し。大事な時期ですので、忙しくても丁寧に行きたいと思ってます。

さて、今回は家の近くにあるピッツェリア兼マルシェのお店についてです。元々は麻布にあったお店がちょうどコロナが流行する直前に家の近所に移転してきました。その時から、産地直送の食材やピザやソフトクリームのテイクアウトなどでは利用させていただいてましたが、店内で食べるのは今回初めて。

店内は入り口近くのショーケースに産地直送の食材が並べられて売っており、その横にテーブル8席、カウンター3席があるお店です。この日はシェフとサービス担当のお二人がいらっしゃいました。

ピザは10種類ほど、それ以外のアラカルトは思ったより多く10数品メニューに載ってました。ワインもグラスは限られてまずが、ボトルで10種類ほどワインリストに載っています。

サービス担当の方から、メニューの説明や、持ってくる順番など、丁寧に接客いただきました。食べたいものが色々あって目移りしたのですが、5品ほどワインと共に注文しました。

使われている食材は関東、中部から沖縄まで、さまざまな産地のものが使われています。ピザやハム、チーズ、フランクなど、お店で買える食材を使った料理も多くあります。

料理はどれも食材の味がしっかりと出ていて、甘味やコク、滋味深い味わい。ワインも進んでいきます。ただ、一つ、気になることが、、、

それぞれの料理が来てみてびっくりするほどのポーション。よくいくお店などで出される料理の値段で考えていましたが、想像していたポーションより多いボリュームです。こだわりの食材も使っているので、通常で考えると値段がさらに高くなるか、量が少なくなるかが当たり前ですが、どう考えても原価率がかなり高いように思われました。

自分のバーも「リーズナブルにグラスシャンパーニュやブルゴーニュを提供してもらってありがたい」というお褒めの言葉をいただきます。一般的に言われている飲食店の原価率から考えると、はるかに原価率を高くしています。このお店については、実際のところはどのくらいなのかはわかりませんが、オーナー、シェフの努力や思いが料理の値段にあらわれているのではと推察しました。

ちなみに自分のバーもこのお店も、安くサービスを提供するコストリーダーシップ戦略をとるつもりがないのは、同じなのではないかと想像してます。

このお店を運営している会社のメイン事業はWeb制作やITインフラ運用など。このお店含む飲食事業はお客様とのつながりによって、新しく始められた試みだったとのこと。飲食事業は他に飲食店のプロデュースやイベント開催などがあり、この会社の事業の中では比較的新しい事業のようです。

僕もサラリーマンでの経験はITに関わる領域が多かったので、さらにこのお店に親近感を勝手に持ってしまいました。

ホリエモンこと堀江さんが和牛関連のビジネスをされていますが、飲食はITでまだまだ変わる要素がある、といったようなことを言っていたことを思い出しました。ある業界の常識は他の業界の非常識。やはり、さまざまな知見の掛け合わせが、素晴らしいサービスを創造していくんだろうなーと、ほろ酔い気分で少々飛躍した思いを持ちながら、ワインと料理を楽しみました。

自分のバーも常識にとらわれずさらに新しいことにチャレンジしていきたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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