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100km踏破を目指して~序文~

先日「関西エクストリームウォーク100」にエントリーしました。
姫路から大阪まで100kmのを道のりを歩くこのイベント。制限時間24時間のエキスパート部門と、同26時間のチャレンジ部門の2種目があり、私がエントリーしたのはチャレンジ部門です。丸一日寝ずに歩き続けるこの試練は、まさにエクストリームといえましょう。

ちなみに今回が初参戦です。大人になってから、こうしたウォーキングイベントやマラソン大会などに出場した経験は一切ありません。中学高校では陸上部(短距離)に所属していましたが、高校卒業後は運動不足と暴飲暴食にまみれた生活を送ってきました。

そんな歳月とともに形成された年輪のような腹回りを見ても、これまでは大した危機感を抱いていませんでしたが、ここ1~2年でなんとかせねばと思うようになりました。とはいえ、怠けた暮らしが極まった現在は、散歩がてら近所を少し歩く程度。昨年一度だけ日帰り登山に出かけましたが、山登りもそれっきりです。このままだと何も変わらないのは明らかなので、いっちょ自分を追い込んでみようと100km踏破への挑戦を決心しました。

開催は10月22日と23日、まだ2カ月弱の猶予がある状況です。貧相な体力で挑んでも失敗することは目に見えていますから、どうすれば無事ゴールまでたどり着けるか対策を練る必要があります。

ここからは、運動不足の怠けものが本気で100km踏破を達成するための方針を考えていきたいと思います。

■目標と準備

まずは目標設定から。あくまで目標は100kmを踏破すること。25時間59分台であろうと、制限時間内にゴールできれば万々歳です。

チャレンジ部門の場合、前述の通り26時間以内にゴールを目指します。途中5カ所あるチェックポイントで計2時間ほど休憩するとして、歩く時間は正味24時間と仮定します。そうすると、時速4.2km(分速70m)で歩けば制限時間内にゴールできる計算になります。

そんな皮算用をしてみると「あれ、なんかいけそう?」と慢心しそうですが、そう簡単でないのは重々承知しています。途中で足が痛くなったり、マメができたり、睡魔に襲われたり、想定し得るトラブルは枚挙にいとまがありません。何かしらのトラブルに見舞われて、歩くペースが落ちることは明白です。自分の根性の無さを甘く見てはいけない。そのため、序盤は時速5km(およそ分速83m)のペースで入り、ある程度の貯金を作っておく作戦でいきます。

次に考えるのは体作りです。あと2カ月弱で100km歩ける体にしないといけません。本番まで週末はあと7回。比較的時間を確保しやすい週末にがっつり歩く。加えて、平日はなるべく毎日3~5kmくらい歩く。この方針で体を強化していこうと思います。予行演習として土日に10kmずつ歩き、月曜から水曜まで3kmほど歩いてみました。これくらいの距離なら大丈夫だとわかったので、今週末は20kmに挑戦する計画です。あとは体の状況を見ながら距離を延ばすことにします。

無事ゴールするためには、情報収集も欠かせません。装備類はもちろん、水分補給や行動食、さらに万が一の体のケアも勉強しておく必要がありそうです。どんなコースを歩くのか把握しておくのも大事でしょう。そのあたりは先人達がブログや動画に残してくださっているので、参考にさせていただこうと思います。

■以下、余談

申し込みのときは「100kmくらいならいけるやろ。余裕余裕!」と思っていました。変な脳内物質でも出てたんですかね。

一夜明けて冷静になってみると、猛烈な後悔が。「毎日3kmを1年間歩き続けてようやくゴールできる距離やないか……」と絶望していました。小学生レベルの計算を間違えるほどに動揺していました。

ウダウダ考えているうちに「せっかく申し込んだし、100km踏破したい」と思うようになりました。食べ放題や飲み放題で意地でも元を取ろうとする貧乏性ですから、16,000円という結構な参加費を無駄にしたくない気持ちが芽生えたのかもしれません。すでに参加費以上の出費が発生してますけどね。その辺の話は、また次回。

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