#1-2【ハンズオン】デフォルトゲートウェイ
このレクチャーではデフォルトゲートウェイをハンズオンしながら学習していきます。
※デフォルトゲートウェイを「DGW(Default-Gateway)」と省略して表記します。
今回の基本構成は以下の通りです。
【PC1】
・IPアドレス:192.168.0.100 /24
・DGW:なし
【PC2】
・IPアドレス:10.0.0.100 /24
・DGW:なし
【R1】
・Fa0/0:192.168.0.1 /24
・Fa0/1:10.0.0.1 /24
<検証>
まずは「DGWなし」の基本構成を作成し、各PCにおいてどこまでpingが通るか・通らないかを確認しましょう。
【R1】
interface fastethernet 0/0
ip address 192.168.0.1 255.255.255.0
no shutdown
exit
interface fastethernet 0/1
ip address 10.0.0.1 255.255.255.0
no shutdown
!
設定が完了しましたら以下の通りにpingを打っています。
<確認>
PC1→R1(192.168.0.1)
PC1→PC2(10.0.0.100)
PC1→R1(10.0.0.1)
すると、PC1を中心に見た場合、同じNWに属しているR1(192.168.0.1)に対してはpingが通りましたが、異なるNWに属しているR1(10.0.0.1)・PC2(10.0.0.1)に対してはpingが通りませんでした。
なぜなら、異なるNWへ通信する際の出入り口となるDGWを各PCに対して設定していないからです。
※DGWを設定しなくても同一NW内であればpingは通ります。
それでは次に各PCに対してDGWを設定していきましょう。
【PC1】
・IPアドレス:192.168.1.100 /24
・DGW:192.168.1.1
【PC2】
・IPアドレス:10.0.0.100 /24
・DGW:10.0.0.1
設定が完了したら、先ほどと同じようにpingを打っています。
<確認>
・PC1→R1(192.168.0.1)
・PC1→PC2(10.0.0.100)
・PC1→R1(10.0.0.1)
すると、各PCにデフォルトゲートウェイが設定されたことで、上記すべてのpingが通る=「異なるNWへ通信することができる」ということになります。
デフォルトゲートウェイはとっても実用的で大切な仕組みです!
是非覚えてください。
以上がデフォルトゲートウェイの学習になります。
<次の学習へ>
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