一汁一菜はフレキシタリアンの基本!
私が尊敬する料理研究家に土井義晴先生がいます。彼は毎日の
食事で一汁一菜を推奨しています。和食に限らず、洋食でも中華でも
基本的なスタイルは一緒です。
たまにハレの日に豪華に肉や魚などの逸品を加えればいいのです。
一菜も野菜に限定することはありません。お肉が少量入った野菜炒め
でもいいのです。
そして、彼が強力におすすめしているのが、一汁のほうで、
具だくさん味噌汁を作って食べるように言っています。そして
その具は季節の旬の野菜をたくさん入れることで、毎日食べても
飽きずに、そして栄養たっぷりのおかずとして機能するとのこと。
この意見にまったく賛同いたします。
私自身、味噌汁にトマトを入れることがよくあります。他の家庭
では味噌汁の具にトマトというのは馴染みがないように思われますが、
旨み成分のグルタミン酸が他の野菜に比べて抜群に多いので、味噌汁の
味が動物性のだしと相まってほんとうに美味しく味変します。
日本人は、江戸時代からこの一汁一菜の食習慣をとっていたと私は
考えています。たまに干物やめざし、焼き魚や刺身が出てきたらそれは
ハレの日のごちそうです。
また、山間部ではイノシシや鹿、雉などの野生の肉が獲れたときに少量
食していたのではないでしょうか?
翻って現代の健康的な食生活をしている人たちは、年齢にかかわらず
意識の高いなるべく野菜中心の食を考えていて、少量の肉と魚を摂取
する食習慣になっているのではないでしょうか?
それは、江戸時代からの一汁一菜の食生活に少量の動物性タンパク質
という食習慣そのものです。
そうした人たちは自分では意識していないかもしれませんが、立派な
フレキシタリアンと言えます。
フレキシタリアンに関する記事は下記で詳述していますので、参考に
読んでいただければ幸いです。
いずれにしても日本が誇る発酵食品の王様である味噌汁に旬のものと
定番の野菜を具だくさん味噌汁として入れ込むだけでほんとうに
身も心も癒やされる一品になることだけは確かです。
味噌汁の効能についてのウンチクは下記の記事を参考にしてください。
今世界の食習慣の潮流は、ヴィーガン(完全菜食主義者)ですが、日本
では車もハイブリッドが過度的な時期として主流なようにフレキシタリアン
がトレンドになる確信しています。
実際に日本におけるフレキシタリアンの割合は2割弱います。そして
これが最大のマーケットになると踏んでいるのですが、自分自身が
フレキシタリアンだと自覚していないのにそうした食習慣な人たちを
合わせると半数近い割合になるという巨大な市場があるのです。
そのため、ヴィーガン市場ではなくこのフレキシタリアン市場を
狙っていくためのスタートアップを目論んでいます。
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