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腸内フローラの多様性(ダイバシティ)を育む食品類であなたも健康を維持できる!

あなたは、腸内環境を整える食品と聞いて真っ先に浮かぶものは
何だと思われますか?

ほとんどの人がまず、ヨーグルトを思い浮かべるのではないで
しょうか?

確かにヨーグルトの発酵の素となる有用菌は、優秀な機能を持った
スーパーエリート種と言えます。近年は、ヨーグルトの中に含まれる
いろいろ種類の乳酸菌が入ったハイブリッドなものがスーパーの
店頭で気軽に購入できるようになりました。

しかし、ヨーグルトは、畜産による環境負荷や抗生物質・ホルモン剤の
投与、お乳を大量に出すホルスタイン種の牛乳が含むカゼインタンパクが
腸内環境に悪い影響を与えていることを無視しています。

米国の都市部のスーパーでは乳製品や小麦と合わせて、店頭で占める
面積が減っている事実をご存じでしょうか?

おいしく工夫された代替品、たとえば、豆乳、アーモンドミルク、
ココナッツミルクやライスミルクなどが主流になっているのです。

実際に厚生労働省の食品白書を紐解いてみると、牛乳の項目で
牛乳の一日の消費する適切な量を明示していますが、それは衝撃的な
量です。一日180ccという数字にビックリしました。それもたった
一行だけの表記です。

そして、乳製品販売の大企業に配慮しているのか、お役所表記で
180cc以上とも以下とも書いてありません。どちらとも解釈できる
玉虫色の解釈がされています。

もし、動物性の乳牛の牛乳を飲みたい場合は、ジャージー種
もしくはブラウンスイス種のものであれば、悪性のカゼインタンパク
とは構造が違うカゼインタンパク質なのでおすすめです。

腸内フローラの多様性(ダイバシティ)を維持するためには植物性の
発酵食品がベストです。

たとえば、ぬか漬けの漬物類は乳酸菌が豊富です。納豆は納豆菌が
生きたまま腸に届き、酸にも熱にも強い性質を持っているので
最高の食材です。また、キムチも発酵食品としてはベストな食材です。

紅茶を酢酸菌と酵母によって発酵させた「コンブチャ」も最適な
食材の一つです。日本人は「昆布茶」を思い浮かべてしまいますが。
まったく別物です。

食用油も腸内細菌の複雑な代謝を助けています。特に魚の油に含まれる
オメガ3系脂肪酸を積極的に摂るとビフィズス菌や乳酸菌、痩せ菌の一種が増えることがわかっています。

いっぽう、動物性のラードは血糖値への悪影響や腸の粘膜を傷つける
菌種を増し、肥満の原因になることが報告されています。

前出の納豆にキムチを混ぜて最後にオメガ3脂肪酸のアマニ油を加えたら
最強の発酵三兄弟になりますので、ぜひ試してみてください

最後に、発酵と言えば、醸造酒の腸内環境への好影響を見逃しては
いけません。たとえば、スペインのバスク産のリンゴのシードル
「イサステギ」は酸化防止剤無添加でおすすめです。

これらの食品や食材を日々、努めて摂取することで腸内環境が整い、
多様性を発揮した腸内フローラを獲得することができます。

あなたのおならやウンチは強烈に臭くないですか?
臭い場合は、腸内でタンパク質が腐っている証拠です。腸内環境を
整えないとたいへんなことになりますよ!

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