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一昔前の食の常識が非常識になっている現実を認識せよ!

3大栄養素と言われる、炭水化物(糖質)、脂質、タンパク質、
それにビタミンとミネラルを加えて5大栄養素と言われています。
一昔前、3大栄養素のバランスのいい比率は、たんぱく質が15%、
脂質が25%、炭水化物が60%というのがいいというのが常識と
されてきました。

しかし、現代は炭水化物(糖質)が全体の60%というのは
糖質の摂り過ぎではないでしょうか?

肥満やメタボが増えたのは、脂質によるカロリーオーバー
という常識は今や覆されています。
肥満の原因は糖質過多が元凶であることがわかってきました。

スーパーやコンビニに行くと、何と糖質を含んだ食品が多い
ことにビックリしてしまいます。

また、今だに油を摂りすぎは太る原因であると信じている
人がいかに多いかという現実にほんとうに驚嘆を通り越して
あきれてしまいます。

大企業も油を落とした食材がヘルシーだとうたっていますし、
脂肪分ゼロのヨーグルトなどでスーパーの棚は溢れています。

肥満のほんとうの原因は、隠れ糖質、つまり甘くない炭水化物
の摂り過ぎなのです。ご飯や麺類、パスタ、蕎麦などの
炭水化物は腹持ちがいいので、特にお腹を空かせた子どもや
若者が好んで食べてしまいます。

糖質は甘い物と錯覚しているので、甘味のあるものを控えれば
だいじょうぶだと思っている人が大半です。

現代では、炭水化物(糖質)の割合を減らせて、むしろ脂質や
タンパク質の割合をもっと増やしていく必要があります。

ただし、タンパク質は、良質な肉や魚、卵などから摂るとが
ベストで、プロテインなどで過剰に摂りすぎると腎機能の
低下を誘発するので、アスリートや筋トレを常習としている
人でも過剰摂取には気をつけなければいけません。

脂質に関してはもっと摂取すべきですが、良質な油を
摂らないとかえって健康を損なう可能性があります。

酸化した油はもってのほかですが、オメガ3系の油、
アマニオイル、エゴマオイル、DHA、EPAなどの魚の油を
もっと摂取しなければいけません。
ただし、これらの油は熱に弱いので加熱せずに食す必要が
あります。

炒めものなどでは、オメガ9系に代表されるのが、オリーブオイル
が万能選手です。ただし、オメガ6系のごま油やべに花油は、
摂り過ぎるとLDL(悪玉)コレステロールだけでなく、HDL(善玉)
コレステロールも減少させてしまうので気をつけたいものです。

コレステロールに関しても悪玉、善玉というひとくくりで判断
できなくなっています。細胞膜の材料になたったり、タンパク質、
脂質の代謝に関するコルチゾールなど副腎皮質ホルモンの材料に
なっている重要なものです。

また、7~8割方は肝臓でつくられているので、食事から摂取
される量はそれほど多くありません。

いずれにしても、旧来の常識が非常識になってくることがあるので
最新の知見に対して常にアンテナを張っておかないと、時代遅れの
間違った健康知識にとらわれてしまうので気をつけましょう!

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