UX DAYS TOKYO 2024 - KPIマスタークラス:実務での設計と戦略的活用 参加レポ
KPIワークショップに参加した理由
私たちUXteamは全社横断の組織に属し、各事業本部内のさまざまなプロジェクトにおいてUXデザイン・UIデザインの実務支援を行う他、全社のデザイン力向上を目的にワークショップの企画・運営など様々な業務を行っています。
UXteamが立ち上がって早5年。
5年も推進をしているといろんな事がありますし、社内のいろんな状況が見えてきます。
最初は「UXデザイン」という何かよく分からないけど、価値がありそうなものに興味を持ってもらえたこと、
そしてとりあえずやってみよう!と完全でなくてもできる範囲で体験してもらう期間を経て、
ちょっと体験したからこそ、期待値をもってやってみたけどなかなか上手くいかず、特にb向けのプロダクトにはあまりフィットしないなーとか見えてきたりして、
最初は期待を寄せていたデザインに対して、
現在はできない理由が先行してしまっている状態が往々にしてあるなと感じています。
「そんな状態でどうやってデザインの力や効果を出していくのか」
teamのメンバーたちとこれまでを振り返りながら、教育啓蒙からのアプローチ、プロジェクトへの介入からのアプローチなど多角的に検討をしてみました。
まぁこんな感じであれもこれもたくさん出てくるわけですが…
でもさ、
もしかしたらアプローチだけではなくて、
お互いに使う「言語」に問題があるのかも…
そんな考えがよぎった時、
デザインKPIとビジネスKPIを紐づけて同じ言葉で会話ができれば
もっとデザインが入り込んでいけるかもしれない!とそんな期待をもってteamメンバーのみかみと一緒にこのワークショップに参加することにしました。
ワークショップで学んだこと
UX DAYS TOKYO 2024 KPIマスタークラスのワークショップの対象者と目的
ワークショップの概要
・デザインを「ビジネスで使用している数字」を繋いでいくには?という9時間
・そのためには「共通言語」をしっかり定めるのがおすすめという話
・私たちデザイナーが見ているメトリクスとビジネス、経営陣が見ているメトリクスの表現や数値を比較をして違いを認識し理解する
・同じことを表現する言葉でもビジネスサイドとデザインサイドで違いがあることを理解
・どちらかの言葉を一方に理解してもらい合わせてもらうのでなく、お互いが使える共通言語「KPI」について話せると影響効果について理解してもらいやすくなる
・ビジネスKPIとデザインKPIをつなぐためにやらなければならないことHow toもろもろ(ネタバレになるので詳しくは書かない)
・でもこういう数字(KPI)って簡単に操作できちゃう(実態以上に良く見せることも実は簡単)なので、使い方には注意が必要だってことを改めて脳内に刻む
・ユーザの要望(JTBD)を起点にメトリクスとKPIを設定していくには誰と何をどうしていくのかHow toもろもろ(ネタバレになるので詳しくは書かない)
まぁこんな感じで小春日和の日曜日に9時間学んできたわけですが、目も耳も頭も手もフルパワーで挑んでいたのであっという間って感じでした。
私たちの行っているデザインは「見た目うんぬん」だけの話ではなく、「問題を解決するためのもの」であり、それがどれだけ上手くできているのか・進められているのかはきちんと測定できるものであり、定期的に計測・取得できていればデザインKPIは重要なメトリクスを向上させるためのガイドにもなりますし、デザインの力やその効果をきちんと可視化し伝えることができるようになると確信しました。
最後に(研修に複数人で参加することの効果)
今回はみかみと2人で同じテーマのワークショップに参加しました。
これまでは複数のテーマに分かれてそれをteam内でシェアし合うことをしていたのですが、1人で参加して吸収して複数人に共有するより、同じ時・場で一緒に学びながらお互いインプットしたナレッジをベースに今後の戦略を議論し始められたほうが絶対効果的!!そう感じました。
実際、ワークショップの休憩時間、帰り道に早速明日から何をしようか、そんな話をみかみとしていましたし、
今回学んだことを弊社でトライしてどこまで上手くいくか不安ももちろんあるけど、現状を変える・切り拓く武器をまた一つ手に入れられたことで、それを使って一緒に挑戦してみようとお互いにワクワクしていました。
勉強って学ぶことは一人でできても活かすことは一人では不十分なこともあって、一緒にその時に学んだからこそ同じ熱量で行動に移していけると考えると、今後もteamメンバーとは共に学び、高め合いながら一緒に成長していけるといいなと、UXteamのMgrとしてそんなことも考えさせられたワークショップでした。
書きなぐった感満載の記事で読みにくいったらありゃしない…笑
以上、はすみでした。
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