僕は今日も、空を想う。
おばあちゃんが亡くなった。
朝目を覚まし、携帯の通知を見ると父親から何件もの着信があった。
その後、父親から電話で訃報を聞いた。
病気で、もう何年も寝たきりの状態だった。
最後にことばを交わしたのはいつだろうか。
死んでしまうこと、二度と会えなくなること。
いつかは必ず来る、そう思っていた。
その時が来た。
ただそれだけだった。
もっと話したかった。
21歳で少しは大人になった自分を見せたかった。
将来について、他愛もない妄想を共有したかった。
ありがとう。
大切に育ててくれて
たくさんの愛を注いでくれて
自分の1番の味方でいてくれて
誰よりも自分とその先の将来を信じてくれて。
辛い時、しんどい時。
ダメだなって自信をなくす時。
空を見上げよう。
悲しさ、儚さ、弱さ、頼りなさ。
全て抱えよう。
泣いたっていいじゃないか。
つまずいて転んで擦りむいたっていいじゃないか。
時には、1人ではどうしようもなく、他人に依存したっていいじゃないか。
そんなことを考えながら
僕は今日も、空を想う。
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