見出し画像

noteで話題を呼んだ『だから、もう眠らせてほしい』が晶文社から7月14日に発売!

メディアプラットフォームnoteで医師・西智弘さんが連載したノンフィクションノベル「だから、もう眠らせてほしい」が、晶文社から7月14日に同名書籍として発売されます。本連載は2020年1月、書籍化に向けたチャレンジを宣言してスタート。日本ではなじみの薄い「安楽死」をテーマにした記事は、おおきな反響を集めました。本書はnoteの連載内容へ大幅に加筆修正、新たに書きおろしも加えて構成されています。

「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに掲げるnoteは、これからもクリエイターのみなさんの活動をサポートしていきます。

『だから、もう眠らせてほしい~安楽死と緩和ケアを巡る、私たちの物語』

安楽死を願った二人の若き患者と過ごし、そして別れたある夏に何が起こったかーー。

緩和ケア医が全身で患者と向き合い、懸命に言葉を交わし合ったいのちの記録。

写真家でがん患者の幡野広志、世界の安楽死の現場を取材して紹介した宮下洋一、精神科医の松本俊彦、そして緩和ケア医の新城拓也へのインタビューも収載。

孤立と安楽死、そして社会的処方の意味について問う。

▼noteの連載

著者・西智弘さん

川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター、腫瘍内科/緩和ケア内科医長。一般社団法人プラスケア代表理事。暮らしの保健室・社会的処方研究所を立ち上げ、病気になっても安心して暮らせるコミュニティを作っている。著書に『がんを抱えて、自分らしく生きたい――がんと共に生きた人が緩和ケア医に伝えた10の言葉(PHP研究所)』、編著に『社会的処方:孤立という病を地域のつながりで治す方法』(学芸出版社)などがある。

note:https://note.com/tnishi1 Twitter:@tonishi0610

著者・西智弘さんのコメント

僕が出会った、安楽死を望む2人のがん患者さんの物語を残したいと思ったことが、noteで連載を始めるきっかけでした。

ひとりはスイスに行く手続きを進めながら、それが叶わないなら緩和ケア病棟で薬を使って眠りたいと望んだ30代の女性。そしてもうひとりは、看護師になることを夢見て、子供たちとの関わりの中で静かに死に向かっていった20代の男性でした。

僕は二人と過ごした時間を通じて、生きること、そして死ぬことについて深く考えさせられたのです。人の死生に対する緩和ケアの可能性と、その限界も。

noteでは、マガジン機能を利用し記事をまとめて閲覧できるようにまとめられるうえ、有料・無料の切り替えも簡単にできることなどが魅力でした。

note連載中の「20万PV達成」が書籍化の条件でしたが、無事に達成しての発刊となりました。書籍版では、noteでは書けなかったエピソードや追加インタビューなども掲載していますので、ぜひこちらもお楽しみください。よろしくお願いいたします!

書誌情報

画像1

書名:だから、もう眠らせてほしい~安楽死と緩和ケアを巡る、私たちの物語
著者:西智弘
発行:晶文社
定価:1,760円(税込み)
ISBN-10: 4794971877
ISBN-13: 978-4794971876
版型:単行本
頁数:250頁

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!