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僕自身は老人でも若者でもない微妙なライン上にいると思っているが、調べてみたら40歳で初老、50歳は中老と呼ばれるらしい。なんだよ、中老って。50余年も生きてきて初めて聞く言葉にフフッとなった。

シニア世代に片足を突っ込んでいる身としては昨今の老害と呼ばれる人たちの気持ちもちょっとわかる。老人が若者に何か言いたくなるのはそれまで積み上げてきた知識という名の資産を活用できる機会が自分にはあまり残されていないと気づいているのだ。

だからといって無知な若造を人生の先輩が導いてやろうという態度で良いはずがない。普通にウザがられて拒絶され、資産の継承にも失敗するだろう。誰の得にもならない。

最も穏当な伝え方のひとつが創作だと思う。先人の残したメッセージを若者は受け取ってもいいし、受け取らなくてもいい。曲解してもいいし、反面教師にしてもいい。

僕のnoteは自問自答を目的としている。それだけならチラシの裏にでも書いておけば済むことだ。実際、誰にも見せない大学ノートに書き溜めていた時期がある。

しかし、ネットに置いておくことでいつかどこかで花をつけて実がなるかもしれない。その花を自分の目で見ることは叶わなくても種を蒔くことには意味があると信じている。