見出し画像

安全マージン

わりと最近までクレジットカードを持たずに生きてきた。借金してまで急いで買いたいものがないからだ。お金を借りるということは返済義務を負うということ。それはまさしくカード会社との依存関係にほかならない。ここ数回の記事で書いているように依存は極力減らしたい。

プロバイダとの契約に必要だから仕方なくカードを作ったが、分割払いを利用する気はまったくない。一生使わないと思う。利息を払って自分の未来を拘束されるなんて馬鹿げている。リボ払いに至っては返済を長引かせたいカード会社の魂胆が見え見えで、こんなの誰が利用するんだろうと思っていた。

弟たちが利用していた。/(^o^)\

毎月の支払いはほとんど利息で相殺され、ボーナスで大きく返済してもすぐにまた限度額まで買い物をしていた。典型的な借金地獄である。自分で稼いだお金は好きに使えばいいが、親に無心しているとなれば他人事ではない。家族というシステムの安定が脅かされている。

誰にだって失敗はあろう。そんなときはシステム内の仲間同士で支え合って安定を取り戻せばいい。しかし、支え合うリソースにも限界がある。失敗が何度も繰り返されて常態化するなら根本的なシステムの見直しが必要になる。

結局、弁護士の力を借りて今は落ち着いて暮らしているらしい。伝聞調なのは距離を置くことにしたから。僕のメンタルでは彼らと同じ船には乗れない。