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仮想と現実

5ちゃんねるの何のスレッドだったか忘れたが、VRゴーグルやスマートグラスはiPhone以来の発明で将来はスマホに代わって誰もが携帯するデバイスになると力説している人がいた。

どれほど技術が進んでヘッドマウントディスプレイが普通のメガネ並みに小型軽量化されてもそんな未来にはならない気がする。VR自体には大いに期待している。が、スマホを置き換えるものではない。

スマホのカメラ越しにポケモンがいたり、目的地までの道順が矢印で表示されたりする技術はすでにある。いわゆる拡張現実(AR)というやつだ。これがメガネで日常的に見られると思うとたしかにワクワクする。

しかし、そのワクワクは非日常に対する期待だと思う。今はそれが日常でないから憧れている。実際に日常化してみたらべつに日常である必要はなかったと気づくことになるだろう。

行く先々にポケモンがいたら「またか」となるのは想像に難くないし、年がら年中道案内が必要な彷徨い人の生活はまず精神が疲弊する。あれば楽しくて便利であるのは間違いないが、ずっと携帯または装着しておくほどのものにはならないと予想する。

仮想と現実についてもう少し掘り下げてみようか。

↓つづく