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大好きな親友へ。

初めましての方は初めまして。
前にも記事を見に来てくださった方、また会えてうれしいです。
みなさんおはようございます。infjのわたしです。


今日は雨予報だったのにこんなに晴れてる。神様は気分屋だな。けど、わたしの親友の為に天気を晴れにしてくれたのかもしれない。


わたしには幼稚園からの付き合いの親友がいる。ちっちゃいときはわたしの後ろに常にくっついて、わたしがいないとだめな子だった。いつも静かで引っ込み思案、 内向的で泣き虫な女の子だった。


そんな子が今日、アメリカに飛び立つ。約3ヶ月間、アメリカで開催される大会に出場する為だ。


親友は大学生からクラブに所属し始めた。大学のサークルではない、色んな人が所属していて年齢層が広いマーチングのクラブ。親友はそこで夢を見つけた。夢を叶える為には、アメリカで開催される世界的なマーチングの大会に出場すること自体が名誉的なことになるらしい。


親友は去年、その大会の出場権を獲得するためのオーディションを受けるために、3日間程アメリカに飛び立った。見事親友の努力が実を結び、合格できたのだ。


このオーディションや大会に出場するために、親友は毎日アルバイトを何時間もしている。そのせいで体調を崩すこともあった。しかし「休んでいる暇はない」と言って、治ったら直ぐにアルバイトをして、もちろんマーチングの練習も欠かさなかった。隙間時間が出来たら練習着を来て外に出る。ずっと体を動かすとてもアクティブな子になったのだ。


大学二年生の頃、それまでは沢山会ってお出かけしていたのに、急に会えなくなった。理由はいつも「予定がある。」だった。わたしは悲しくなったのと同時に、絶対なにか理由があるなとは思っていた。そしてある日、LINEに10分近くのボイスメッセージが送られてきた。わたしはそれを聞いて涙が止まらなかった。内容は「わたしはマーチングのクラブで先生になるという夢を見つけた。そのためにはアメリカの大会に出場しなければならない。そしてそのためには莫大な費用が必要。だからわたしは今アルバイトを沢山沢山している。そしてマーチングの練習も沢山している。大会に出場すると決断し切れていなかったから本当の理由を言えなかった。ごめんね。」というもの。


わたしはまず体の心配をした。彼女はきっと沢山の不安を抱えながら頑張らなきゃいけないという精神で毎日生きているのだろうと思った。わたしは「あなた自身を何よりも大切にしてあげて。」と涙ながらに答えた。そして、夢を見つけたことが誇らしかった。そして羨ましかった。それを叶えるために行動する親友が眩しくて見えなくなりそうな程に。わたしから離れた遠くの存在のようにも思えた。キラキラしていた。


あの幼少期の親友からは想像ができない行動力。この子はどこまで成長するのだろう。わたしの後ろに常にくっついていた子が、こんなにもわたしから離れてぐんぐん先を歩いている。親友は最後に会ったとき、わたしの顔を見て泣いた。けど弱音は一切吐かなかった。「すぐ終わるよね。絶対楽しいよね。」と自分に言い聞かせていた。本当は図りしれない不安を抱えているはずなのに、わたしの前では弱音を沢山吐いていいのに。この子はわたしの知らないところでこんなにも成長している。そしてこれからもっと成長しようとしている。本当に自慢の親友だ。


大好きな親友へ。

1番の味方のわたしがいることを忘れないで。いつでも連絡してきて。わたしがあなたを笑わせてあげる。体には本当に気をつけて。世界を自分のものにして帰ってきて。あなたなら大丈夫。今まで沢山頑張ってきたんだもの。大好きだよ。いってらっしゃい。


infjのわたしでした。またどこかで。

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