見出し画像

誰にも言えない後悔の話。

初めましての方は初めまして。
前にも記事を見に来てくださった方、また会えて嬉しいです。
みなさんこんばんは。infjのわたしです。



日曜日の夜に、あなたに聞いてほしいお話があります。
少しだけ付き合ってくれたら幸いです。






あなたが人生で最も後悔していることは何ですか。



わたしはこの質問には答えられない。
親しい友人や家族にも言えない。
初めましての人にも、これから一生関わることがないと分かっている人にも話せない。
簡単に口にしたくないんです。
「そういう人だったんだ。」と突き放されそうで怖くて。


けれど誰かに話したい。聞いてもらいたい。
胸の内を打ち明けて、あなたと共有したい。
なのでこのnoteに綴りたいと思います。




わたしが人生で最も後悔していることは、
大好きな親友をいじめてしまったこと。



高校1年生新学期、友達作りにみんな必死になっていた頃、
女の子のFちゃんに出逢いました。
Fちゃんとは同じクラスで席が近く、
天真爛漫でギャグ線が高い、笑顔が素敵で可愛らしい子でした。
初めましてのはずなのに、昔から仲が良かったような感覚。

「わたし達って本当に運命共同体だよね!!」

真っすぐにわたしに嬉しい言葉をかけてくれていました。
そんなFちゃんのことを心から大好きだったし、
絶対おばあちゃんになっても仲良しでいたいと思っていました。

いつからか5人グループで過ごすようになりました。
わたしとFちゃん、そして少し気が強い3人の女の子。
仲のいい友達が増えたのが嬉しかったし、
毎日笑って楽しく過ごしていました。





ある日、Fちゃんが体調不良で休んだ日。
心配だよとメッセージを送ると、

『わたしがいないところで学校で4人で仲良くしているのを思うと最近不安。私だけ仲間外れになっているみたいで悲しい。私のこと嫌いにならないでね。』

珍しく気弱なことを言ってくれました。
心から大好きなFちゃんを嫌いになるはずがないと思い、

「嫌いになるわけない!絶対にわたしだけはFちゃんの味方でいるから!」

と返しました。
本当にそう思っていたから。
わたしの大好きという気持ちが伝わってほしかったから。




あれは多分秋くらいだった気がします。
定期試験終わりに、わたしと女の子2人の計3人でカラオケに行きました。
なぜかFちゃんはいなかったんです。
さみしいなと思いながらもカラオケを楽しんでいた日の帰り道。
何やらこそこそ話している2人。
さすがに気になったので「何か言いたいことでもあるの?どうしたの?」と聞くと

「最近、Fちゃんうざくね?」
「infjはFちゃんとすごく仲いいから言うの迷ってたんだけどー」

耳を疑うような発言。
Fちゃんがうざい?どこが?
わたしはそんなこと思ったことない。1ミリたりとも。
だってこんなに大好きだから。

その2人は少し、いやかなり気が強い子たちだった。
意見を押し付けて、正当化してくるタイプ。
一緒にいて楽しかったけど、その子たちの発言に傷ついていた自分もいた。
そんな2人に言われたことに、「そんなことない。」と言いたかった。
言えなかった。

「たしかにそうかも。」

弱いわたしはそう口にしてしまった。






それからというもの、Fちゃんを避ける生活が始まった。
そう、いじめである。
いつも5人でいたのに、急に4人でFちゃんを避ける。
Fちゃんと仲良くしちゃダメ。
わたしは必死だった。
いつも一緒だった移動教室も、ペアワークも、帰り道も、何もかも。
必死にFちゃんを避けた。
「わたしはFちゃんが嫌い。」
そう自分に言い聞かせた。
自分の気持ちに嘘をついて生活した。
その頃のわたしは本当につらかった。
学校に行きたくなかった。
そう思っているのはFちゃんのはずなのに。

Fちゃんは戸惑い、笑顔を見せなくなった。
他のグループに所属するようになり、親友ではなくなった。

あの大好きなFちゃんを、わたしがいじめた。
わたしがFちゃんの大好きな笑顔を奪ってしまった。





カラオケ帰りにわたしが正直な気持ちで2人に対抗できていれば、まだFちゃんとは親友だったのかな。
Fちゃんはどんな思いで生活していただろう。
どんな苦しい思いをしたのだろう。
わたしはどうすればよかったのだろう。

謝ろうと何度も思った。
できなかった。
卒業式に手紙を書こうとした。
できなかった。
今更何をFちゃんに話せるのだろう。
何を言っても現実は変わらないのに、許してもらうわけないのに。

今もしもFちゃんと話せる機会がもらえるとしたら、
わたしは涙で何も話せないと思う。
泣きたいのはFちゃんなのに。
わたしが悪者なのに。
謝りたいけれど、わたしには謝る価値もない。
けれど伝えたい、

Fちゃん、苦しめてしまってごめんなさい。
わたしは本当にFちゃんが大好きでした。
弱いわたしでごめんなさい。

Fちゃんが言ってくれたあの気弱なメッセージは、
Fちゃんに対する他の女の子の態度が少しずつ変わっていたことに気づいて
わたしも離れていくのではないかと不安だったのかもしれない。
味方だよって言ったのに裏切ってごめんなさい。
ずっと味方でいたかった。わたしのせい。ごめんなさい。







長々と失礼しました。
これが誰にも言えない「後悔の話」です。
ずっと誰かに話したかった。聞いてほしかった。

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
あなたに大きな幸せが訪れますように。



infjのわたしでした。またどこかで。


この記事が参加している募集

#スキしてみて

525,489件

#この経験に学べ

53,839件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?