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変化していくもの

夕方、空がいつになく
ピンク色に染まっているのをみて、
思わず家を飛び出した。

窓越しの隙間からのぞく空ではなくて、
もっと広い空がみたくなったのだ。

視界が開けた場所まで出てみると、
目の前には、鳳凰の姿。

大きな大きな羽を広げ、目の前にいた。

美しすぎて、はかなかった。


今朝も朝から空をながめている。

今日はあいにくの曇り空。

眺めている傍から、雲は流れていく。
空の景色は移ろいゆくものだ。


われわれ人間だって同じ。
細胞は常に生まれ変わり、
わたしたちも日々変化している。

この瞬間も、「わたし」という存在は
変わり続けているのだ。

誰もが例外なく
いのちの終わりがあり
天に召されるときがくる。

それが、いつなのかは
誰にもわからない。


生まれてくる前、
空の上にいたときに決めてきた
今世でのやりたいこと。

果たしてやれているだろうか。

心はわすれていても
魂は覚えているのだろう。


空の上で決めてきたこと。

刻々と移りゆくときの流れの中で
やりたいことをやり、
魂をぴかぴかに磨きあげて
悔いなくこの人生を全うしたいと思う。


空が教えてくれたもの。

自然はいつだって、
さりげなく
大事なメッセージを届けてくれる。

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