選択的夫婦別姓が全然立法化されないので、とうとう海外法律婚しました🏝️💍


選択的夫婦別姓が全然立法化されないので、とうとう海外法律婚しました

元号が令和になって早5年。
2023年にもなって、未だに「お互いの氏名を変えない」法律婚が出来ない国・日本。
2014年3月、やむを得ず事実婚という形で新しい夫婦・家族が始まり、選択的夫婦別姓の立法化をひたすら待ち望んで早9年。
2015年・2021年に「夫婦別姓制度の導入は『司法』の問題ではなく、国会による『立法』で解決すべき問題である」と最高裁で再三示されたものの、全く動く気配のない国会(もとい古狸爺政治家)。
そんな中、2021年4月に想田・柏木夫妻のお陰で海外法律婚夫婦において、日本の法律上でも婚姻は有効に成立していると東京地裁のお墨付きを頂きました。
「お互いの氏名を変えない」海外法律婚が日本国内でも有効なら、立法化より先に海外法律婚しちゃおう!
ということで、今回海外法律婚に踏み切った訳です。

ところが、情報が全くない!
探せど探せど、業者の海外挙式・緑カード持ち・国際結婚ばかり😭
辛うじて辿り着いた日本人同性婚の方の神noteを頼りに、今回思い切って手続きしてみました。
日本国籍同士の海外法律婚、正直思っていたよりも難しくないので、今回の経緯をnoteにまとめてみます。

【結婚する国】

そもそも海外法律婚なので、日本語で結婚手続きはまず出来ません。
英語の手続きで、日本人にも色々と優しそうな国。
そして神noteを読めば、これはもうハワイしかない!
ということで、完全に独断と偏見でハワイになりました。
後々判明したことですが、ハワイ州での法律婚手続きは、アメリカ50州の中でも比較的簡単な部類に入るので、大変ラッキーな選択でした。

【具体的な手順と必要な旅行期間】

① パスポートとクレジットカードと外貨を準備
② 旅行計画:③結婚登録から⑥手続き完了まで30日以内
③ 保健省ホームページから結婚登録
④ 渡米
⑤ 保健省/結婚許可証代理人事務所で結婚許可証(Marriage License)を貰う
⑥ 裁判所/民事婚事務所で結婚式を行う=手続き完了
⑦ 帰国
⑧ 結婚証明書(Marriage Certificate)が届く

移動:行き1日、帰り2日(時差)
結婚手続き:1日
ということで、最短4日あれば、ハワイ州で海外法律婚が出来ます💍
1週間もあれば、観光も充分楽しめます🏝️

【日本での前準備】

[保健省ホームページ]

必要な人:夫婦本人
必要な物:クレジットカード($65)

まずは神note参照。手続きされる方は全頁熟読すべし!
次に保健省(Hawaii State Department of Health)ホームページから申込✍️
"HOW TO APPLY FOR A MARRIAGE" を1から順に行います。
神noteを見ながら入力するとめちゃくちゃ楽です。
必須項目※以外は空欄OK、当日口頭で確認されます。
最終画面で$65カード払い💸
手続き日時が決まっている方は、続けて面談予約を取るのが望ましいですが、ぶっちゃけ予約なし当日飛び込みでもOKです。
手続き完了後に発行されるLocator IDは、渡米後の手続きに必須です。
手続き完了画面・支払い完了画面•メール等に記載されていますので、印刷して現地持参がお勧めです。

【渡米後】

[保健省(Hawaii State Department of Health)/結婚許可証代理人事務所(Marriage License Agent)]

必要な人:夫婦本人
必要な物:パスポート、Locator ID
住所:1250 Punchbowl St # 310, Honolulu, HI 96813
保健省敷地内の駐車場はチケット前払い制。1時間以内$2でOKです。

左扉(両開き):保健省正面入口   右扉(片開き):結婚許可証代理人事務所

保健省正面入口の右側に結婚許可証代理人事務所のドアがあります。
ドアを開けてすぐ待合室があり、待合順に呼ばれたらLocator IDをスタッフに伝えます。
スタッフとPCを見ながら、事前に登録した内容を1つ1つ確認。
空欄部分・追加項目は、口頭で確認されます。
最後に「今回の申請に虚偽がないこと」を誓います。
その後、結婚許可証(Marriage License)を貰って、保健省での手続き終了!
15分程度の作業でした。

待合室の記念写真スポット
手続き後に貰える説明書
※ 結婚許可証(Marriage License)ではない

手続き後、スタッフに「続けて裁判所で結婚手続きをしたい」と伝えると、「裁判所に電話予約しなさい」と言われます。
電話対応時間:10-12時、月-金
早速電話すると、同日12時に民事婚事務所に来るよう言われます。
また、SMSで確認メッセージが送られます。
なお、民事婚事務所はネット事前予約も可能らしいです。

スタッフの方に頂いた連絡先メモ

[裁判所(Judge)/民事婚事務所(Hawaii Civil Marriage)]

必要な人:夫婦本人
必要な物:パスポート、結婚指輪、結婚許可証(Marriage License)、$100現金住所:547 Halekauwila St #100, Honolulu, HI 96813保健省から車で5分、徒歩15分。
周辺の公営駐車場は現金後払いです。

民事婚事務所

手続き対応時間:12-13時、月-金
11:45頃から受付開始、受付で$100現金先払い💸
部屋の中には結婚宣誓用のセットがあります。
12時に裁判官が来られ、待合順に民事婚が行われます👩‍⚖️

~民事婚の流れ~
① セットに並んで裁判官を見る
👩‍⚖️夫/妻は~~諸々~~誓いますか❓
👫Yes❣️I will❣
② 両手を取って向き合い、裁判官の台詞(日本語)を復唱
👫私はあなたと~~諸々~~生涯を共にします❣️
③ 指輪の交換
👫With this ring, I’ll be wed❣️
④ 誓いのキス💋
👩‍⚖️Congratulations❣オメデトウゴザイマス❣

これで民事婚事務所での手続き終了!
式自体は5分程度で終わりました。

民事婚事務所の結婚式

【帰国後】

手続きから2日後、オンラインで仮証明書(Temporary Certificate)を発行!
手続きから2週間後結婚証明書(Marriage Certificate)が日本に到着!

結婚証明書(Marriage Certificate)

これで私達夫婦は、アメリカでの婚姻手続きが終わりました🙌
日本以外の国で、正式に法律婚夫婦となった訳です👫
日本での法律婚手続きは、選択的夫婦別姓が立法化されたらすぐ行います。
それまでは、海外法律婚夫婦&家族として、これからも生きていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?