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私の楽器歴(DTMその2)

私の楽器歴、意外と読んでくれている方がいるらしくて、恐縮です。

こちら、ライブも直近にてございますので、よろしければ。
(東京近郊ですが)


今回はDTMその2です。
前回、小さなZOOMのMTR(PS-02)で録っていたと言いましたが、
やはりだんだんと学んでいくにつれ、本格的なMTRが欲しくなる。
また、ミックスやエフェクトの使い方を覚えていくにつれて、もっと多機能な機器が欲しくなる。

この辺はいまだに沼で、次から次へと目移りしちゃうんですね。

PS-02でレコーディングして、それをいざCDやテープやMD(懐かしい)に録音しようとすると、PS-02で聴いていたときよりも格段に音が小さいし全体にいきおいがない。

この時は、ミックスダウンだのマスタリングだのといった、レコーディングのあとの処理ということを全く知らないわけで、まあ当然といえば当然なのですが、音が小さいのはずいぶん悩みました。
またPS-02だとCDに焼けない。
PS-02をラジカセにつっこんでソフトにするんですが、そのとき持っていたラジカセだとCDに焼けなかったので、懐かしきMDに焼いてどこかの事務所に送ったりコンペに出したりしてました。

そこでもっとよい機器を、と思い奮発して(というか借金して)買ったのが、KORGの16TRのMTR、「D1600」です。

この頑健なフォルム!

いきなり5TR(うちドラムとベースでとられるので、実際には3TR)から16TRにバージョンアップしたわけです。
まあでかい、重い、硬い。
その当時、私はパソコンなど持っておらず、また一般的にもまだDAW(パソコンで録音するシステム)がそんなに浸透していない時期です。
いきなりハードディスクレコーディング。
こちらは保存容量が20GB。
いまでこそ、96Khzとかで録音したら1曲分にしか相当しない容量ですが、当時はこれで十分でした。
こちらはいまでも自宅の楽器部屋に保管してあり、まだ昔の曲とかが眠っています。

こちらの素晴らしいところは、フェーダーをいじれること。
リテイクやバーチャルトラックをたくさん貯められること、とかですかね。
いまはパソコン内のミキサーをいじっているので、直にフェーダーの上げ下げでミックスダウンするということはないのですが、「音を料理している」感があって好きですね。

まあでも当時20万くらいしたので、まだ学生にはほんとうに痛い出費でした。
その後働くようになって月賦は払い終えましたが、今でも宝物として大事にしています。
この機器をでかいキャリーケースに入れて上京しました。
また、スタジオで録るときもキャリーケースに入れて持って行きました。

一度スタートボタンが効かなくなって、なんとKORGの本社(東京都稲城市)に直接のりこんで修理依頼をしたこともありました。
今思えば本社と修理工場は別なので門前払いをくらうかと思いましたが、
「こちらで修理工場へお送りしますよ」といってくれて引き取ってくれました。
KORGやさしい。感謝。
後日やはり本社まで取りにいき、正常動作を確認。
さらに楽曲制作にいそしんだわけです。

いまではパソコンですが、いずれ機会があったらまたD1600でレコーディングしたいな。

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