アメリカで日本アニメの影響力を思い知った話
久しぶりの投稿です。
写真は関係ありませんが寿司が恋しすぎて行った日本食レストランの
Omakase Combo (めちゃくちゃ美味かった)です。
私は今アメリカに戻ってきていて、今で4ヶ月半ほどになります。
最初の四ヶ月は学校の寮に住んでいたのですが、本当に様々な国の人達と同じ空間で生活していてわかったこと。
日本アニメハンパねえ。
と言うのも、寮にはそれぞれの階にラウンジがあり、大きいテーブルとテレビ、ソファなどがあるくつろぎスペースがあるのですが、毎日と言っていいほど日本語が誰かしらの携帯から聞こえてきます。
そう、みんなアニメを見ているのです。いや〜Netflixの威力たるや。Netflixでアニメが配信され始める前からアニメは人気だったと思いますが、これは世界にさらにアニメが知れ渡る大きなきっかけであったと思います。フランス人に日本カルチャー好きが多いのは有名ですが、他にもサウジアラビア、ドイツ、ベルギー、スイス、トルコ、モロッコ...etc アニメファン総人口は私の学校だけでも予想を遥かに超えるものでした。中にはNetflixで配信されているアニメを全制覇している人も少なくはありません。日本人の私よりアニメに詳しい人なんてもう数えきれないほど。
喫煙所でライターを忘れた時、サウジアラビア人の男の子にライター貸して!と言ったら
『Okay! Katon, GoukakyunoーJyutsu!!』
と言って火をつけてくれたときは流石に笑いました。
皆さんの想像通り、一番人気はやはりナルトです。私はそこまでアニメに詳しくなく、ナルトも途中で見るのをやめていました。そのことを友達に言うと、彼は恐る恐るどこでやめたんだ...と聞いてきたので恐る恐る
じ、自来也が死ぬ前...と答えたら「は?お前は死ね!」と言われました。笑
他にも私はワンピースも途中で見るのをやめており...そのことを伝えると決まっていつも「お前は日本人か?日本カルチャーへの忠誠心が足りてねえ!」とよく言われました。笑
進撃の巨人のファイナルシーズンが出るとなった時なんかはもう興奮冷めやらぬといった感じでみんなそれはそれは楽しみにしていました。あ、進撃の巨人は私も大ファンです!
私のアメリカ人の友達の一人は大×100のつく進撃の巨人のファンで、なんと最初に日本語音声で見たあと、英語音声でもう一度見て内容や心情理解を強め、さらにわからなかったところは解説動画をYouTubeで見るルーティンを全エピソードしているという徹底ぶり...いやあんたが一番心臓捧げてるよ...
また、日本語を勉強したい、現在しているという人は意外と多く、私は最初日本語勉強するより中国語勉強する方が絶対将来役に立つんじゃ...と思っていたのですが、その理由の多くがアニメの登場人物が何を言っているのか、キャラクターの心情をもっと理解したいからという人が沢山いてたまげました。日本アニメが世界的カルチャーになっていることは知っていましたが、まさかここまでとは。
これって、めちゃくちゃ凄いことじゃね、、、?と私は留学して初めて日本アニメの凄さ、そしてどれだけの人がこのカルチャーを愛しているかを知りました。そして日本をさらに誇りに思えました。みんなすごいキラキラした目でアニメのこと絶賛するんだもん。
むしろ、日本はオリンピックの費用を全部アニメ業界にぶっ込んだほうがいいんじゃ無いだろうか。もっともっとこの業界を盛り上げて、アニメを通してクールジャパンをもっと広めるのが国際化へのさらなる一歩なんじゃ無いだろうか。
遠い国の言葉も通じない国の人たちが今日も日本のアニメを楽しみに待っている。アニメのオープニングを一生懸命練習している人がいる。京都アニメーション放火事件を自分の国の事件かのように心を痛めた人がいる。
いやーちょっとアニメ業界の株でも買うかな...なんて思う今日この頃です。
ちなみにですが、何故だかこっちでは「あらあら♡」という台詞がとても人気で (どのアニメの影響かわかりませんが) 何人かから言って!と頼まれた事があり、言ってあげると予想以上に喜んでくれます。
私はこれで二人落としました。嘘です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
Haruko
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