言うは難し、行うは易し

「言うは易し、行うは難し」とは、
口で言うのはたやすいけれども、
それを実行することは、
むずかしいということである。

自分の思っていることを、
素直に言葉で表現したくない。

そう感じていた自分の恐怖心は、
どこから来るかを考えると、
この言葉に至ったわけである。

自らが、人生を懸けて挑み、
満身創痍の人生から得た真理を、
一笑されたくない。
そういう思いが、ずっとあったわけである。

挑戦もせずに、現状維持に努めて生きている。
安全地帯にいるヤツに否定され、
鼻で笑われること。これが、
たまらなく辛く、我慢しがたいこと
だったわけである。

だから、結果を出してから、
モノを言いたかったわけである。

結果が出れば、説得力もあると考えたから、
自分の思いを表現することよりも、
ひたすら実践を積み重ねてきたわけである。

そして今、ようやく納得できる結果が、
出てきたわけである。

自らの挑戦の正しさが、
証明されてきたわけである。

すべてのヒトを納得できるわけではないが、
自分自身が納得できたわけである。

ここにきて、やっと「言わば言え、我関せず」の
心境に至ったわけである。

自分にとっては、「言うは難し、行うは易し」
だったわけである。