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藍と暮らす

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藍に携わることで感じたことをまとめています。
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2024年3月の記事一覧

阿波の藍ビジネスはシステマチックだった

阿波の藍ビジネスはシステマチックだった

 noteでアカウントを作って記事を書くようになってからずっと、「藍染め 儲かる」「藍染め 儲けられる」というキーワード検索で訪問される方が後を断ちません。そして、私はその期待に応えられるような記事を一度も書いたことがありません。今回もその期待に応えるために書く記事ではありませんが、もしかしたらちょっとしたヒントになるかもしれません。

阿波大尽の誕生 江戸時代、藍染の染料となる藍玉(蒅をついて固

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藍墨『藍晶(らんしょう)』に使用する藍顔料

藍墨『藍晶(らんしょう)』に使用する藍顔料

 久しぶりに在庫を補充した藍晶。
 自分たちの畑からこの色ができていると思うと、嬉しくなります。作り始めて今年で12年ですが、墨師さんの元から墨たちが到着すると、いつも本当に嬉しいのです。

タデアイからでも沈殿藍は作れる 私の藍染めの師匠は、沈殿藍をタデアイから作ることはできないと思っていたそうです。だから、私たちが徳島県で栽培したタデアイで沈殿藍を精製していることを知った時は驚かれたと、ご本人

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藍と旅 第3回本建て正藍染展

藍と旅 第3回本建て正藍染展

 今回のテーマは軽やかですね。そして、初の東京開催です。
 藍染め石けんシリーズも久しぶりにイベント復帰します。なんだか感慨深いですが、浸ってる場合じゃない。まだ予告の段階なのに…

旅する藍の姿 今回の展示会のテーマは「旅」。藍染めは旅人に嬉しい機能満載です。ゴールデンウィークの準備に、ぜひお役立ていただきたいのが藍染アイテムの数々です。
 その機能性や歴史のエピソードを、展示会の前日4月19日

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