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ランジェリー素材

フランスのシルクドレスに付属していた インナースリップを
長い間着ていた ぴったりしているので脚捌きは軽くなく
年数を経たこともあり センシュアルな気持ちを盛り立てるものを探した
少し厚手のシルクはこっくりとまろやか 肌にやさしく添い心地良く包む
羽のような軽さがじんわり温める やわらかな色味となびく裾が愉しい

化繊のランジェリーを着けられなくなり 素材を切り替えた
柔らかなオーガニックコットンは 汗を吸うと重たくなり
かゆみと冷たさはネック コットンヘンプも心地よさそう

シルクやウールは薄く軽く においも気にならない 
シルクは着けた瞬間に馴染む 洗いも容易

汗が抜けるまでには時間がかかる ウールは上半身にくるものだと
汗でかゆみが出ることも これらを着て過ごした今夏は
ヒップや上半身の荒れがなく 他のタイミングもあったのだろうけれど
素材を意識することとなった タンガは楽で気分も華やぐが
素材や締めつけ具合で生じる擦れなど 少なくない負担がある場合も
ゆるめて 詰まりを解放していきたい 

内側がコットン素材のレースブラは デザインに色合い
胸を美しく魅せるシルエットと 日々の闘いを支える存在だった
有楽町にあるお店の女性は親切で フィッティングも素晴らしい
長距離移動の際 きっちりしたランジェリーを窮屈に感じるようになり
胸を高く導くことより 選ぶ素材と形は変わってきた

シルクのショーツは くるくる畳むととってもコンパクト
タンガは元から小さいけれど シルクならさらに嵩張らない
柔らかな色味に 心地よい手触り
締め付けからの解放 手洗いも短時間で済む

ウールは乾きが早く 機能性が高い
冷えがちな乗り物移動の際も快適で 山登り等でも動きやすい

今までは旅先で古くなったランジェリーに さよならし
帰途の荷物を減らしてきたが 素材を変えたことにより薄く軽くなった
ブラジャーは複雑な作りが目立つが 作りもシンプル
役目がおわったあとも 掃除に役立てやすい

合う素材を見つけたなら 思わぬ心地よさに出逢えるはず

*『人生を美しく生きる女は、服の下から美しい~フランス女性に学ぶ大人のランジェリーのすべて』(キャスリン・ケンプ‐グリフィン、坂東 智子 訳・’16・ディスカヴァー・トゥエンティワン)
素材や機能、多彩なアイテムについて 詳しくユーモアを込めて語られる。
レースデザインは 見ているだけで愉しい。

Erat, est, fuit あった、ある、あるであろう....🌛