見出し画像

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう ストレングス・ファインダー』

上司への対応策として 早く知っていたら楽になれたなと思う
時に互いの興味関心がなかなか重ならず 思いを汲み取りにくいことが
ああこれだと 納得がいった上司の資質を見つけ
そのひとにとっては勝つことがなにより大切で 仕事だと割り切ろうにも
協働するうち見えてくる 相手の人柄により更に奮い立たせられる自分には
タスクの完遂だけでは充実感に乏しく 萎むやる気を維持し
日々の締め切りに対応していた ラオスに行ってから
何でも言葉にしないと進まないどころか なかったことになる事態に直面し
自分の言葉で伝えるようになってきた 意見の対立を恐れなくとも
落としどころ探りに難航することは多く 歯痒さの解消には時間がかかる

提示される34の資質は 幅広く人びとの持つものをカヴァーしていて
どうしてこんなにわたしの性質がわかるのだろうと 驚く場面も
読んでいくと 仕事仲間や濃い繋がりのひとの顔が浮かぶ

   “何にでもなりたいものには「なれない」が、
    本当の自分を大きく飛躍させることが「できる」”

わかってもらえないなぁと感じることも あたりまえ
ヴァラエティに富んだ 人びとを括るほうが無茶
昔持っていた中学生クラスで 授業後に笑顔でまだ先生のこと掴めんわぁと
言ってきた男の子 二十年生きた自分にもまだ全部わからないのに
下の子にも言われるとは と何だか寒風吹いた夜
分類しようとする人はどこにもいる 自分の規格を持ち出されると
逃げたくもなるけれど これだけ多様な世界にあって
あてはまらなくてもいいかと 最近やっと力を抜けるように

周りをみていても 意外だなと思うふたりが親しく話している場面
相対する資質のようでも 重なる部分があるのかなと見ていたが
いいところを伸ばしたり 形にしていく上で助けになる資質があり
その性質がつよい相手と組むと 高め合いスムーズに力を働かせられるよう

自分も学生時代から なかよしの友人といると決まって
ふたりは友達なんですねと 声をかけられることが多く不思議だった
相手からすると 私たちの取り合わせにフィットするものを見出せないよう
私は賑やかで社交的な人間だが なかよしの子らは落ち着きある人物が多い
知性や安定性を求めるゆえか ぱっと見て異質に映るもの
ミックスすると高まるものの面白さは未知数 決めてかからず
調和を図るのも また愉しさが広がっていく遊びがある

本式GALLUP社のテストは 書籍かサイトでの購入により取り組める
今回は同様のリクナビ無料版でテストし あてはまるものを探して
(30分程度で回答できるもの。12分で終えた)
ほほうと楽しく 自覚のあるものも意外なものもやはりあって
一個人を構成する要素は様々 自分の上位5つの資質は与えられた種
芽吹きや開花は自分の行動次第 “「いまのあなた」から始め
生まれ持った才能に専念し” 成長に繋げられたら世界にも喜ばれそうである

『STRENGTHS FINDER 2.0』
(TOM RATH、古屋博子訳・’17・日本経済新聞出版社)

Erat, est, fuit あった、ある、あるであろう....🌛