見出し画像

ひとり

魂が呼ぶひと すぐに打ち解ける関係性がある
年齢や性別 ポジションなどとは関係なく 率直に話せる相手
時折人から役職が違うのに どうしてそんなに普通なのと問われる
かしこまる必要があればそうする 相手の重ねてきた年月や
仕事に励んできた日々への敬意 子どもでも大人でも人間どうし対等な存在
年齢が小さくても 大変な労苦のなかにある子もいる

役職名は組織においては大切な呼称だけれど その人が持つ名も大事
流れを愉しみ話せる相手は多くない 限りある生のなか楽しくなる人と
いま話をして 魂を喜ばせ磨きたい 人との関係は水物
澱ませずさらさらとゆく 離れても遠くからでもつながるものは繋がる

ひとりであることを受け入れ認められると 楽になってゆくのだろう
人とでなければ 喜びにあえないという思い込みがあるのか
走ること 踊ること 絵筆をとり ドラムを叩き 自然のなかに身を置く
ひとりで喜びに至れる道は想像より多い ひとつでも複数でも
自分を喜ばせられると 人間はどんどんひらいてゆかれる

誰かを怖がらせ傷つけ 服従させるところに真の喜びはうまれない
人は元来ひとりであり時々の都合も 体調のゆらぎや月のもの
いつも同じではなくたゆたって 各人のリズムを感じると発見もある
合せられない合せたくない気持ちにも 腰を据えて向かい合い
わだかまりやしこりを解こう 他の誰も代わり得ない生をどう歩くか

思い悩まずエネルギーを必要なところへ回せたら よい循環へ
ひとりで感じる喜びも 大切な人と喜び合うことへつながっている
誰かへの寄り掛かりも減り 重心も安定しはじめよう
ひとりで歩く道は細くなって太くなって つむぎ糸の如く自然な陰翳を生む
自分もひとも 数多の生命と関わり織り上がっていく

photo: T

Erat, est, fuit あった、ある、あるであろう....🌛