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AFRO BLOGメルマガVOL.9 コーヒー豆はサブスクに適さない商品?【後編】

こんばんは。
メルマガ第9回目です。

すいません、
コーヒー豆の定期便についての後半ですが、
だいぶ間があいてしまいました。

でもご安心ください。
前回の内容なんて覚えてないよ!って方でも
そもそも読んでいないよ!って方でも
大丈夫なように書きます。



さて、前回の内容ですが、

定期便など
サブスクに適した商品というのは、
「積極的に欲しいとは思わないが、
継続的に購入(摂取)した方が良いもの」

であり、
つまり健康食品とかサプリとか
「定期的に買わなければいけない商品」
がサブスクに適している、と言える。

そしてコーヒーは嗜好品。
だから、コーヒー豆売りは
基本的にはサブスクに適していない。


そんな内容でした。

それを承知で、
それでもコーヒーのサブスクサービスを
展開するとしたら?

どうすればいいでしょうか?

言い換えると、コーヒー豆販売に
どのような付加価値を付ければ、
その「サブスクに適さない」という壁を
乗り越えることができるのでしょうか?


これを今回のメルマガでは
考えてみたいと思います。

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コーヒーの定期便の大手と言えば、
「Post Coffee」
が有名ですね。

コーヒーの適正診断を行って、
自分好みのコーヒーを毎月
届けてくれるサービスを行っています。

この会社は、
あるときに常識にとらわれない発想で、
変わったことをやり始めました。

それは、
「日本中、世界中のコーヒーショップの
豆を仕入れて、お客様に提供する」

というサービスです。

このサービスによって、
「自分好みの豆が毎月届く」
に加えて

「世界中の有名コーヒーショップの豆届く」
というワクワク感の
付加価値が加わりました。

いわば、
コーヒー豆のセレクトショップというか
コンシェルジュ的な立ち位置のサービスを
展開したんですね。

私はこれを知ったときに、
かなり魅力的だな、
と思いました。

Post Coffeeについては
ブログ記事にしています。
PostCoffeeのリアルな口コミと評判は?焙煎士のガチレビュー。

商品の性質上、
サブスクに基本的には適さない
コーヒー豆でしたが、
このセレクトショップ方式の付加価値が、
多分ウケがよかったんだと思います。

その証拠に、
ポストコーヒーの売り出し方に
変化が出ました。

それが、こちらです。
prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000042878.html

そうです。
「コーヒー版ZOZOTOWN」
と主張するようになりました。

今までは、
「コーヒー豆の定期便屋」
として、コーヒー診断によって
あなた好みのコーヒーを毎月お届けします。
という売り文句でした。

しかしこれが変化して、代わりに、
「世界中のコーヒー店の豆も届けるよ」
となり、
「コーヒー豆のセレクトショップ」
という立ち位置・ブランディングを
明確に打ち出し始めました。

そして今や、
「コーヒー界のZOZO」
を名乗るようにw

キャッチーで
とても分かりやすいです。

この変わりっぷり、進化っぷり。
素晴らしいですね!

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このように、
コーヒー豆の定期便最大手の
PostCoffee自身が、もはや
定期便を打ち出さなくなりました。


やはり、コーヒー豆は
サブスクを売りにしても
引きが弱かったのではと推測されます。

PostCoffeeはGoogle広告を
打ちまくっているので
費用対効果を厳密に計測しているハズ。
その結果、
「定期便」よりも、
「ZOZO」でいこう。

となったんだと思います。

セレクトショップ方式にして、
そのワクワク感の付加価値で勝負!
そのように考えたのだと思います。

※正確に言うと、サブスクを
バックエンド商品として
位置付けを変えたんだと思います。
セレクトショップは集客のための
フロントエンド商品ですね。


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Postcoffeeの事例からも
コーヒー豆という商材はサブスクに
あまり適さないと考えられます。

それなのに、
今やサブスクに取り組む
コーヒーショップの何と多いことか。。
完全にレッドオーシャン。
激戦です。

しかしこの戦いを
ポストコーヒーは、
セレクトショップ方式という
付加価値
で有利に進めようとしています。

これは、
非常に参考になる事例かと思います。

では、他にも方法はあるでしょうか?

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このようなときに、
有効な考え方としては
「全く異なる商材で、
サブスクサービスで成功している事例」

を調べて、
そのエッセンスを抽出して応用する、
というやり方です。

そのようなカタチで考えたとき、
私はデアゴスティーニが良いかと
思いました。

昔からある、サブスクの王者です。
初回が安くて、
何かひとつのものを
少しずつ完成させていくやつです。

例えばプラモデルとか。
図鑑とか。

これを応用して、例えば
コーヒー図鑑を完成させていくのは
どうでしょうか?

  • 生産国

  • 銘柄

  • 品種

  • 精製方法

  • 焙煎のレベル違い

など、いくつか切り口はあります。

初号の内容は、

  • 空白だらけのコーヒー図鑑

  • ドリッパーとペーパー

  • 第1弾としてブラジルのコーヒー豆

  • ブラジルコーヒーの詳しい説明

という感じでしょうか?

そして毎号、1種類のコーヒーを
消化するようにします。

豆とともに、
その詳しい説明を届けます。
そうして、
図鑑の空白を埋めていきます。

最終号にてコーヒー図鑑が完成。

そのときには、購入者は、
すべての生産国、
すべての品種、
すべての精製方法
に詳しくなれるし、
そのすべてを味わったことになります。

コーヒーの魅力を
あまねく味わうことができて楽しいし、
勉強にもなる。

そんなコーヒーの定期便、
どうでしょうか?

ネックとしては、
有限だということですね。
30号から引っ張れても50号くらいで
終了になるかと思います。

私が今後、
本格的に自分のネットショップを
稼働させるとしたら、
本気で取り組むかもしれません。

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私はデアゴスティーニを
持ってきましたが、
他にもアイデアは
たくさん出てくるかと思います。

もし良いアイデアを
思いついた方がおりましたら、
是非こっそり教えてくださいw

今回はこのへんで。
ここまでお読みいただきまして、
ありがとうございました。

アフロの焙煎屋
いっちー

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