【インド賃貸】賃貸物件の探し方
私は2024年2月に、日本で働きながらもインド現地採用への転職が決まり、次のステップとして、インドでの住むところを決めなければなりませんでした。
銀行口座作成などのために賃貸契約書が必要になるので、2024年6月の就業開始前から、日本で物件を探し始めることにしました。
私の就職先には住宅紹介や住居を会社が手配してくれるようなサポートはなく、0から自力で探す必要がありました。
外国人である私と賃貸契約書を発行してくれることに加え、私の同居人も一緒に住める物件がいいという条件があったため、部屋探しは現在進行形で非常に難航しています・・・。
本記事では、インドの住居について、外国人にとってインドでどのような住居の選択肢があるのかをまとめました。
余談
オンラインで賃貸契約書
インドではNCR, Chennaiなど主要都市では完全オンラインで賃貸契約書を完了することが可能です。
そのため、オーナーと借主が賃貸契約書の内容に合意さえできれば、日本にいながらでも住む場所を決める事は、理論上可能ですが、写真と実際の部屋の感じが違うということはよくあるので、内見することは必須といえます。
渡航前手続き
就労ビザの取得とFRRO登録については、賃貸契約書自体は必要ではありませんでした。
就労ビザやFRROにはホテルの予約書で十分で、予約書を就職先に提出すると、私がどこに滞在する予定なのかホテルの住所を使用して必要書類を作成してくれました。
また、FRROについては、ホテルなど滞在先が政府に提出する「Form C」という書類のコピーで登録ができるそうです。
住むところの探し方
4つの方法を紹介していきます。
インドの賃貸紹介サイト(インド版SUUMO)
サービスアパートメント
PG
日本人向け物件紹介会社
インドの賃貸紹介サイト
日本のSUUMOやホームメイトみたいなものがインドにもあります。
MagicBricksやNoBrokerといったものが主流で、気になった物件のページからオーナーまたは仲介会社へ個別に連絡をすると、内見をしたり確認したいことを聞いたりできます。
カスタマーケアのサービスもあり、1万円強で45日間専任不動産ブローカーが一緒に部屋探しを手伝ってくれるプランもあります。
MagicBricksは何件でもオーナーに連絡を取ることができますが、NoBrokerは連絡先を知れる物件数に限りがあるので、無料枠で探すのであればMagicBricksの方がおすすめです。
また、基本的に電気・ガス・水道代などの公共料金は賃料に含まれていないことが大勢です。
⭕️ メリット
インド人も利用するサイトなので家賃がお値打ちな物件が多い
フィルタリングがあるので少しだけ自分の条件を入れて物件を調べられる ※ 日本の物件検索サイトほどフィルターは充実していません
❎ デメリット
セキュリティーや清潔度に不安のある物件が多い
通話無料アプリではなく携帯直通にかけてくるオーナーまたは仲介会社も多いので、日本の電話番号しかない場合、国際電話になってしまう
一定数を超えると、課金しないと使用できなくなる
物件自体が多いので、土地勘がないと絞り込みにくい
Security Deposit(敷金)が高い。Chennaiだと3-6ヶ月分の賃料が取られます。
また、デメリットではないですが、現地のインド人とやりとりが発生するので、英語が不安な方にはあまりおすすめできません。
もし物件自体を気に入っても、その後賃貸契約書の内容交渉などが発生するためです。
サービスアパートメント
Airbnbやagodaなど宿泊目的のフラットや部屋などで、長期(11ヶ月以上が通常)滞在するので賃貸契約書を結んでくださいとお願いするパターンです。
特にAirbnbなど宿泊単価が高めの物件はセキュリティーがしっかりしていたり、清潔感のある部屋になっていたりと、日本生まれ日本育ちとしてはありがたい条件の物件が多いです。
公共料金をどちらが負担するかは、オーナーとの交渉によります。
例えば、電気代以外はオーナーが負担する、電気代以外はオーナー負担だけれど一定金額以上の電気代は借主が負担するなど、交渉の流れによっては賃料を下げてもらうことも検討してください。
⭕️ メリット
セキュリティー設備があり治安が比較的良い立地にある物件が多い
清潔感のある物件が多い
外国人への対応に慣れているオーナーが多い
敷金0にするなど、賃貸契約書の内容を交渉しやすい
全家具付き(Fully-Furnished)のため引越しが楽
❎ デメリット
高い。賃料がとにかく高いです。
フラットではなく1BHKや1Rなど狭めの部屋を紹介される場合がある
インドの賃貸物件紹介サイトと同様に、現地のインド人とやりとりが発生するので、英語が不安な方にはあまりおすすめできません。
また、オーナー自身が海外にいるとFRROで引っかかる可能性があるので、念のため事前に確認することが望ましいです。
PG
Paying Guestの略で、主に学生向けにワンルームの貸し出しを行っています。
インド人には「PG」で伝わります。
主なサービスプロバイダーとしてはZolostaysやColiveなどがあります。
ただ、基本的にはインド人の学生向けで、日本の学生寮みたいなものです。
社会人(しかも外国人)を対象にするケースはあまり見られませんので、事前に問い合わせをしてみる必要があります。
⭕️ メリット
安い!ややきれいめな一部屋でも1万ルピー前後の賃料です。
全家具付き(Fully-Furnished)のため引越しが楽
朝ごはん付き、毎日の部屋掃除付きなどの物件もある
❎ デメリット
そもそも外国人と賃貸契約書を結んでくれる物件が少ない
キッチンがない物件がほとんど
日本人のメガネにかなうような清潔さかどうかは実際に物件を見る必要がある
日本人向け物件紹介会社
RELOやスターツなど、日本人のための物件を現地にいる日本人が紹介してくれる不動産の仲介会社もあります。
⭕️ メリット
日本語でのやりとりで物件探しや契約を進められる
セキュリティーがしっかりしており、比較的治安の良い立地の物件が多い
❎ デメリット
仲介料と賃料が高く、現地採用には非現実な価格な物件が多い
地域によってはサービスを行っていない会社もある
人によってメリットかデメリットか分かれることですが、日本人が多く住む高層団地の物件も多く、日本人コミュニティーとよく関わりたいか関わりたくないかも考慮する必要があります。
私の場合、
① 外国人
② 賃貸契約書が必要
③ 異性の同居人がいることという条件に合意してくれる
というオーナーは多くなく、サービスアパートメントで高い賃料を払うのが手っ取り早いといえました。
私の場合、結局計3週間ほど物件を探しまくり、Airbnb(サービスアパートメント)で見つけた小さな部屋を11ヶ月間賃貸契約してもらうことになりました。
インド版SUUMOのようなサイトでコンドミニアムの部屋自体を見つけることはできましたが、同居人がいることが大きなハードルで、どの部屋もOKがでませんでした。
ご家族がいるような方や単身で越した方にとっては、インド版SUUMOのようなサイトがおすすめですが、やはりAIrbnbのようにサービスアパートメントの方が外国人慣れしているオーナーも多いので、やり取りも含めてスムーズなように感じました。
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