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ムンバイ旅行!巨大洗濯屋さん”ドービーガート”

こんにちは!
畑中です。
今回は、ムンバイで有名な巨大洗濯屋さんのドービーガートに行って来たので、その時の記事を書きたいと思います。

ドービーガートを簡単に表すと”巨大な洗濯屋さん”。
ドービーガートをネットで調べると、”スラム街”とか書かれていますが、
インド在住の私から言うと、スラム街ではなくて、巨大な洗濯屋さんが観光地になっている感じです。

ドービーガートの入り口付近に行くと、ガイドのような人がいると思うので、ガイド料を渡して中を見学します。

ドービーガート内部
業務用洗濯機が稼働している

上の写真で分かるように、洗濯で使う設備が並んでいます。
もちろん昔は、手洗いでしたが、今は業務用洗濯機が稼働していました。
基本的に洗濯職人として働くのは男性のみです。
ちなみに、ガイドのおっちゃんの説明によると、ドービーガートには現在およそ5,000人が居住しているとのこと。
5,000人というのは働いている人々が5,000人ということではなく、家族を含めた人数です。

ガイドのおっちゃんは生まれも育ちもドービーガートとの事でした。

ヒンズー教の旗が多くはためく

ちなみに、写真に多く映っているオレンジ色の旗は、ヒンズー教の旗です。
今年(2024年)のはじめあたりから、インド全土でヒンズー教のオレンジ色の旗を多く見かけました。
もともと、イスラム教のモスクだった場所を無理やり潰して、ヒンズー教の巨大な新しい寺院を建てたことを祝して、インド各地のヒンズー教の方々がこのオレンジ色の旗を掲げていたのですが、ここで、私はガイドのおっちゃんがムスリム(イスラム教徒)であることに気づきました。

本来、インド国内において、イスラム教とヒンズー教の争いは毎日のように起きており(相当仲が悪い)、都市部においても宗教によって住むエリアが分かれている場合が多いですが、
ドービーガートでは様々な宗教の人々が一緒に同じエリアで住んでいるので、生まれも育ちもドービーガートであるガイドのおっちゃんは、旗が気にならないとの事でした。

ボリウッドの撮影があったエリア

上の写真のエリアは、ドービーガートの中でも有名なエリアです。
普段はそんなに使わないが、実際にボリウッドの映画撮影がここで実施されたこともあり、撮影の際は上半身裸の男の人たちが横一列に並び、手洗いで洗濯するシーンを撮影したとの事です。
ただ、上に書いた通り、現在は手洗いではなく、ほとんど業務用洗濯機でやっています。
この時は、運よく?一人のおっちゃんが上半身裸で自分の服を洗っていました。

日本人アーティストAIKOさんのサイン

上の写真は、日本人アーティストのAIKOさんが描いた絵だと説明がありました。

光が差し込む

上の写真は、アイロンをかけるエリアでしたが、太陽の光が差し込みとても綺麗でした。

ガイドのおっちゃんと熱湯

ドービーガートでは、シーツを多く洗っていましたが、ホテルや病院が取引先との事でした。
病院のシーツの場合は、衛生面の観点から上の写真のとおり、ドラム缶の中の水を熱湯にして、その熱湯を使用して洗濯をするのとことです。

周りに高層ビルが建っている

以上、ドービーガートでした。
上の写真からもわかる通り、まるで昔のインドの光景と高層ビルが共存している風景はとても面白く、意外と楽しめました。

皆さんもムンバイを訪れた際は、ドービーガートを訪れてみてはいかがでしょうか?

畑中

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