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「インディアンムービーウィーク2022 パート1」上映10作品が決定!

インド映画の特集上映「インディアンムービーウィーク2022 パート1」上映10作品が決定しました。

【上映作品】

1. シャンカラーバラナム 不滅のメロディ

(原題:Sankarabharanam)
※IMW初上映

シャンカラーバラナム 不滅のメロディ

南インド古典声楽の巨匠シャンカラ・シャーストリと、彼を崇めるトゥラシ。娼家に生まれたトゥラシは神前の巫女のようにシャンカラに仕えたいと望んでいたが、残酷な運命はそれを許さない。二つの純粋な魂の彷徨の道筋を彩る古典音楽と古典舞踊の饗宴。求道と信仰が一つになる圧巻のクライマックス。インド映画の「芸道もの」の金字塔。

※2015年にデジタルリマスターされたタミル語吹替版。

監督:K・ヴィシュワナート
キャスト:J・V・ソーマヤージュル、マンジュ・バールガヴィ、トゥラシ・シヴァマニ
音楽:K・V・マハーデーヴァン
1979年(2015年リマスター版)/ タミル語/136分
映倫区分:G
©️Poornodaya Art Creations

2. デーヴダース

(原題:Devdas)
※IMW初上映

デーヴダース

大地主の息子デーヴダースが留学から戻ってきた。彼は実家に戻るより前に、幼なじみのパーローに会いに行く。それほど想い合っていた二人だったが、身分の違いを理由にデーヴの家族から結婚を反対される。パーローは年が離れた富豪に嫁がされ、失意のデーヴは高級娼館に通い、娼婦チャンドラムキーの慈愛もはねのけ、酒浸りの日々に墜ちる。何度も映画化された古典的な悲恋物語を、バンサーリ監督が、人気3俳優を起用し、名だたる古典舞踊家の振り付による華麗なソングシーンを盛り込み作り上げた映像美の世界。多くの映画賞を受賞した。

監督:サンジャイ・リーラー・バンサーリ(『パドマーワト 女神の誕生』)
キャスト:シャー・ルク・カーン(『命ある限り』)、アイシュワリヤー・ラーイ(『ロボット』)、マードゥリー・ディークシト(『地獄曼荼羅 アシュラ』)、ジャッキー・シュロフ(『ビギル 勝利のホイッスル』)、キロン・ケール
音楽:イスマイル・ダルバール
2002年 / ヒンディー語/183分
映倫区分:G
©️Red Chillies Entertainment ©️Mega Bollywood ©️Eros Worldwide

3. マドラス 我らが街

(原題:Madras)
※日本初上映

マドラス 我らが街

タミルナードゥ州の州都、かつてマドラスと呼ばれていたチェンナイ。その北部のヴィヤーサルパーディという地区は、公団団地が林立し、ダリト(被差別カースト)を始めとする低層階級の住むコロニー。このコロニーは対立する政党によって二分されていた。ここに生まれ育ったカーリは、ホワイトカラー職に就き、余暇にはサッカーに熱中し、毎日を楽しく暮らしていた。政治活動に熱心な親友のアンブに引きずられて、彼は派閥抗争に巻き込まれていく。パー・ランジット監督は本作で大きな注目を集め、多くの映画賞を受賞しただけでなく、大スター、ラジニカーント主演作品を手掛けるチャンスを得た。カールティ(『囚人ディリ』)主演。

監督:パー・ランジット(『カーラ 黒い砦の闘い』)
キャスト:カールティ(『囚人ディリ』)、キャサリン・トリーサ、カライヤラサン
音楽:サントーシュ・ナーラーヤナン(『カーラ 黒い砦の闘い』『僕の名はパリエルム・ペルマール』)
2014 年/ タミル語/ 150分
映倫区分:G
©️Studio Green

4. 結婚は大変

(原題: Shubh Mangal Saavdhan)
※日本初上映

結婚は大変

マーケティング会社で働くムディットは、片思いの女性スガンダにプロポーズし、婚約に漕ぎ着ける。映画のような結婚に憧れていたスガンダは、お見合いではなく恋愛結婚として進めようと、彼と付き合い始める。結婚が近づくにつれ二人は親密になるが、ムディットに「男性機能の問題」があることが判明する。インド映画に頻繁に登場するテーマ「お見合い結婚」を、現実的な問題を絡めて描いた結婚コメディ。

監督:R・S・プラサンナー
キャスト:アーユシュマーン・クラーナー(『盲目のメロディ インド式殺人狂想曲』)、ブーミ・ペードネーカル/ジミー・シェールギル(特別出演)
音楽:タニシュク・バーグチー
2017年/ ヒンディー語/ 104分
映倫区分:G
©️Colour Yellow Productions ©️Eros Worldwide ©️Y Not Studios

5. ピザ 死霊館へのデリバリー

(原題:Pizza)
※日本初上映

ピザ 死霊館へのデリバリー

ピザ配達員のマイケルは、幼馴染のアヌと同棲中。都会の片隅でささやかな暮らしを営んでいた。ある夜マイケルがピザを届けにとある豪邸に赴くと、受取人の女性が途中で消え、不可思議な出来事が立て続けに起こり、彼はそこから逃れられなくなってしまう。その館では過去に何が起こったのか。一方、少し前に、ピザ店のオーナー宅では、少女への憑依現象が起こっていた。二つの怪異の間には関係があるのか。2000年代後半のタミル語映画界に興こった「タミル・ニューウェーブ」の潮流から生まれた作品の中で、本作はホラー作品としては突出した高評価を得た。他の言語にもリメイクされたカルト的な1作。

監督:カールティク・スッバラージ(『ジガルタンダ』)
キャスト:ヴィジャイ・セードゥパティ(『キケンな誘拐』『俺だって極道さ』)、ラミャ・ナンビーサン(『ウイルス』)、カルナーカラン(『キケンな誘拐』)
音楽:サントーシュ・ナーラーヤナン(『カーラ 黒い砦の闘い』『僕の名はパリエルム・ペルマール』)
2012年 / タミル語/120分
映倫区分:G
©️Thirukumaran Entertainment

6. 進めクマール! 恋愛必勝法

(原題: Theeya Velai Seiyyanum Kumaru)
※日本初上映

進めクマール! 恋愛必勝法

恋愛至上主義の風変わりな家庭に育ったクマールは、幼少時の失敗の経験から異性に対して超奥手なまま結婚適齢期を迎えた。オフィスに新しくやってきたサンジャナに一目ぼれするが、そこにはジョージという手強い恋敵がいた。諦めきれない彼は、モキアという名の怪しげな恋愛指南師に頼って特訓を受ける。風刺が効いたロマンティック・コメディ。ソングシーンの一部が富山県で撮影された。

監督:スンダル・C
キャスト:シッダールト、ハンシカー・モートワーニー、サンダーナム
音楽:C・サティヤ
2013年 / タミル語/138分
映倫区分:G
©️Avni Cinemax ©️UTV Motion Pictures

7. カクテル 友情のトライアングル

(原題:Cocktail)
※IMW初上映

カクテル 友情のトライアングル

ミーラーは夫と暮らすためにロンドンにやってくるが、再会した夫から偽装結婚だったと告げられ、追い出されてしまう。住む場所もない彼女を救ったのは、パーティー三昧の日々を送る写真家のヴェロニカだった。ミーラーは彼女の家に間借りし、二人は親交を深めていく。ヴェロニカと付き合い始めたガウタムもその家で暮らし始めるが、彼はミーラーにも好意を抱き、3人の関係に歪みが生じ始める。ロンドンを舞台にした、ファッショナブルな恋愛ドラマ。

監督:ホーミー・アダジャーニア(『イングリッシュ・ミディアム』)
キャスト:サイフ・アリー・カーン(『インド・オブ・ザ・デッド』)、ディーピカー・パードゥコーン(『パドマーワト 女神の誕生』)、ダイアナ・ペンティ、ランディープ・フッダー(『タイラー・レイク -命の奪還-』)
音楽:プリータム(『バルフィ!人生に唄えば』)
2012年 / ヒンディー語/146分
映倫区分:G
©️Cocktail Film ©️Eros Worldwide ©️Illuminati Films ©️Prime Focus ©️Raj Film Productions

8. アリーガル

(原題:Aligarh)
※IMW初上映

©️Karma Pictures ©️Eros Worldwide

インドでは植民地時代に制定された刑法377条により、長年、同性間の性行為が犯罪とされていた。2009年にデリーの高等裁判所はこれを違憲と判断し、同性愛は犯罪ではなくなった。2010年、アリーガル・ムスリム大学のシラース教授は職員宿舎での同性愛行為を盗撮され、解雇された。新聞記者のディープーは学部長だったシラース教授への謀略があったことを突き止める。実話に基づき描かれた社会派ドラマ。主演のマノージ・バージペーイーの演技が高く評価され、フィルムフェア賞等多くの映画賞を受賞した。

※2013年、インドの最高裁判所はデリー高等裁判所の判決を破棄し、合憲と判断。2018年に最高裁判所は再審議を行い、同法を違憲と判断した。

監督:ハンサル・メータ
キャスト:マノージ・バージペーイー、ラージクマール・ラーオ(『ストゥリー 女に呪われた町』)
音楽:カラン・クルカルニー
2016年/ ヒンディー語/ 120分
映倫区分:G
©️Karma Pictures ©️Eros Worldwide

9. あの時にもう一度

(原題:Baar Baar Dekho)

あの時にもう一度

大学で数学を教えるジャイは、幼馴染の女性ディヤからプロポーズされ結婚を決める。式の2日前、特別研究員のオファーを受けたジャイは結婚を悩み始め、ディヤと口論となる。ヤケ酒をあおり眠りから覚めると、そこは結婚後の未来だった。タイムトラベルの中で、彼は結婚が破綻することを知り後悔し始める。チャーミングな音楽にのせた、爽やかなSFロマンス。

監督:ニティヤ・メヘラー
出演:シッダールト・マルホートラ(『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え! No.1!!』)、カトリーナ・カイフ(『チェイス!』)、サヤーニー・グプター(『マルガリータで乾杯を!』)
2016年 / ヒンディー語 / 141分
映倫区分:G
©Dharma Productions ©Excel Entertainment
※「IMW2021パート3 @シネ・リーブル梅田」上映作品。

10. 僕はドナー

(原題:Vicky Donor)

僕はドナー

不妊治療医のチャッダー医師は、優良な精子ドナーが見つからず、治療の失敗が続いていた。あるとき無職の青年ヴィッキーと出会い、ドナーとなってもらう。彼は「超優良」なドナーで、チャッダー医師は次々に不妊治療を成功させていく。ヴィッキーは精子ドナーであることを隠し、銀行員のアシマと結婚するが…。多くの映画賞に輝いた、アーユシュマーン・クラーナーの映画デビュー作。

監督:シュジト・ショルカル
出演:アーユシュマーン・クラーナー(『盲目のメロディ インド式殺人狂想曲』)、ヤーミー・ガウタム 、アンヌー・カプール
2012年 / ヒンディー語 / 126分
映倫区分:G
©Eros Worldwide ©J.A. Entertainment ©Rampage Motion Pictures ©Rising Sun Films
※「IMW2021パート3 @シネ・リーブル梅田」上映作品。

[再上映作品]

1. ジャパン・ロボット

(原題:Android Kunjappan Version 5.25)

ジャパン・ロボット

ロシア経由でケーララ州の片田舎にやってきた日本製ロボット、クンニャッパン。便利な機械を拒む頑固老人の心は、お手伝いロボットの登場によって変化していき、ロシアに働きに出かけた一人息子との関係も揺らぎ始める。着ぐるみ感満載のロボット、中国風BGMと共に登場する「日系」ヒロインなど、脱力系コメディーに見せかけて、現代のケーララ社会への鋭い皮肉を随所に散りばめる。サウビン・シャーヒルとスラージ・ヴェニャーラムード、二人の性格俳優の演技も見もの。

監督:ラティーシュ・バーラクリシュナン・ポドゥヴァール
出 演 サウビン・シャーヒル(『ナイジェリアのスーダンさん』『ウイルス』)、スラージ・ヴェニャーラムード(『アブ、アダムの息子』『グレート・インディアン・キッチン』)、ケネディ・シルド
音 楽 ビジバール
ジャンル ドラマ、コメディ
区 分 G
138分/2019年/マラヤーラム語
©️Moonshot Entertainments

2. マーリ

(原題:Maari)

マーリ

チェンナイの下町に住むマーリは、身寄りなく育った若者。8年ほど前から土地を仕切る極道として皆に恐れられるようになっている。彼は鳩レースに入れ込んでおり、鳩の前では柔和な一面も見せる。そんな彼の前に、新しく地区の担当になったアルジュン警部とブティック経営者のシュリーが登場し、波乱が起こる。ダヌシュのダンスも見どころ。

監督:バーラージ・モーハン
出演:ダヌシュ(『無職の大卒』)、カージャル・アグルワール(『バードシャー テルグの皇帝』)、ローボー・シャンカル、ヴィジャイ・イエースダース、マイム・ゴーピ、カッルーリ・ヴィノード
音楽:アニルド(『無職の大卒』『マスター 先生が来る!』)
ジャンル:コメディ / アクション
2015年/タミル語/138分
区分:G
©Magic Frames, ©Wunderbar Films

3. バジラーオとマスターニー

(原題:Bajrao Mastani)

18世紀、インド中西部のマラーター王国の宰相兼将軍バジラーオは、遠征先でブンデルカンド王国の使者から援軍を求められて応じる。鎧を着けた使者は、ブンデルカンド王とペルシャ系側室の娘マスターニーだった。マラーターの援軍を得て、ブンデルカンド軍はムガル帝国軍を撃退。マスターニーの勇ましさを讃えようとバジラーオは彼女に短剣を贈るが、彼女が育った文化ではそれは求婚を意味していた。バジラーオには妻カーシーの存在があり、マスターニーがイスラーム教徒だったため、2人の関係は周囲から認められず、彼女は日陰者として扱われる。バンサーリー監督(パドマーワト 女神の誕生)が手がけた壮大な歴史ドラマ。

監督:サンジャイ・リーラー・バンサーリー
出演:ディーピカー ・パードゥコーン、ランヴィール・シン、プリヤンカー・チョープラー/ イルファーン・カーン(ナレーション)
音楽:サンジャイ・リーラー・バンサーリー
ジャンル:ドラマ/ロマンス
区分:G
2015年 / ヒンディー語 / 158分
©Bhansali Productions ©Eros Worldwide

4. 鼓動を高鳴らせ

(原題:Dil Dhadakne Do)

鼓動を高鳴らせ

大富豪のメヘラ夫妻は結婚30周年記念として、知人を招き、トルコ、ギリシャをまわるクルーズ船の旅に出る。夫のカマルは会社を経営し、2人は周囲からは理想の夫婦に見られていた。だが、会社は倒産の危機にあり、夫婦の仲はすでに破綻。娘、息子も悩みを抱えていた。幸せを装う家族それぞれの本音を、飼い犬の視点を通じてつづる。『人生は二度とない』を撮ったゾーヤー・アクタル監督が、人気俳優を配して撮った旅ドラマ。

監督:ゾーヤー・アクタル
出演:アニル・カプール、プリヤンカー・チョープラー、ランヴィール・シン、アヌシュカー・シャルマー、ファルハーン・アクタル/ アーミル・カーン(ナレーション)
音楽:シャンカル-エヘサーン-ローイ
ジャンル:ドラマ/ロマンス
区分:G
2015年 / ヒンディー語 / 173分
©Excel Entertainment, ©Junglee Pictures

5. 心のままに

(原題:Manmarziyaan)

心のままに

アムリトサルに暮らす女性、ルミーはホッケーの選手で、DJのヴィッキーと情熱的な恋愛関係にある。ルミーはヴィッキーに結婚したいと伝えるが、彼は理由をつけてはぐらかす。恋人への不信感から、ルミーはお見合いでロビーと結婚する。結婚後も惑いが消えないルミーと、去った恋人の存在の大きさに気づいたヴィッキー、ルミーの心の変化を待つロビー。『血の抗争』や『デビル』等、バイオレントな作品で知られるアヌラーグ・カシャップ監督が撮った結婚ドラマ。

監督:アヌラーグ・カシャップ
出演:タープシー・パンヌー、アビシェーク・バッチャン、ヴィッキー・コウシャル
音楽:アミト・トリヴェーディー
ジャンル ドラマ / ロマンス
区分:G
2019年 / ヒンディー語 / 156分
©Colour Yellpw Productions, ©Phantom Films

6. サルカール 1票の革命

(原題:Sarkar)

サルカール 1票の革命

米国在住の大富豪スンダルは、タミルナードゥ州議会選挙への投票のため一時帰国でチェンナイを訪れる。投票所で彼が知ったのは、何者かが彼に成りすまして既に投票を終えていたということだった。スンダルは司法に訴えて再投票の権利を勝ち取るが、その過程で既存の政治家たちの腐敗を目の当たりにして、さらなる行動に打って出る。「1票の重み」のテーマから始まり、現実世界の既成政党への批判を縦横に繰り広げたため、現地での封切り時には物議をかもした。強面なヴァララクシュミ・サラトクマールの迫力ある悪役ぶりも大いに注目された。IMW2019上映の人気作品。

監督:A・R・ムルガダース
出演:ヴィジャイ、キールティ・スレーシュ、ヴァララクシュミ・サラトクマール、ラーダー・ラヴィ
音楽:A・R・ラフマーン
ジャンル:ポリティカル・スリラー / アクション
区 分 PG-12(焼身自殺のシーンあり)
2018年/タミル語/162分
©️SUN Pictures

7. マジック

(原題:Mersal)

マジック

チェンナイの低所得者層地域で開業するマーラン医師は、低額で患者を診る人徳者で、国際会議でも表彰される。しかしその周りで医療関係者の不審死が起こり、警察は彼を拘束して尋問する。そこで浮かび上がったのは、ヴェトリという名の彼と瓜二つの奇術師だった。V・ヴィジャエーンドラ・プラサード(バジュランギおじさんと、小さな迷子)が脚本に加わり、娯楽性がある社会派スリラーに仕上がっている。インディアン・シネマ・ウィーク2018上映の人気作品。

監督:アトリ(『ビギル 勝利のホイッスル』)
脚本:アトリ、V・ヴィジャエーンドラ・プラサード(『バジュランギおじさんと、小さな迷子』)、ラマナギリーヴァーサン
出演:ヴィジャイ(『ビギル 勝利のホイッスル』)、サマンタ(『マッキー』)、カージャル・アグルワール(『バードシャー テルグの皇帝』)、ニティヤ・メーノーン(『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画 』)、S・J・スーリヤー(『女神たちよ』)、サティヤラージ(『バーフバリ』シリーズ)
音楽:A・R・ラフマーン
ジャンル:スリラー / アクション
区分:R15+(殺傷シーンあり)
2017年/タミル語/169分
© Sony Music India, © Sri Thenandal Films

8. カーラ 黒い砦の闘い

(原題:Kaala)

カーラ 黒い砦の闘い

ムンバイのダラヴィ、インドの縮図とも言われる巨大スラムで、王と称されるタミル人カーラ。大勢の子供や孫に囲まれ、大家族の長として平穏に暮らすこの男が、再開発計画をきっかけにその背後にいる宿敵のヒンドゥー原理主義・マラーティー至上主義政治家と対峙する。開発に名をかりた社会的弱者の排除に対抗し、「土地は我らの権利」をスローガンとしたカーラの戦いが始まる。ダリト(被差別カースト)解放というテーマを1作ごとに鮮明にするパー・ランジット監督とラジニカーントの、『帝王カバーリ』に続くコラボ。路傍の胸像から書斎の本に至るまでの様々な記号を散りばめ、インド神話を裏返しに下敷きにしたうねるようなドラマの中に社会正義・公正への渇望を訴える。ラスト8分の金縛りの映像は大画面での鑑賞推奨。スラムに湧きおこるタミル・ラップ。

監督: パー・ランジット(『マドラス  我らが街』)
出演: ラジニカーント(『ロボット2.0』)、ナーナー・パーテーカル、フマー・クレーシー(『英国総督 最後の家』)、イーシュワリ・ラーオ、サムドラカニ
音楽:サントーシュ・ナーラーヤナン(『僕の名はパリエルム・ペルマール』『マドラス  我らが街』)
ジャンル:ドラマ、アクション
映倫区分:G
2018年/ タミル語/ 161分
©️Wunderbar Films ©️Lyca Productions

※上映作品は劇場ごとに異なります。

[インディアンムービーウィーク(IMW)とは]

インド映画に特化した映画配給会社SPACEBOXがセレクトした作品を、日本語字幕付きで上映する特集企画です。映画大国として知られるインドから日本未公開作品を中心に紹介し、インド映画の多様性を味わえる企画を組んでいます。2019年に第1回を開催し、各年、10作品前後を紹介してきました。2021年は6月に「IMW2021パート1」、9月に「IMW2021パート2」、12月には「パート3」を開催しました。

他方、コロナ禍により劇場に足を運べない方々に向け、配信サービス「インディアンムービーオンライン(https://www.im-o.net/)」にてて過去の上映作品を有料配信、DVD販売を行なっています。

【開催日程・上映劇場】

・6月10日(金)〜 7月7日(木)
東京:キネカ大森

・6月10日(金)~6月23日(木)
東京:新宿ピカデリー
〈同時開催〉
東京:MOVIX 昭島
埼玉:MOVIX三郷
千葉:MOVIX柏の葉
愛知:ミッドランドスクエア シネマ
大阪:なんばパークスシネマMOVIX堺
兵庫:キノシネマ神戸国際
熊本:熊本ピカデリー

[上映スケジュール 6/17更新]
名古屋、神戸の上映時間を掲載しました。
また、6/21(火) 名古屋の上映終了時間を「21:25」に修正しました。大変失礼いたしました。

【上映日程】

【チケット料金】1,900円(税込)均一
【主催】SPACEBOX
【公式サイト】https://imwjapan.com/

【チラシのダウンロード(B5サイズ)】

【上映日程PDFのダウンロード(A4サイズ) 6/28更新版】

ぜひ劇場にお出かけください。

[更新履歴]

5/29 上映スケジュール、再上映作品紹介を追加しました。
6/8 上映スケジュール(開始時間入り)を更新しました。
6/13 映倫の審査結果を更新しました。
6/15 上映2週目のスケジュール(開始時間入り)を更新しました。
6/18 上映2週目の神戸の上映時間表を更新、名古屋6/21(火)の上映時間を修正しました。
6/21 上映3週目キネカ大森の上映時間表およびPDFデータを更新しました。
6/28 上映4週目キネカ大森のスケジュールとPDFデータを更新しました。


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