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人間関係を育む対話力

あなたの持つ可能性を最大限に開発、実現することで、もっと自分らしく生きる。
世界がひろがるアカデミー」校長の倉本美津留が聞き手となり、アナウンサー 住吉美紀の人間関係を育む対話力に迫る。

倉本さん✕住吉さん

──「人間関係を育む対話力」という事で、どういった事をお伝えしたいですか?

(住吉)
そもそも、一言で「対話」といっても実は色々ありまして。
自分に情報や言いたいこと、気持ちがあって、それをどう伝えるかという、会話力や伝達能力のようなものが必要な場合から、インタビューのように聞き出す、引き出す、話させるといった力が必要な場合など。その他にも、いわゆる気持ちを通わせる、人との距離を縮める、仲良くなるための対話、なんていうものがありますね。そのいくつかが組み合わさることもありますし、人は必要に応じてやり取りしているので、一言で「対話」といっても幅広いんです。

だから、受講者のみなさんが何を知りたいのかなぁと思いました!

私が講演だったりヒントとして教えてほしいといわれるものだと、最近は職場におけるコミュニケーションをどう良くするかというのがありますね。

たとえば、仕事の中での指示の仕方。
情報を伝えてもイマイチ伝わらず、「そういう事じゃなかったんだけどな」みたいなことが発生するとか、このオンライン時代でリアルで隣に席を並べて仕事してきたときの「これやっておいて!」「終わったかな?」みたいな環境とは違う、新しいコミュニケーション能力が必要といったシーンが増えてきていることだったりとか。

(倉本)
「世界がひろがるアカデミー」と銘打っているのは、本当に何か視野を広げてあげるというか、気づいていなかったことに気づいてもらうとい事がメインだと考えています。
総合的に人と会話する時の、色んなパターンがあるっていう話もしていただきたいですし、表現するためにはどうしたらいいかっていう事もお話していただきたいなと。

あとは、僕が住吉さんのラジオに行った時に、本当に心地よく、「あっそういう事をしゃべったらいいんだ」という、導いてくれる感じがあったんですよね。
やっぱり人から話を聞くという事が自分の視野が広がるっていう事だと思うので、この講座も、自分が興味ない先生にぶち当たるっていうのが絶対に面白いっていう感じなんだと伝えたいと思っていて。
その先生から面白い話を聞くための質問力っていう部分のコツとかも聞きたいですね。

倉本様

(住吉)
それもできます!(笑)
実は私なんかはこれをもう25年やってきているので、言葉でやり取りする時の、「言葉にすること」を多分人よりもいろいろ考えてきたので、割と自分は工夫して対話をすることが普通になっているんですけど、多分みんな、そういうことについてそこまで考えたことなかったとか、何となくやってたという方とかが結構多いんじゃないかと想像してます。
その中で、ちょっとでも意識してみると凄く自分がコミュニケーション取りやすくなったり、ちょっと楽になったりっていう事があるのではないかと思います。

──言語化するコツと音声コミュニケーションの力。

(住吉)
学生時代はアメリカやカナダで過ごしているので。向こうはやっぱり発言しないと居ないに等しいみたいな感じなんですよね。
どうやって自分の考えを形成するかとか、人の前でどう話すかとか。
結局、言葉にしなきゃ伝わらないんですよね。

で、人に伝える習慣がついていなかったり、ちょっと自分は話すのが苦手だったりする人に、例えばその人が好きなものについて、「どういうところが好きなの?」って聞くと、「わからない」って言ったりするんです(笑)
「何となく?」とか言われるんですが、それは、自分の心の中でも、言葉にしてみたことがないからなんですね。実際に自分の中で「私、何故〇〇がそんなに好きなんだろう?」と考えて、言語化してみるといいです。

例えば、「猫について、どこがそんなに好きなんだろう?」から始めて、「見た目が好きだな」「触り心地もだ!」とか。それに「生き物として、マイペースだったり、自由奔放だったりする感じが好きなんだ」とか広げていって、項目立てて考えてみると、自分の中でも整理ができて、ふと聞かれたときにも言語化できるんですよ。

あと、ラジオをずっとやってきて思うのは、音声コミュニケーションの力。
音だけで言葉を聞くっていう事が、実はすごく内容が入ってきたり、気持ちも伝わったり、あと嘘か本当かとか、どんな気分なのかとか、実は細かな情報やニュアンスが凄く伝わるよっていうのを最近感じています。

今年、とある研修用の講演を配信したのですが、途中までは映像付きで話して、「ここからは、音声だけで聞いてください。」っていうのをやってみました。すると、意外と人は違いがわかるんですよね。
人ってテレビとか見ていても「あの人のネクタイ派手ね」とかそっちに目が行って、内容が入ってこないことも結構あるので、むしろ、音声だけの言葉の力って、ものすごいなっていうことを最近思っているんです。

そして、人に何かを質問するときの話。質問する人が本当に聞きたいと思っていないと、答える人も無意識に本気で答えないんですよね。
例えば「一番好きな食べ物は何ですか?」って聞くと、「肉です。」って、そんな感じなんです。
「この人何でそれ聞きたいんだろう?」「そんなこと聞いて何が面白いんだろう?」とかってちょっと思ったり、「本当はこの人私にそんなに興味がないけど、間が持たなくて聞いてるだけかも」「お仕事で仕方なく聞いてるのかな?」ってなると、答える人も、「あっ、肉ですけど、何か?」っていう感じになっちゃうんですよね。

それを、「私ね、コロナ禍で本当に食べ物に救われているんですよ!毎日冷蔵庫にプリンがあるだけで、もう本当に明日も頑張ろうという気になるんです。あなたにも、そういう、救われている食べ物、好きな食べ物ってありますか?」って聞くと、「へえ、そういう事だから聞いているんだ!」「本気でこの人は興味があるんだな!面白いな」という受け取られ方をする。

あと、「コロナ禍で食べ物に救われる」あるいは「プリンが好き」とか、「食べ物で明日も頑張れると思える」、というような、そのどれかに対してその人が「わかる~」って共感できると、答える時に「わかる~っ!私も一日おきに肉食べないと、やる気にならないんですよ!」って、急に答え方のテンションが変わっているっていう事はあるんですよね。

そういったことを私もトライアンドエラーで少しずつノウハウを積んできたんですけど、カタチ通りやってもそれは成功しないんです。つまりは気持ちが入っていないと駄目だから(笑)

住吉様2

──大勢のコミュニケーションは少しの気遣いが大切。

(住吉)
1対1のコミュニケーションと、大勢でのコミュニケーションとでは、また変わってきます。ディスカッションの進行とかは全然違うんですよね。
それは1対1が一方向にディフェンスすればいいとしたら、多方向からくるやつにディフェンスしながら攻撃するみたいな感じなので(笑)まあ、試合ではないんですけど(笑)
より複雑なんだけど、盛り上がるとその分やっぱり楽しいんです。

例えば、参加者全員が、それぞれ何となく参加して良かったと思えるくらいの分量話せたかとか。ほっといちゃうと、喋りが得意な人ばかり喋って、一人ばっかり話していたりするんですよ。

私、職業病だと思うんですけど。飲み会も必ず進行になっちゃうんですよ。みんなが均等に楽しくしてるかとか気になってしまって。
例えば、Aさんが好きな映画、Cさんもこないだ観ておもしろかったらしいですよ!とか言って、2人が会話できるようにしたりとか。もう、それをついしちゃうんです。
お友達何人かでも、みんな均等に近況をトークしているかとか、女子トークの時でも話を均等に振るっていうのを考えちゃったりするんですけど。

でも、大勢の中でのコミュニケーションだど、そういったちょっとした気遣いがあると、場の盛り上がり方っていうか、最後に「や~今日は楽しかった!」って、みんなの感情が変わってくるっていうのはありますね。

(倉本)
そういうような人が増えていくと、多分、楽しい世の中になっていくんですよね、きっと。それぞれ、みんながそんなような気持でいるといいですよね。

──人の話を真剣に聞くことで、多くの影響を受けてほしい。

(住吉)
基本的に、自分の話を聞いてほしいんです、人間って(笑)
話を聞かれて嫌がる人はそんなにいないというか。
もちろん立ち入りすぎているとか、話したくない過去について根掘り葉掘りとかは嫌ですけど、自分が好きなこと、誇りに思っていること、相手と共感しあえることを話したくない人ってやっぱりいないんですよね。だからみんな、真摯に聞いてあげると話します。

私なんかが嬉しいのは、「聞かれてみて初めてそのことに気づきました」とか「住吉さんに聞かれて初めてその事を自覚しました」みたいに言われると、やったー!っていう気持ちになりますね。
その方にとっても、ただ答えただけじゃない、人生にとって何かちょっと実りのある日っていうか、意味ある日になったのかなって思えると、すごくうれしいですね。

(倉本)
そうなんですよ。だから聞かれたことないこと聞かれたりだとか、自分で気づいていないことを気づかされたりだとか、そういうのが世界がひろがるという事に直結すると思うんですよね。そうなると、視野が広がって明るくなって、もっとなんかしてみようかな!という気分になれますし。それが得られるっていうコツを、多分住吉さんはしっかりと教えてくれそうな気がするんです(笑)

(住吉)
なるほど、それは絶対ありますよね。
人は会話じゃないと行きつけないところがあるというか、一人で考えていても到達できないってところが何かあるんですよね。全然自分じゃない何か、壁打ちになってくれる相手がいて、「ああ、そうだ」みたいに気づくことがあるから。
めんどくさがらずに人と話してみるっていうのは結構大事で、実りあることだなとは思いますね。

住吉様1

「プロフェッショナル 仕事の流儀」を4年ちょっとやったんです。
あれ、毎回4時間くらいインタビューをしてたんですよ。それで、放送では15分位しか使わないみたいな(笑)

とても贅沢なドキュメント番組だったんですけど、色々なことをインタビューしている分、放映されなかったトークの中とかに、そこがいちばん自分に響いた!みたいな言葉がいっぱいあったんです。
だからあの4年ちょっとは、自分的には本当に「人生道場だわ~」とか思って、毎週色んな分野のプロに、仕事で大事にしていることや人生観を聞いていたので、自分も視野が広がりました。

退職しようってなった時も、直属の上司に「ちょっとプロフェッショナルを長くやってもらい過ぎましたかね」って言われたんです(笑)
当たらずとも遠からずで、プロフェッショナルの方々に色んなお話を聞いていた時に、やっぱり漫然と生きてはいけないとか、自分がこの社会でできることって何だろうとか、そういうようなことを感じたり考えたりしたというのは影響大でした。やっぱり、人の話を真剣に聞くというのは自分の人生を広げたり変えたりしてくれることかなと思いますね。

住吉美紀

住吉美紀

フリーアナウンサー/文筆家。
小学時代はアメリカ・シアトル、高校時代はカナダ・バンクーバーで暮らす。
国際基督教大学(ICU)卒業後、15年間、NHKアナウンサーとして「プロフェッショナル 仕事の流儀」「スタジオパークからこんにちは」「迷宮美術館」「ミュージックカクテル」「探検ロマン世界遺産」他、多岐にわたる番組を担当。「第58回NHK紅白歌合戦」では総合司会を務める。
特に、海外ロケや生中継は量・質ともにすば抜けて経験を積み、一時は一年のうち数ヶ月は海外にいるほどのスペシャリストに。イタリア、フランス、スペイン、オーストリア、チェコなどで、1000キロを超えるバス移動をしながら毎日生中継を届ける「ハイビジョン生中継・世界遺産の旅」シリーズでは、取材や構成、台本、演出などすべてに関わりながら、独自の「スミヨシの海外中継スタイル」を創り上げた。
2012年よりTokyo FM朝の情報ワイド番組「Blue Ocean」(月~金、9:00~11:00)のパーソナリティを務め、今年4月から10年目に突入。気づけばヘビーリスナー多数の人気番組に育ち、ラジオはライフワークに。
2020年より夫とオープンしたカフェ「ミアヴァート珈琲」では店のプロデュースや焼菓子製作などを担当している。
シヴァナンダ・ヨガ正式指導者資格、NARD JAPAN認定アロマアドバイザー資格保有。
著書に「自分へのごほうび」(幻冬社)。
茶の湯、着物、音楽、ドラマ、ネコを愛する。

世界がひろがるアカデミー

世界がひろがるアカデミーとは、各分野で成功した12名の特別講師から、実体験、考え方、テクニックなど、このアカデミーだけの特別授業を1年間に渡って受講してもらうことで、あなたの可能性を最大化する力を身につけてもらうためのアカデミーです。
12人12色の授業から、日常で出会うことのできない学びや刺激を得てもらい、1年をかけてあなたの力を次のステージへと生まれ変わらせることを目的としています。 「感じる力」「考える力」「伝える力」をアップデートして、昨日までの自分には見えなかった世界へ踏み出してみませんか?
https://sekahiro.jp/

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