見出し画像

ビリギャル達成! #希望 #信頼 #教育の目的

兵庫県公立高校 推薦入試の結果発表。

塾生Hさん、合格しました!!
おめでとうございます!!!!


そんなHさんにインタビューしてみました。

「この一年半(塾で学び始めて)を振り返ってどうやった?」

「強くなった」が第一声。

以下は、彼女の言葉である。

始めたばっかりの時は、ドン底だった。勉強しても何もわからんし、高校行かれへんやん。どうすんねん(泣)って状態やったけど。。。

勉強始めてからだんだん平均点くらいまで取れるようになってきて。
そこら辺から、学校にもいくようになってきて。
良い時は80点以上も取れるようになって、自信がついてきた。

冬休みからの小論文直前対策があったから、本番の自信が違った。
始めた頃は全く書けなかったけど、入試本番でも余裕ができた。
手が止まるのはフリーズじゃなくて、考えたことをどうまとめようかって前向きに思考してた。

自分が変わった。

以上。ありがたい言葉をいただき感無量である。

「教育」について彼女から教えてもらった。
「教育の目的は」と問われると、自立した人間の育成だと答えてきた。

小学校教員時代も目の前の子どもたちに対し、私自身のベストなものを提供できるよう前進してきた。自ら考えて選択し、行動できる人に育ってほしいと願っていたからだ。しかしながら、いろいろな要因でそれを果たすことができなかったことも経験してきた。

現在は立場を変え、学習塾 兼アナザースクール(フリースクール)という民間教育の立場から児童・生徒に向き合っている。Hさんと出会ったのは、教員退職・起業したそんな時である。

彼女は、学校という場で学ぶことができなくなり、絶望の淵にいたのだ。
彼女の言葉を借りると、
「何をしても全くわからない」「高校に行けない」「どうしていいかわからない」
「ドン底」とまで表現している。(今では笑って、そう話してくれるがw)

そんな彼女が「学ぶこと」を通して、失っていた希望を徐々に取り戻していった。
学校の先生にお薦めいただいた高校ではなく、自分自身とマッチした高校を自己選択するまでになっていた。中3にして「自立」を垣間見せてくれたのだ。

そして、
「合格」という「うちの高校にぜひ来てね」他者承認と共に、

「自信」という自己承認を手にしたのだ。

教育は勉強、学力、学ぶ力を提供している側面は間違いないだろう。
民間教育の立場になった現在の私には、学校教員時代よりもその側面は強く求められる。
しかしそれ以上に、「未来への希望」「自分への信頼」を育み、積み上げていくことが「教育」だと、彼女と学んだ1年半から教えてもらった。
「自立した姿(進路を自己選択した)」も見せてくれたことは、今後の私の教育活動に大きな励みとなるだろう。

きっとHさんは、高校入学後も何かしら困難を迎えるだろう。
Hさんに限らず、進学という環境の変化は大きなエネルギーを要するからだ。
しかし、ひいき目に見ても

「あの子なら、何とかするだろう」
と、楽観視する余裕を持てるくらい、彼女の進化は著しい。

そして彼女自身が
「何とかできるだろう」
と、「良いバランスの楽観」と「自分への信頼」をさらに強められるよう、
年度末までもう少し彼女と学びを進めていく。
入試合格だけが教育のゴールではないからだ。

最大の賛辞をHさんに送りたい。
合格おめでとう!!
あなたはビリじゃない!!!!(実はギャルでもないw)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?