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人生の全ての経験には価値がある

大学のハードなテスト週間が終わり、春休みを迎えた

バイトや学校の忙しい日々が終わり、今、ベッドの上で自分を見つめ直す。

本当に将来なりたい自分になれるのか、どんな人生にしたいのか。予定があまりなく、自分に余裕がある時に自分に問いかける。

小さい頃の夢はメジャーリーガーになることが夢だった。いつも6時半に起きて、小学校に登校するまでの1時間バットを振り続けた。父はチームの監督で自分には人一倍厳しかった。

そのおかげでチームの4番としてチームを引っ張りをトロフィーや盾に加えてメダルを5つもらえた。全て最高のチームメンバーの支え、応援なしでは成し得なかったことだが、、、

そうして、中学へ進んだ後、野球のクラブチームに入った。人生の意味について考え直す人生で一番大変で苦しい時だった。

自分の強みであるバッティングをかわれ、度々先輩の試合にも出させていただいた。何もかもが順風満帆に行っていた。しかし、人生最大の壁が待っていた。それがイップスというスポーツ選手特有の症状だった。投げようとしても、思ったところに投げられない。怪我も重なり精神的に身体的に限界だった。そして、チームを去った。

チームメイト、コーチ、監督にやめると言った時、全員の練習を中止してくれるほど心の温かい人に囲まれていた。しかし、自分はやめることを決意した。

なんで自分の人生って、こんなに大変なんだろう。

14歳だった少年は心に問いかけた。

しかし、ある時、母が言った。

「全てあなたが経験することは将来のためになるべくして、起こっているんだよ。」

そこで自分に問いかけた。”どんな人生にしたい?”

答えはヨーロッパでその時溢れかれる難民を助けることだった。
”苦しんでいる人を笑顔にしたい”

高校生になった。テニス部に入って仲間と切磋琢磨していた。 それでも野球部を見ると”もし中学で野球をやめていなければ、今の人生はどうなっていたのかな”と考えることが多々あった。

そんな中、人生の恩書ともいうべき本に出会って、全てが希望に変わった。

その本が「一瞬で自分を変える法」unlimited power 
本田健さんが翻訳した、著者アンソニー・ロビンズの本であった

そこで目にしたのが「人生に失敗など存在しない」ということだった

今まで、自分の方にのしかかっていた重荷が一気になくった。
自分の経験は全て将来のために価値のあるものなんだと

そして、大学生になって、それは確信に変わった。中学の苦しみがあったこそ、人生で悩んでいる人の心の支えになることができていた。

中学の時に親友が体操を大変だから、少し休みたいと相談してきた時、自分は止めることができた。そして、彼は今、大学でインターハイに出るほどにまでなった。

大学生になってからは、将来、国際的な仕事に就きたいと思い、アメリカ留学前と留学後の数ヶ月を合わして一年ほど留学生が多く住む、大学の国際寮に住んでいた。

そこでは、海外からくる留学生を誰よりもサポートした。大学の中では、留学生と誰よりも人間関係を作ることができた。そして、あるコロンビアの留学生は、帰国の前日に気持ちを伝えてくれた。

”いつも優しくしてくれて、そしていつも気にかけてくれて、ありがとう。幸せで目に涙が溢れているよ。本当にあなたに会えてよかった”と

そして、あるロシアからの友人は誕生日にケーキを作ってくれたり、手紙で
”あなたのようないつも自分を助けてくれる人に出会えて本当に良かった”と言ってくれたり、ある留学生は自国から持ってきた大切なものを僕に日本をさる前に渡してくれた。

このことから自分があなたに伝えたいことは

過去に経験した全てが、将来の力となり意味がある ということです。

あの中学の苦しみ、試練がなかったら、今の自分はありません。中学の親友を応援できたのも。そして、サポートしていた留学生からそんな言葉をもらえたのも、全て、今まで経験したことのおかげです。

だから、忘れないでください。

あなたに今起こっている全てのことには意味があります。
人生に失敗など存在しません。

苦しい経験は、将来、誰かを助ける力となり、楽しい経験は将来、誰かを幸せにする力となります。そして、全ての経験はあなたの将来を輝かせてくれます。

もし今、バイトの人間関係、業務で悩んでいるのなら、その経験は将来必ず、好きな仕事に就くための良い勉強になります。

もし、怪我で苦しんでいるのなら、将来、誰よりもその人の気持ちに寄り添え、最適なアドバイスができるでしょう。

苦しみや試練は捉え方によっては”チャンス”に変わります。

自分を変えれる。より人間として成長できるためのチャンスになります。

全ての経験に価値があります。そのことを忘れないでください。

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