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2/25 「ゆめパのじかん」上映会+汐見先生と西野さんの対談に参加しました。

3月中旬に開催する「ゆめパのじかん」の自主上映会、主催企画の予習のため&スペシャル対談を聞くため、フォレストメンバーと川崎市民プラザに行ってきました。

友達と二人、映画を観終わった後、号泣。。。
泣かせる演出があるわけではないのに、映画に出てくる大人も子どもも、みんなすごく誠実で、魅力的で。
「大人も子どもも身悶えしながら、自分なりの生き方を探している」からこそ、言葉も、眼差しも深く刺さって、胸が熱くなる素晴らしいドキュメンタリーでした。

あたりまえのことだけど「子どもたち一人ひとりが大事にされなければならない。」それを実現するために、川崎の子どもと大人が一緒に考え、たくさん話し合いをして「川崎市子どもの権利に関する条例」をつくりました。
夢パークは、2003年7月に川崎市がこの条例をもとにつくった施設であり、川崎市が決めた子どもについての約束を実現する場です。

川崎市子ども夢パークHPより

3年前に初めて親子でゆめパに遊びに行った時、重い障害のある長男も、運動神経抜群の次男も、目をキラキラさせながら泥だらけになって遊び、それを叱ったり止めたりしなくていい親自身もすごく心地良くて、なんだか泣きそうになりました。

なんでこんなにも解放された気分になるんだろう?
なんでこんなにみんなに優しくてあったかいんだろう?

その答えはこちら。

「こどものじかん」を取り戻す時、私たちは生きづらさを手放し、「自分自身を生きることができる」ようになる。
全ての子どもを歓迎してくれる居場所であると同時に、かつて子どもだった大人も等しく包み込んでくれる場所だから。

かつてイレギュラーすぎる子育てに悩み、孤独と不安に押し潰されそうな時に私たち親子を救ってくれたのも、日野市にあるプレーパークでした。
やっぱり、こんな遊び場や居場所が自分の住む街にも欲しい、必要だ、と思って勇気を出してインクルーシブフォレストを始めたのが2021年。
たくさんのご縁に恵まれて、地域の中にも外にも、どんどん仲間や応援者が増えてきています。


汐見先生と西野さんの対談も素晴らしかったです!
何度も頷いて、メモを取る手が止まりませんでした。

・将来のために備えて頑張って勉強するのではなく、「今を充実させるための学び」が大切。
・子どもたちは今やりたいことを自分で見つけて、時間を自分のものにする天才
・教育とは、本来そういうものであって欲しい。
・「こどものじかん」を取り戻すことがすごく大切。
・「没頭する時間」と「ボーッとする時間」が人生で一番大事
・不登校支援、大人の良かれが子どもを追い詰めてない?先回りしてない?
・「ただ居ていい」居場所(ゆめパ)にくることでイキイキしだす。
・何もしない=無駄ではない。

・「自分の主人公は自分だと言えること」
その実感のない社会で生きている、それを取り戻す場と時間が必要

・自分の時間は自分で使う、決める。
大人も奪われてしまっている、決めさせられていることに気付くこと

・「自分の時間の主人公になる」
・「自分の時間を自分で決める」
・「自分の時間を取り戻して行く」

・いつも誰かに指示されて、それを守って、いい子と言われていると、社会に出て指示されないと不安になってしまう。
・先生や親が望んでいる言葉を探し続けてしまう、自分の心の中の感情が分からない。
・親が仕切ると、子どもが自主的に考え、動く機会を奪ってしまう。

・言ったら馬鹿にされる、無視される、否定される経験が重なると言わなくなる。逆に、「聴いてもらう」を繰り返すと、人は言えるようになる。
・環境が整ってないと自分の考えを押し殺して言えない。それを繰り返すと自分の感情を見失ってしまう。

・子どもへの「声かけ」よりも、大切なのは「聴く」こと。
・子どもの言葉、態度、仕草、表情をどけだけ読み取り、聴けるか。
・大切に扱われ、意見を聴いてもらった人は意見を言うようになるし、人の話を聴けるようになる。

・遊び人、遊ばれる、など、日本語の「遊び」はネガティブなイメージも。
・しかし、人間が一番成長する、学びに貢献する活動はplay(遊び)である。
・試行錯誤、ひらめき、失敗、挑戦、達成などの「あそまなび」
・P&L = play&learning = 「あそまなび」にしたら全部面白くなる!

・タイのアユタヤにアシュラムという道場がある。瞑想の訓練として、大きな森の中を歩く。「自分が生きていること以外考えないように」

・その中で無数の鳥の鳴き声が自然と耳に入ってくることに気付いた自分がいた。普段、頭の中であれこれ考えることで無意識にシャットアウトしてしまっていることが世の中には沢山ある。

・自然の中に溶け込んでいくことができるようになる。雑多なことで覆われている現代人の脳の世界を、リセットする必要があるのでは。

私たち2人が特に印象に残っているメモ書きをシェア。
映画からも、対談のエッセンスをそこかしこから感じられるはずです。

ぜひたくさんの方と「ゆめパのじかん」を観たいと思っています。
詳細は別途ご案内させて頂きますので、お気軽にお問い合わせください!


インクルーシブ・フォレストの活動資金として、大切に活用させて頂きます。ぜひ応援の気持ちを寄付としてお寄せ頂けるとうれしいです。