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一朝一夕にいかないものだね、ミニ四駆というものは。 〜 走行料700円と麦茶

ミニ四駆は壊れる

 久々に、ホームコースであるコジマ×ビックカメラ柏店にやってきた。いまのコースレイアウトが今日までということで、少しでもタイムを残そうと思ってマシンに鞭を入れた。
 まず1走目でフロントのスライドダンパーが破損。ローラーを取り付けていた箇所がもげてしまった。飛込みがシビアなレイアウトのときに使おうと思っていた標準の穴位置に戻して再走。なかなかタイムが上がらない。コースレコードは16秒10台。タイムアタックランキングボーダーは17秒10台。今日のベストタイムは21秒ちょい。全然ダメ。悪あがきでバンパーをリジッドに交換して、ノーブレーキで走らせたら案の定飛び過ぎてCO. 衝撃でバンパー基部に亀裂が入って本日終了。

ああもうめちゃくちゃだよ

 替えのシャーシなんか当然ないし、ダッシュ系のモーター積んでればシャーシ破損のリスクは常につきまとうけど、本当にあっさりと割れてしまった。
 早々に帰り支度をして、常連の皆さんの走りを見学。速い。速すぎる。同じ物理法則がはたらいている空間で、同じ部品を使っているとは思えない。ミニブレークインシステムで4万回っても、タミヤのネオチャンプで4万回る走りをしてくれなければ意味がない。
 いまわたしは、重大な決断をふたつしなければならない。ゼロシャーシのFM化を続けるか。そしてパワーソース育成のために金を使えるか。
 
 

FMゼロシャーシの欠点

 ステーションチャレンジ1st Rd.後半戦から(?)投入したFMゼロシャーシだが、ジャンプの姿勢がよい、駆動がよいという利点を打ち消して余りある欠点が見えてきた。

  1.  フロントバンパー基部の強度と剛性不足

  2.  カウンターギヤカバー抑えが邪魔

  3.  バンクスルーが取りづらい 

 まず、1.についてだが、ベースとなっているゼロシャーシはリアモーターの旧世代シャーシであり、リアバンパーを取り付ける箇所がビス一本で固定するというあまりにもアクロバティックな設計になっており、当然肉厚も薄く、強化シャーシといえども剛性が乏しい。
 この箇所の強度や剛性が足りていないことは以前から予測できていたことではあるが、自分の速度域では問題にならないだろう、とタカをくくっていたのが裏目に出た。

 この部分で衝撃を分散しているから大丈夫だろう、なんて甘い考えはミニ四駆において命取りだ。積み重なったダメージは一気に発散する。その結果がこの部分のクラックだ。
 そして2.だが、FM化しているので、当然モーターやカウンターギヤなどもフロント側にくる。このカウンターギヤカバーを何らかの方法で固定してやらないと、コーナーなどで明らかな減速と異音が発生するので、有識者の意見を得て、正転で走らせていたときから装着している。これがフロントのオーバーハングを短縮したり、フロントローラー位置を限界まで車軸に近づけたりする上で障害となる。どうしてもスライドダンパーと接触してしまうので、スライドダンパー側に逃げ加工をしなければならず、スライドダンパーの強度が落ちる。AT埋込み加工もしているので、なおさらだ。
 最後に3.だが、これは正転逆転関係なく、現在のバンパーレスの構造上、どうしてもバンパーが低くなってしまう。タイヤ径が24mmなので、最低地上高こそ割らないが、バンクではフロントブレーキが擦っている。これの影響で、スプリング東京大会ではカメノコ状態になってリタイアしている。構造的に、バンパーの高さをオーバーハングを伸ばさずに上げることは難しい。
 
 

新たな可能性の模索

 ゼロシャーシのFM化は今後とも開発を続行する一方で、あらたなFMマシンの可能性も探ってみたい。
 現状で一般に流通しているのはFM-Aシャーシで、このシャーシ最大の弱点がバンパーの低さと、タイヤ径を小さくしたときの最低地上高が取れないことだ。となれば、最低地上高を確保しつつ、フロントブレーキもしっかり貼れて(最近リアをスキッドローラーにしたので、ブレーキを貼るのは基本フロントのみ)、シャーシ自体もそこそこ軽くて入手性もよい、となると、S2シャーシが妥当ではないだろうか。
 もちろんS2にも欠点はある。しかし、それを克服したとき、唯一無二の速さを発揮するのもまた事実だ。幸い、手元にカーボンナイロンの強化シャーシが2基あるので、1台は潰しても平気だ(平気ではない)。通常品番で流通もしているので、入手性はよいだろう。なんでVZにしないんだよ、というクレームは受け付けません。浪漫なので。
 ちなみに、モーターの固定がグラグラなことで有名なS2シャーシだが、最近金型改修が入ったとかで固定がキツキツになっていい具合らしい。
 
 って、YouTubeで言ってました。
 
 なんのかんの、ゼロシャーシの予備を買い足したりしているのだが(流通在庫がかなりあるっぽい)、今後は正転と逆転の2台体制で開発をしていくことになると思う。
 ミニ四駆ってのはなあ、好きなボディさえ乗っかってればそれでいいんだよ!!
 
 

パワーソースの育成

 特にバッテリー。モーターがいくら外部電源で回っていようが、実際のバッテリーを積んで回らなければ意味がない。ただ電力を消費してモーターがアツくなるだけだ。野田市からのスパチャの残りでThunderを買うことにした。物価高だからええやろ(震え声)
 充電器にも放電機能はついているが、せいぜい1A,よくて2A程度である。しかも放電が終わると電圧がもとに戻ってしまう。クソやんけ。Thunderは絞り放電なる機能がついていて、電流の値を見ながら最後の最後まで電池を放電してくれるらしいので、今回購入に至った。同じ物理法則がはたらく空間で、同じ部品を使っていて遅いなら、パワーソースが貧弱であることは明確だ。

最強の力を手に入れた者は
どこへ向かい誰と戦うの 教えて

ご唱和ください 我の名を!
遠藤正明(ウルトラマンZ 主題歌)

 これでタイム出なかったら、ようやく「自分のせい」にできる。金と時間を注ぎ込むだけ注ぎ込んで、ジャンキー(中毒者)になって、はじめて見えてくるものがある。それを教えてくれたのはアイカツ!だった。
 ミニ四駆とはアイカツである。監督、ドライバー、メカニック、エンジニア、レースに携わるすべてのヒトの役割を自分ひとりでやる、すなわちセルフプロデュースしなければならない。
 わたしのアツいレース活動、ご期待ください。
 
 
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