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【X投稿詩】2024年5月

 こちらは、Xにて投稿した詩のまとめです。タイトルは後付になります。


「太陽を食べる」

 水分を含んだ
 太陽を食べたら
 食道に
 苦しい痛みが走った。
 グツグツ
 煮えたぎる太陽は
 怒りの感情に似ていた。

(2024年5月7日投稿/修正済み)


「文学の研究」

 一つの作品に
 数多な論文が重なる。
 けど多ければ多いほど
 良いって事じゃない。
 どれほど読まれ
 どれほど愛され
 どれほど時間を注がれ
 どれほど価値を
 見出されたか。
 視点を変えれば分かる。
 一つずつの作品には
 平等なエネルギーが
 含有されている。 
 だから研究は面白い。

(2024年5月12日投稿)


「炭酸への欲求」

 乾いた喉に
 柔らかな刺激が欲しい。
 こんな時は子供の様な
 無邪気な心に従おうか。
 そうだ、
 帰りは炭酸を飲もう。

(2024年5月15日投稿)


「夕刻のネガティブ」

 レンガのマンション
 その巨大な壁に
 夕陽の当たる虚しさ。
 夕刻の疎らな気持ちを
 煽っている様な気がして
 心の中の小さな虫が
 静かに暴れている。
 ふと我に帰り
 悲しくなった。
 今日の夕刻の事だ。

(2024年5月17日投稿)


「死んで遺るモノ」

 文芸
 音楽
 絵画
 漫画
 映画
 思想
 哲学

 死んで遺るモノは
 様々だけど

 一番価値のあるモノは
 「思い出」だった。

(2024年5月21日投稿)


「努力」

 努力する事に抵抗あれど
 努力自体に嫌悪は無い
 努力しなくなったと思っても
 努力しないとは思ってない
 努力に価値があるのは知っている
 だから私は努力しなければ

(2024年5月29日投稿/修正済)


 皆さんは、今年のGWはどう過ごしましたか?
 世間ではインバウンドやらオーバーツーリズムやらで、観光地にて悲鳴が上がっているようですが、そういった事を気にする事なく私も観光地に行って参りました。しかも二ヵ所も。

 4月29日と30日の二日間、水戸へ旅行。
 梅散って青々とした偕楽園に、人賑やかな千波湖畔。水戸芸術館の銀の塔を登れば、都会と田舎の情緒が感じられる懐かしき街の姿。
 二日とも基本曇天で、二日目朝は土砂降りと天候には恵まれませんでしたが、それでも水戸徳川家の繫栄と水戸学の叡智、現在の水戸に根付く芸術と歴史文化への尊敬の念を感じる事が出来ました。あと、アンコウや水戸納豆も美味しかったです。

 5月2日は小田原に日帰り旅行。
 今年はブリが大漁だったので「ブリを食べにいこう!」と思い立って計画。勿論、目的地は小田原漁港でした。
 当初は海鮮丼を3杯食べるわんぱく計画を練っていたのですが、海鮮丼1杯とアジの唐揚げを食べてギブアップ。流石に漁港だけ行って帰るは勿体ないと思ったので、小田原文学館と小田原城にも行きました。
 加齢(まだ25ですが)による胃の容量の縮小を感じつつ、小田原の空気と素敵な街並みを味わえた旅行でした。

 今回の二つの旅行は、自分にとっていい刺激になった事は言うまでもありません。普段の生活では味わえない経験をして、人間として、文芸に生きようとする者として少しだけ成長できたのかなって思います。
 今回の経験をどういった形で昇華するかはまだ分かりませんが、いづれ形にしたいなって思います。

 最後になりますが、引き続きnoteとXにて詩を投稿して参りますので、フォローのほどよろしくお願いします。

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