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【森永卓郎】経済陰謀論者

森永卓郎

(獨協大学)埼玉県
陰謀度 5 ★★★★★

【陰謀要素】
・反権力 ・反戦主義 ・反財務省 ・竹中パソナ陰謀論
・JAL123便陰謀論 ・農業食糧政策陰謀論 ・TSMCデマ

【マネタイズ】
・書籍 ・ネット記事 ・メディア出演 ・講演会

【関連陰謀論者】
森永康平(息子) ・三橋貴明 ・山本太郎
朝堂院大覚 ・植草一秀 ・鈴木宣弘 ・深田萌絵

【メモ】
◆1957年7月12日生まれ
◆1980年 東京大学 経済学部経済学科卒
◆獨協大学経済学部教授
◆経済アナリスト、エコノミスト
◆人望は無いが愛されキャラ


■ 親子陰謀論者

森永卓郎は息子に森永康平を持つ。
息子・康平はMMTを語る経済陰謀論者だ。財務省を敵視するのは父・卓郎と共通している。

(左) 森永康平    【陰謀論親子    森永卓郎 (右)

■ 反財務省

経済学者の弱みは、個々に唱える経済政策が実行段階に至らない限りは机上の空論扱いでしかなく、どれだけ強い言葉で自説を声高に叫んだところで実際の政策実行には至らないことだ。しかしそれは逆の見方をすれば、外野から好き放題・無責任に自説を主張できると言い換えることも可能となる。
そりゃ経済学者が外野から叫ぶだけなら政策実行の成否を問われることは一切無いから安心だ。

多くの在野にいる経済学者の中でも、とりわけ消費税減税・撤廃の主張、またMMT陰謀論主張の持ち主たちは、メディアや書籍を通して現行の経済政策に強く異論を唱えている。
その様は、野球ファンが試合を観戦しながら球団オーナーや監督気分になってワイワイはしゃぐ姿と似ていて、彼らの経済主張を実際に運用するにはシミュレーションに不備が多く、経済政策としてそのまま採用するのはあまりに危険だ。

「ぼくの かんがえた さいきょうの けいざいせいさく」

一応補足しておくと、その説に説得力が無ければ書籍が売れることは無いし、メディアや講演会などに呼ばれることも無い。

2023年刊行

▲▲ 森永のこの書籍の主張もやはり机上の空論で、それはまあ仕方無いとしても、読んでみるとその主張の根源が財務省や自民党などの権力批判にあることがヒシヒシと伝わって来る。そのバイアスの強い経済政策内容や指摘を信じるにはあまりにも心許ない。

下記動画は『ザイム真理教』の書籍宣伝を兼ねての講演だが、その講演メンツにはれいわ新選組の議員、『ミラーマン』こと陰謀論者植草一秀なども出席している。。ヤバイだろ! ▼▼

でも森永のその書籍の客層を考えると極左講演会は最適な舞台なのかも知れない。

森永のような経済学者やインフルエンサーたちがやたらと憎っくき財務省キャンペーンを続けるせいで、森永には下記画像のようなフォロワーが増えてしまっていることが悲しい。

みんなの陰謀論 X

■ 日航機123便墜落 陰謀論

森永は青山透子という実在するのかどうかも疑わしい作者が書いたJAL123便陰謀論書籍にまるっと乗っかって陰謀論を吹聴している。▼▼

地上波テレビでこの陰謀論を取り上げて有名にした森永の罪は大きい。

※ この期に及んでこの陰謀論を信じる人は国土交通省の事故調査報告書に目を通すべし。▼▼

JAL123便陰謀論を扱った陰謀論解説動画は下記を参照。▼▼


■ 反戦主義

森永は一貫して反戦主義を訴えている。
そんな森永は過去に、「日本に敵が攻めて来たら竹槍で防衛する」というようなことを言って非難を浴びていた。▼▼

しかしそれはどうやら言葉足らずで、敵国が攻めて来たらその時持ち得るもので抵抗する、ということを森永は伝えたかったようだ。
下記記事を読めば理解しやすい。▼▼

「私がいちばん叩かれたのが、“ならず者が日本に攻めてきたらどうするんだ?”と問われて“僕は竹槍で戦います”と答えたとき。ネットで“森永が真っ先に死ね”と書かれて、ワーッと拡散された」
何も武器がなければ竹槍で戦い、マシンガンがあればそれで戦う。ただし、「相手の国から攻撃を受けたら」というのが前提。それが森永さんの真意だという。
「つまり“専守防衛”ということ。だから私のイメージにいちばん近いのはウクライナなんです」

(出典:週刊女性PRIME

▲▲ しかしこれはもしかしたら、以前の「竹槍」発言で方々から叩かれまくったため、シレっと自説をアップデートしてウマいこと整合性を取っただけかも知れない。とは言え、森永が「戦争をしたくない」という根っこの部分は変わっていない。
それを森永本人は反戦平和主義と思っている節があるが、実際のところは戦争アレルギーのようなもので、思考停止をした結果が「竹槍」発言に繋がっている。

人にはそれぞれ向き不向きがあるため、考えたくないことは考えないでも良いと思うが、森永は国家の安全保障を真剣に考えている人の目の前でもおちゃらけて「竹槍」みたいなことを空気を読まずに言えてしまうから大顰蹙を買ってしまっているのだ。
要するに森永は平和主義なのではなくただの反戦主義者でしかない。平和を勝ち取るという考えではなく、ただただ「戦いたくない」というのが森永の芯の部分である。


■ 無責任

森永が周囲に「なにそれ?」と思わせるようなことを言うとき、森永本人に悪気は無い。

しくじり先生より引用

左翼思想が強く、自分の気持ちが乗らないものにはとりあえず反発しておけばメディア受けはするし森永ファンは喜んでくれる。
そんな、大人になり切れない無邪気さゆえ、空気を読めずにテキトーなことを言えてしまうがための、先述した「竹槍」発言でもあったのだ。

森永の左翼思想と快楽主義具合がよく分かる記事は下記リンク先参照。▼▼

▲▲ とりあえず権力側に文句を言う。森永にとって、現行の経済政策に異を唱えて弱者保護のポーズをとるのは、カネと人気を得る安易な手段の一つとなる。
そして未来のテクノロジーや先進的なシステムなど、あるか無いかも分からないものにキラキラとした夢を見る無邪気森永。そのノー天気な明るさは森永の人気要素でもある。

酒のツマミになる話しは一緒にいくらでもできるが、ビジネス仲間として考えてみると少し信頼を置きずらい。そう思わせるのが森永だ。

国家の安全保障にケチを付けるのも、財務省を叩くのも、日航機墜落陰謀論を弄ぶのも、ノー天気森永にとっては娯楽か金儲けの手段程度のもので、そこに深い考えがあるとは思えない。
各方面との利害調整を綿密に行ないながら経済政策を真面目に考える役人や政治家の苦労、事故に遭って辛い想いをしている遺族や当事者の気持ち、「そんなものはどうだっていい」というのが、森永がナチュラル陰謀論者たりうる所以である。

なので、メディアで話す森永の発言は全て「竹槍」レベルのものとして聞き流すぐらいがちょうど良いのだろう。
そうやって許せる人は森永がどれだけフザケたことを言ったり陰謀論に走っても、「またおまめ野郎がバカなこと言ってらぁ」と笑ってやり過ごせる。すると、それに甘えた森永はまた調子こいて叩かれて、を繰り返すことによって世間のオモチャとなることで許容されているのである。

そう考えると、森永は多様性と持続型循環を体現するSDGsのような理想的な人間だと捉えてみることも可能になる。(ならない)


■ TSMCデマ (2024.1.18 追記)

森永は、半導体関連のデマや陰謀論を垂れ流す深田萌絵に乗っかってデマの補強を手伝っていた。
その森永のネット上でのデマ記事は投稿先であった『マネーポスト』から削除されたが、魚拓として残されている。▼▼


■ 陰謀度 評価変更 (2024.1.18 追記)

森永の陰謀度をLv.3と評価していたのをLv.4に変更

理由は、上記のTSMCに関するデマの拡散を手伝ったため。
森永による日航機陰謀論も悪辣ではあったが、不謹慎ながらもそれはどこか都市伝説的にエンタメとして面白がっている向きがあった。
しかし、TSMCデマについては現在進行形で動いている政府の方針と企業活動に風評被害を与えかねないものであり、その悪質さはエンタメとして消費される内容のものではない。
その性質の違う森永の悪質さ加味して陰謀度を変更する。


■ 陰謀度 評価変更 (2024.4.10 追記)

森永の陰謀度をLv.4と評価していたのをMAXのLv.5に変更

理由は、自業自得であるにもかかわらず被害妄想に基く保身のための陰謀論を唱えるようになり、かつ鈴木宣弘と大々的に手を組んで農業政策に対しても攻撃対象とするようになったため。


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