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FXローソク足(カラカサ・ピンバー編)

前回のローソク足基礎編の続きを記事にしたいと思います
今回のテーマはローソク足の中でも使いやすいカラカサについて実際のトレードを踏まえて取り上げてみたいと思います。



カラカサ(下影陽線 下影陰線)

カラカサとは前回のローソク足基礎編で紹介した下影陽線 下影陰線の事で実体部分が小さく下に長いヒゲのあるローソク足はカラカサと呼びます

ちなみにわざわざ小難しい名前で覚える必要もないので
基本的に下ヒゲピンバーと呼びます

カラカサ 下ヒゲピンバー


カラカサ=下ヒゲピンバーに着目する

これは実際に私がトレードしたチャートになりますが
GBPUSD 1時間足のチャートです

1H

四角で囲んでいる所が下ヒゲピンバーが出現した場所です
次に下のチャートをご覧下さい

M5

先程の1時間足チャートを5分足で表したものになりますが、1時間足でのピンバー部分が5分足チャートで青い四角で囲った部分になります

1時間足で引いた赤いラインのサポート帯を5分足チャートでも表示させていますが、これは安値を更新しに下落してきたものの買い勢力の勢いが強く結果、安値を更新できずに跳ね返された事になります

つまり下ヒゲピンバー
初めは売りの勢力が強くレートが下落してきたが、ある価格に届いた瞬間に買いの勢力が強く、ある一定の価格まで戻されてしまったという事実をローソク足で表しています。

この何気ないローソク足にこのようなドラマがあります。

相場が買い手が優勢だと見ると、どんどん買いの注文が入り、やがては売りの損切注文も巻き込んでレートは一方的に上昇していくわけです。

1時間足で下ヒゲピンバーが出現後大きく上昇していきましたが
これは下ヒゲピンバーが上昇の起点になったからです

では実際にどの足でエントリーしたかを5分足でより詳しく解説します

M5

①の陰線でレートがラインに到達し少し下ヒゲをつけて終わります
(ラインタッチで入る人がいますがやめておきましょう)
②で大きな陽線が出ます(はらみ)が前の陰線の実体(始値)を超えていないので待機します
③で陽線が出て2つ前の陰線の実体を超えました

③の陽線でエントリーしています
損切はラインの下3~5pip程です


下ヒゲピンバーを使ったエントリー集

なぜ下ヒゲピンバーが大事なのかを説明してきましたが
大事なのはどこでこのローソク足が出現したかです
つまり場所であったり、他のテクニカルと組み合わせて使うことが重要になってきます

強力なサポート帯で出現

サポートで反発 1
サポートで反発 2


意識されたMAで出現

MAで反発 1
MAで反発 2

単にピンバーが出たからエントリーするわけではありませんのでこの辺りは勘違いしないようにしましょう


狙っていきたい鉄板パターン

先程も述べましたが、大事な局面でピンバーが出現するという事は
売りの勢力が負けて買いの勢力が優勢になった事を表すサインになります

そこで積極的に狙っていきたい鉄板のパターンを
いくつかご紹介しておきます

ダブルボトム

一番目の谷で安値を更新し、再度安値更新を試しにくるが、買いの勢力によって跳ね返されています。
これは売り方の安値更新を狙った売りが失敗に終わった事を意味します
左の谷を割らない限りで下ヒゲピンバー出現した場合にはロングエントリーのチャンスになります


逆三尊

右肩下がりで推移してきたチャートが前回安値をまで到達することもなく
右肩上がりで上昇していきます
右肩部分で下ヒゲのピンバーが出現した場合には大きなチャンスとなります

レジサポ

意識されているラインを踏む、いわゆるレジサポ転換です
それまでレジスタンスとして機能していたラインをトレンド転換で抜け
その後、意識されたラインで下ヒゲのピンバーが出現すると下落を狙った売り方勢が負けた事になり損切りも巻き込んで上昇していきます
Nの波を意識して使用するとよいでしょう


まとめ

今回は基礎的なローソク足の中でもカラカサ・下ヒゲピンバーについて実践を交えてご紹介しました。

これは私もよくエントリーで使用します
X(旧twitter)を見ていただければ分かると思いますが
私はほぼこういうポイントでエントリーしています

リアルトレードを発信していますので合わせて読むと私のエントリーの根拠も理解できていくと思います

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