姫野ノート「弱さ」と闘う53の言葉

ラグビーが好き。

「One for All, All for One」(一人はみんなのために、みんなはひとりのために)
「ラグビーは、少年をいちはやく大人にし、大人にいつまでも少年の心を抱かせる」(仏代表元主将のJean-Pierre Rivesジャン・ピエール・リーブ)
―――ラグビーを表現する言葉も好き。

姫野和樹選手の著書『姫野ノート「弱さ」と闘う53の言葉』(飛鳥新社刊)を読むと、ラグビーという過酷なスポーツに挑戦する選手たちを、さらに応援したくなる。

ハングリー精神、という言葉がはまる日本人はそんなに多くないと思うけれど、ここには、姫野選手が望むと望まざるとにかかわらず、ハングリー精神が備わった背景が包み隠さずに語られる。

そんな姫野選手を支えた周りの人たち、駄菓子屋のおばちゃん、ラグビー部の先生方には、彼の素晴らしいプレーを観ることができるのは、この人たちの支えがあってのことと、思わず感謝したくなる。

私たちはピッチのうえでの強い姿しか知らない。でも、本には、大きい相手のタックルは怖いし、大活躍したニュージーランドのスーパーラグビーへの挑戦でどれだけ辛かったのか、途中で帰ろうとしたことまで率直につづられている。
姫野選手はプレーのように妥協なしの真摯さで、その「弱さ」と向き合い、闘っている。

リーチ・マイケル選手の微笑ましいエピソードも知ることができて楽しい。

ラグビーが好きな人、日本代表のことを知りたい人はもちろん、ラグビーを知らない人にも読んでほしい。そして、ラグビーを、日本代表を応援してほしい。この本を読むと、きっと応援したくなる。

ラグビーワールドカップ2023フランス大会まで、あと1か月。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000196.000052297.html

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