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NFTアートとは?(購入方法、メリット・デメリット)

お疲れ様です。
急に寒くなってきましたね。
コートを引っ張り出してきましたが、今日は暖かいので邪魔でした。
愛娘の🐶ベルちゃんも寒いのが苦手なので、心配しています。

さてさて、今回は長くなりますので、早々に始めましょう。
今回は最近ホットな『NFTアート』についてみていきましょう。

【ポイント】
♦︎NFTアートとはNFTとアートを紐付けた唯一性を示すアート
♦︎NFTアートの市場規模は拡大中
♦︎NFTアートは将来価値が上がる可能性がある

近年市場が急激に拡大し、大きく注目されている『NFT』
なんと2021年3月に『NFTアート』が約75億円で落札されました。
一方で、仮想通貨は理解が難しく、始めるのにハードルを感じる人も多いと思います。なので、
・NFTアートの概要
・注目されている理由
・メリット、デメリット
・購入方法

までを見ていきましょう。
NFTアートを購入するには、まずイーサリアムなどの仮想通貨を購入する必要があります。
まだ仮想通貨取引所の口座を持っていない方は、いつでも始められるように開設しておいてもいいと思います。



1・NFTアートとは?

そもそもNFTとは
『Non-Fungible Token』の略で、日本語では『非代替性トークン』と呼ばれます。

NFTはデータ管理にブロックチェーン技術を活用することで改竄できず、個別のIDやデータなどを持ち、他の仮想通貨や現金で代替することはできません。

代替可能なトークンをFT(ファンジブル・トークン)と言います。

そしてNFTアートとは、画像や動画などのデジタルコンテンツをNFTに変換することで作られた作品のことを言います。
アート作品がNFTと紐づけられることで、その作品の唯一無二であることが保証されるとですね。
つまり、NFTアートを買った人は、その作品の唯一の所有者となれるのです。

これまでデジタル作品はインターネットの普及により、コピーが容易に行え、作品の希少性を十分に担保できませんでした
しかし唯一性を証明できるNFTによって、デジタル作品の希少性を保証することが可能になり、アーティストも購入者も満足できる点からNFTアートは大きく期待されています。

また、NFTアートは購入履歴が記録されるため、2次流通においても有名人が所有していたものを購入できたり、2次流通後もアーティストにお金が入ったりするメリットがあります。

なので、
NFTアートには『プライマリーマーケット』と『セカンダリーマーケット』があります。

NFTアートはよくある絵画がデジタル化したものだけでなくて、トゥイッターのツイートでもNFTアートになります。

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Jack Dorsey氏が最初にトゥイッターでつぶやいたツイートはNFT化され、約291万ドル(約3億1500万円)という高額で落札されました。
NFTアートの種類は幅広く、デジタルデータとして取り扱われている全てが対象だと言えます。

【NFTアートの種類】
♦︎画像
♦︎写真
♦︎動画、映像
♦︎ツイートetc



2・NFTアートが注目される理由

NFTアートが注目されているのは、有名アートの所有者になれることに加え、NFTの市場規模の拡大や将来性の高さに注目が集まっているからです。


〜NFTの市場規模〜

NFTは2021年に入ってから市場規模が急成長しました。

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(NonFungibleを元に作成)

NonFungibleが公開した2021年第二四半期のNFT調査レポートによると、2021年第二四半期の市場規模は前年同月比で約35倍のおよそ7.54億ドルまで拡大しました。
また買い手の数も順調に増加しており、市場の流動性も高まっていると考えられます。
その内NFTアートが占める割合は14%と、NFTコレクションと大きな差はありますが、NFT全体で2番目に大きい市場です。


〜高額落札されたNFTアート〜

実際に高額で落札された作品を見ていきましょう。
過去に高額で落札されたNFTアートを3つ見ます。

【6.5億円】Ocean Front

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まずは2021年3月に約6.5億円で落札されたbeepleの『Ocean Front』。
この作品は、地球温暖化の課題に対応することを期待して描かれました。
合計約7.2億円を集め、米国の非営利団体である『Open Earth Foundation』に寄付されました。
投機的な側面が大きいとされてきたMFTアートが環境問題などに貢献できると示し、NFTアートに新たな側面をもたらしたとも言える作品です。


【7億円】Crossroads

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beeple氏が作った『Crossroads』という作品は2021年2月に約7億円で落札されました。
前アメリカ大統領だったトランプ氏を風刺した短い動画のNFTアートとなっています。
ただ、実はこの作品2020年10月に約600万円で初落札されていました。
『Crossroads』は2次流通で再販売されていたのと、大統領選挙の結果もあり、半年も経たないうちに初落札値の100倍以上の値段になったのです。


【75億円】Everyday~The First 5000Days

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2021年10月現在で最も高い落札額をつけたのは、beeple氏の『Everyday~The First 5000Days』です。
落札額は驚異の75億円
この作品は作者であるbeeple氏が2007年5月1日から14年間毎日1枚ずつ描き続けて、5000枚が1つになった作品です。
一方で落札終了時間の5分前で20億円から60億円まで価格が3倍に跳ね上がり、仕手株のような市場操作があったとも言われています。
市場として不安定なところがまだありますね。



3・NFTアート市場の将来性

2021年に入り市場規模を拡大してきたNFT・NFTアートは、今後も拡大する余地が十分にあると言われています。
Coindeskによると2030年には、暗号資産市場は2020年の3倍の約5,430億円にもなると予想されています。
日本ではまだNFTアートを購入・販売できるプラットフォームが少ないですが、SBIアートオークション株式会社が日本初のNFTアートオークションを10月30日に開催するなど、日本にも徐々にNFTアートが浸透してきています。

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4・NFTアートのメリット、デメリット

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〜NFTのメリット〜

♦︎【改竄できない唯一無二の価値を保証】
先ほども言ったように、NFTとはブロックチェーン技術を用いた非代替性トークンなので、改竄できず、固有の性格を持つことができます。
なので、NFTアートを購入した人は『このコンテンツの持ち主があなたである』ことを簡単に証明できるようになります。
株や債券と違い、しっかりと所有感を満たすことができますし、価値もそれに応じて存在します。
これまでデジタルアートは複製が簡単にできてしまうので、現物のアート作品に劣るところがありました。
しかしNFTアートの登場により一意性が証明できるので、現物を所有する従来のコレクションと何ら変わりなくなったと言えます。


♦︎【誰でも購入・販売可能】
最近は誰でも参加できる従来のアートオークションがありますが、そこに気軽に参加できるとは言い難いです。
またオークションにかけられる作品も高価なものが多いことや、誰でも出品できるわけではありません。
一方でNFTアートは、インターネットから簡単に少額からアートを購入したり、販売したりすることができます。
イーサリアムなどの仮想通貨を準備しておけば、誰でも簡単にNFTアートの購入者や販売者になれるとです。


♦︎【将来価値が上昇する可能性がある】
NFTアートは『アート投資』としても可能性が秘めています。
『Crossroads』のように半年で100倍以上の価値がついた作品があるように、将来作品の価値が上がる可能性があります。
投資として見るだけでなく、アーティストを応援する意味を込めながらNFTアートを購入してもいいかもですね。


〜NFTアートのデメリット〜

♦︎【法整備が整っていない】
NFTアートが頭角を現すようになったのは2021年からなので、取引慣行や購入者の権利、著作権問題などまだまだ曖昧な点が多くあります。
実際、NFTアートにおいて保有者と著作権は違い、アーティストからの許諾がなければ、保有権を持つ購入者は複製や配信などの利用ができません。
また、偽物のNFTアートが市場に出回っていることもあるので、購入する際には注意が必要ですね。


♦︎【手数料が高騰】
NFTの取引で主に使われているイーサリアムは『ガス代』という手数料が発生しています。
このガス代は、イーサリアムを発掘するユーザーが自由に値段を決めることができるので、NFTの需要が増加すれば、ガス代も値上がりすると考えられます。
NFTアートが盛り上がれば、ガス代(=手数料)の高騰は避けられません。

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(Blockchairより引用)


♦︎【価値が大きく下がる可能性もある】
先ほど『アート投資』と言ったように、NFTアートを投資対象として見ている人もいますので、株のように価格変動が起き、価格が下落する可能性もあります。
そしてNFTアートはまだ新興市場のため、価格変動が大きいのも特徴ですね。
流動性も低いので、価格が下がった時により大きな損失になる可能性がある点には注意です。



5・NFTアートの購入方法

NFTアートの購入は4ステップあります。

①仮想通貨取引所のアカウントを作成
②仮想通貨のウォレットを作成・送金
③NFTプラットフォームとウォレットを接続
④NFTアートを購入


①【仮想通貨取引所のアカウントを作成】
まず、NFTアートを購入するためにはイーサリアムなどの仮想通貨が必要です。
国内の仮想通貨取引所にはコインチェックやビットフライヤーなどがあります。
コインチェックは国内トップの仮想通貨取扱数を誇っていて、イーサリアムをはじめ17種類の仮想通貨を取り扱っています。


②【仮想通貨のウォレットを作成・送金】
NFTプラットホームを利用するには、資金を管理するためのウォレットが必要です。
3つのウォレットを紹介します。

♦︎MetaMask
♦︎My Ether Wallet
♦︎Coincheck ウォレット

代表的なウォレット『MetaMask』は、多くのNFTプラットフォームがサポートしているウォレットです。
PC版とモバイルアプリ版があり、それぞれ同期できる点も非常に優れています。
PC版の対応ブラウザは、『Chrome』『FireFox』『Brave』『Edge』の4つです。
ウォレットができたら、仮想通貨取引所からイーサリアムを購入し、作成したウオレットに送金します。


③【NFTプラットフォームとウォレットを接続】
ウォレットに送金できたら、NFTアートを販売しているNFTプラットフォームにウォレットを接続します。
代表的なNFTプラットホームは以下の3つで、どれも専門的な知識がなくても気軽に始めることができます。

♦︎OpenSea
♦︎SuperRaire
♦︎Rarible


④【NFTアートを購入】 
ここまで準備が整ったら、あとは好きなNFTアートを購入するだけです。
NFTアートを購入するときは、メリットデメリットをしっかり考えながら購入しましょう。

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6・NFTアートの販売方法

NFTアートの販売は以下の3ステップできます。

①アート作品を用意
②NFTプラットフォームに作品の詳細を記入
③NFTとして販売

販売時に手数料がかかるので、イーサリアムのガス代やNFTプラットフォームの手数料を確認しながら販売しましょう。


実際の販売例では『小学生の自由研究』で描いたNFTアートが取引された例があります。
やばいですよね、自由研究で描いたものが取引されるなんて時代がマジで変わっているのが実感できますね。
『(子供だから・学生だから・新社会人だから)お金がない』という時代は終わっていますね。
ちなみに、小学生のNFTアートの取引額は約160万円の値がついています。

まだまだNFTアートは日本で普及していないので、これからさらに日本で盛り上がっていくかもしれません。

最後のもう一度ポイントおさらい。

【ポイント】
♦︎NFTアートとはNFTとアートを紐付けた唯一性を示すアート
♦︎NFTアートの市場規模は拡大中
♦︎NFTアートは将来価値が上がる可能性がある

それでは
寒くなってきましたが、週末も適当に過ごしましょう。

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最後まで御拝読ありがとうございます。
皆様の何かのキッカケにでもなれば幸いです。
🐶ここでは『お金』『投資』『マインド』などを書いています。
『お金』は人生の全てに関わってきますので、そこの問題を解決すれば自分も周りの人も自分の望んだ人生が送れると思いのもと書いています。
気張らず『へぇー』くらいで見て頂けたら幸いです。

🐶今回のイッヌ🐶
おベル🐶🔔

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