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日本銀行🏦について

おはようございます。

今回はニュースなどでは聞くが

私たちに関わりがあまりない様に思える

「日本銀行」についてお話ししていこうと思います。

関係ない様に感じますが、

間接的に大いに関係のある存在です。

「そもそも何で存在しているの?」
「何をしているところなの?」

そういった疑問を解消出来ればと思います。

日銀についてお話しする前に

まず少し、

「お金」の歴史について

お話ししようと思います。

お金は最初存在せず、

⭐️「物々交換」が主流でした。

そこで不便さが出てきたので、

⭐️「物品貨幣」に移り換わります。

これは「貝」や「磨かれた石」などの事です。

これでもだいぶ不便さは解消されたのですが、

この村では「貝」

あっちの村では「石」など

統一性がなく、地域限定でしたので、

まだ不便さがありました。そこで、

⭐️「金属貨幣」の登場。

「金貨」「銀貨」「銅貨」のことです。

金・銀・銅の採掘量は有限ですので、

皆が「これには価値がある」と認識できました。

統一性があり、価値の共有が出来ましたが、

大きなデメリットがありました、それは

「単純に重い」ことです。

大きな買い物をする場合、

大量のお金を持ち運ばなければならなかったので

大変でした。そこで

⭐️「兌換紙幣」に換わります。

兌換紙幣(だかんしへい)とは

今のお札とあまり変わりないですが、

この時の役割としては、

金・銀・銅との「交換券」的なモノでした。

つまり、

「金属貨幣は持ち運ばず、金貨・銀貨・銅貨を保管している

場所に行けば取り替えることの出来る券」

ということです。
(これで重さの問題を解決しました。「10万円が重くってさ」など言う人はいません。「今日財布がパンパンで重いんだよね」なんて言う人は「嫌味な人」だと思われますね)

ですので、

皆が「紙切れだが、これには価値がある」と認識していました。

ですが、この役割は現在ありません。

それが1971年の時の「ニクソン・ショック」です。

すごく単純に言うと

「ドルと金の交換を停止する」などを含む経済対策のことです。

*ニクソン・ショックについてはまたの機会で、

それにより生まれたのが

⭐️「不換紙幣」です。

ニクソン・ショックまでは「金本位制」で行っていましたが、

「管理通貨制度」に移行しました。

中央銀行が国内に流通する通貨の量を

自由な裁量で管理・調整する制度のこと。

*「金本位制」もまたの機会で。

ここまでで、おおまかなお金の歴史についてだったのですが、

次はその役割について。

お金の役割

3つの役割があります。

・交換の手段
・価値の尺度
・価値の保存

この3つが揃って初めて「お金」になります。

現在では「紙幣」と「貨幣」が存在しますが、

その違いはご存知でしょうか?

それは「発行元」と「製造元」が違います。

紙幣の発行元➡︎日本銀行(日銀)
貨幣の発行元➡︎政府(日本国)

紙幣の製造元➡︎国立印刷局
貨幣の製造元➡︎造幣局

つまり、

「紙幣」は日銀がその価値を保証しており、

「貨幣」は政府がその価値を保証しています。
(紙幣に関して、元々政府が保証していました。)

因みに、日本の印刷技術は世界トップレベルです。

日本で「偽札」はほぼバレます。

ですので「日本紙幣」には絶大な信用・信頼がありますので

「デジタル通貨」は普及しないのでは?との意見もあるそうです。

他の国では「偽札」が横行していますから、

デジタル通貨にした方が、信用・信頼度が向上するかもしれませんが、

日本ではどうでしょう?

日本政府は「貯金」からの税徴収をしたいから

国民から反対されようが、

「デジタル通貨」をどうにかしてでも普及させるでしょう。

「紙幣の原価」もご存知でしょうか?

(知っている人は再確認・知らなかった人は「へぇ〜」くらいで)

このお金の「量」「流れるスピード」

などを調整しているのが

「日本銀行」🏦

1882年10月10日に設立。

日銀は「中央銀行」とも言われます。

日銀の総裁黒田東彦さん。
(「黒田バズーカ」で有名)

この日銀の目的はご存知でしょうか?

日銀の目的

1つは「物価の安定」
➡︎経済が安定的かつ持続的成長を遂げていく上で不可欠な基盤です。
日銀はこれを通じて、国民経済の健全な発展に貢献すること。

2つ目「金融システムの安定」
➡︎決済システムの円滑かつ安定的な運行の確保を通じて、金融システムの安定(信用秩序の維持)に貢献すること。

目的な2つですが、役割は3つあります。

日銀の役割

これは聞いたことはないでしょうか?

①銀行の銀行
②政府の銀行
③発券銀行

国民が「税金」などを「民間銀行」を経由して納めます。
「民間銀行」はそのお金を「日銀の国庫金」というところに「歳入金」として納めます。
日銀の管轄の政府は国民に「年金や社会保障費」などを支払う場合、
「国庫金」から「歳出金」として引き出し、「民間銀行」を経由し、国民に支払われるという形です。

日銀は唯一の発券銀行です。
お札などを見るとわかるのですが、紙幣に
「日本銀行券」と書いています。
貨幣には「日本国」としか書いていません。
それは発行元の違いを表しています。

ここまでお話をして、

「これが何に役立つのか?」と聞かれたら、

「あなた次第です」と

関暁夫みたいなことになるのですが、

この生きている日本という社会で何が起こっているのか?

どのような仕組みになっているのか?くらいは

まず理解しておく必要があるのではないでしょうか?

何も知らずに、のうのうと生きていくか。

知った上で何が出来るかを考えつつ生きていくか。

後に大きな差になるはずです。

まぁのうのうと生きている人が多い方が

ライバルが減って楽になると思うのですが。w

それでは今日1日も適当に頑張りましょう。

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最後まで御拝読ありがとうございます。
皆様の何かの「キッカケ」にでもなれれば、幸いです。
ありがとうございました。
私も「適当に頑張ります」

🐶今回のベルちゃん🐶
初めての散歩の時
(後に写っている集団にビビり、動けなくなった時)

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