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指導者と育成者

 こんにちは。
こちら、新年最初の投稿となります。
今回は、「勝利と育成を両立させるコーチング」というニュアンスの本から参考にさせていただいて、指導者と育成者について深堀り出来たらと思います。

端的に述べると、

指導者とは、サッカーの手段や方法を教えること。

育成者とは、サッカーに対して、選手たちをやる気にさせること。


 サッカー界では、『指導者』というワードがよく使われると思います。実際に、選手たちはサッカーをするわけで、サッカーで少しでも成長したいと考えている子たちがほとんどなので、サッカーのことを教えることはもちろんのことでしょう。

 しかし、なかなか『育成者』というワードは聞き馴染みの無い言葉ですよね。私はこちらの方が重要だと感じています。

 私も最初は、サッカーの技術であったり、一つ一つの細かい技術を教えることしか考えていませんでした。しかし、明らかに日によって、選手によって、聞き方と吸収のされ方が異なることに気づき、それを選手がメンタリティーを作ってこないことに、責任を押し付けてしまっていた時期がありました。

 しかし、そんなことはなく、選手のモチベーターを上げることもコーチがすべきことであり、全員が夢中に取り組むような環境、メニューのオーガナイズから、コーチが特に指導しなくても、自然と獲得させたいものをメニューに組み込むこと。そして、選手が主体的に様々なものを獲得していく状態が理想です。

 そして、もちろんサッカーをしている子は、サッカーで上に行きたいという子がいる反面、サッカーを通じて、仲間を大切にすることであったり、一つの目標に向かって頑張る大切さであったり、どちらかと言うと人間性向上を目的にプレーしている子もいます。しかし、サッカーで上に行きたい子にも人間性は必ず必要です。それは、夢中になってサッカーに取り組むことで主体的に養われることが理想です。そもそもやる気にならなければ、一つ一つの行動に習慣がつかないですし、サッカーも上手くならなければ、生活面も改善されません。しかし、サッカー上手くなることに夢中になっている子は、自然と生活面からサッカーに繋がるアクションを起こそうとするため、プラスのことしか起こりません。

 もちろん様々な子がいて、サッカーに対する方向性やモチベーション、一人一人の性格も違いますし、全体を見ながら、個別でフィードバックして、全員を高いモチベーションに保つことにら今はとても難しさを感じていますが、そこは経験ある方の話を聞きながら、自分なりの方法を模索しているところであります。とりあえず、メニューのオーガナイズから、自然と夢中にさせる、自然と獲得させたい動作を起こさせる取り組みはしている最中です。

 皆さん、選手がモチベーションなく、話も聞かない、そんな可哀想な状態のチームを見たことありますでしょうか。もしくは、自分自身がそのような状態に追い込んでしまったような経験はありますでしょうか。ここら辺、全ては選手ではなく、指導者の質だと私は感じています。指導者も常に勉強、常に進化して、選手により良いものを提供したいですね☺️

以上になります。

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