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Bucket List#21 両親に旅行をプレゼント

親孝行をしたい時には親はいない。これは何度も耳にしたことがあります。自分も親になって子供を育てる喜び、大変さ、愛情を知ることになりました。

11月に父親の誕生日があり、このタイミングで親孝行をしようと思い箱根旅行を企画しました。

4人以上で泊まれる会社の保養所が箱根にあり空きもあったので予約をしました。

父親に伝えると誕生日は靴の方が良かったなどとブツクサ言ってましたが、母親が後からLINEで親父がかなり楽しみにしているとタレコミが入っていました。

車で箱根に向かう途中、運転している自分に対してウインカーを出すが遅いなど助手席から口出しをしてきます。正直かなり面倒くさかったですが無視して箱根に向かいました。

アラフォーになった息子に対してもまだ信頼がないようでイラッとしていました。

箱根の1日目は大涌谷に向かいました。車から降りるなり硫黄のニオイがしてきました。山の隙間からはモクモクと湯気が出てきており、活動していることが感じられワクワクしました。

大涌谷のお土産コーナーでは黒色を押しまくっており、ありとあらゆる黒い商品が置いてありました。その中でも黒たまごと黒いアイスクリームを選択。黒たまごは食べると寿命が8年延びるとのことで両親の健康を祈って購入。硫黄の匂いのおかげなのか塩無しでも美味しく食べれました。

黒いアイスは思っている1.5倍黒かったです。食べてると口と歯が黒くなってお歯黒しているようでした。あとなぜか購入時に売店の方が食べたら黒いう◯こが出るよ〜とアイスクリーム作りながら喜々と話していたのが印象的でした。

大涌谷の駐車場料金が予想より高かったので早めに出ることにして宿へ向かいました。

宿に到着したのは17時ごろでした。バブル時期に建てられた保養所で広く、豪華な作りになっています。皆の荷物を持って先頭に立ちチェックインをして部屋に案内する時なぜかとても誇らしく感じました。18時には夕食だった為、簡単に荷解きをして夕食会場に向かいました。

夕食はお刺身や鍋などが用意されており、大満足でした。この年になると両親と一緒にご飯を食べても何を喋ればいいかわからず戸惑います。そんな時に子供の存在は助かります。わちゃわちゃと子供がしてくれるのでその対応を皆でしてれば良いからです。私は普段ビールは全く飲まないのですが、父親がビールを飲みたいというので一緒に瓶ビールを頼み飲みました。ビールを親父に注ぎながら「誕生日おめでとう」と小声で伝えました。

食事も終えて、少し部屋でゆっくりとしてからお風呂へ行くことにしました。最初親父は1人で風呂に行くと言ったのですが、3人で入ろうと提案して温泉へ向かいました。

一緒にお風呂へ入るのは何十年ぶりだったかわかりません。お風呂は誰もおらず貸し切り状態でした。親父が孫の頭と身体を洗ってくれました。みんなで貸切のお風呂へつかっていると親父が「3世代でお風呂に入れた。ここにいるのは俺達だけ。貸切だ」と嬉しそうに言っていたのが印象的でした。

最近は飲酒の量が減った親父でしたが今日は部屋に帰ってからも嬉しそうに飲んで顔を赤らめ寝ていました。

2日目は強羅公園やガラスの森美術館に行き帰宅しました。帰宅する時には小言はありませんでした。

親父がどんな気持ちだったかは正確にらわかりませんが一緒に旅行をして良かったと思います。

今後も色々なところに両親を連れていきます。


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