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【アート紀行】SOMPO美術館がゴッホ作品でいっぱいとのことで行ってきた!!

世界中の皆さん、こんにちは!こんばんは!
美術大好きいなりです。
突然ですが、好きな芸術作品や画家はありますか?


SOMPO美術館でゴッホの企画展が開催中!

2023年10月17日から2024年1月21日までSOMPO美術館で【ゴッホと静物画-伝統から革新へ-】が開催されています。
ゴッホ作品の中でも、特に静物画に焦点を当てている今回の企画展は、
出身国のオランダにあるファン・ゴッホ美術館や、ミュラー美術館はじめとする多くの美術館から20作品以上の作品が展示されているんです!!
特に世界で最も多くのゴッホ作品を誇るファン・ゴッホ美術館からゴッホの作品がやってくるということからSOMPO美術館の今回の企画展への情熱を感じられますね!!
またゴッホの他にもルノアールやモネといった日本でも人気の高い画家の静物画も展示されているのも魅力的ですね。

SOMPO美術館てどんな美術館?

SOMPO美術館は西新宿にある損保ジャパン本社ビルに隣接している美術館です。
新宿西口から歩いて5分くらいの距離にあり、まさに都心にある美術館というにふさわしいですね!
1987年にゴッホの「ひまわり」の展示を開始してからは日本でひまわりが見れる美術館として有名です。
比較的小さな建物の5階から3階が展示スペースとなっており、ボリューム感としてもちょうどいい時間で回ることができるのも魅力のひとつですね。
2階にはカフェスペースも付いているので作品を見た後に一息つくなんてことも。
普段はゴッホの「ひまわり」の他に東郷青児など日本人画家の作品を展示している美術館でもあります。

【ゴッホと静物画-伝統から革新へ-】に行ってきた!!

そんなわけで早速ゴッホを求め、SOMPO美術館に行ってきました!


当日券と小冊子
3階にあった企画展ポスター

私は美術館は人混みの中慌ただしく見るのはあまり得意じゃないタイプなので朝イチで行ってきたのですが、10時とは思えないくらい既に人が並んでいる状態でした。特に当日券はチケットカウンターの窓口が2つ敷かないこともあり10分くらい並んだかな。。。??
5階→4階→3階の順でどんどん降りていくように回っていきますが、5階は主にゴッホの作品でも初期時代の作品を見ることができました

麦わら帽のある静物(ゴッホ)

初期ゴッホの作品は私たちがよく知るゴッホ作品のイメージとは大きく異なり、色遣いは素朴な感じがあり、筆のタッチもゴッホらしい力強さは感じるもののやはりイメージとは違いますよね。
一人の画家の作風の変化というのも感じられるのはこの企画展の面白いところですね。


アネモネ(ルノアール)

ルノアールの静物画もとてもよかったです。
女性を柔らかいタッチで描いた作品が多いルノアールですが静物画にも
ルノアール作品の持つ柔らかさが存分に表現されていて、時間を忘れて眺めてしまいますね。

滞在時間は大体1時間くらいといったところでしょうか?
混み具合によってはもう少しテンポ良く進まざるを得ない場合もあるかもしれないですね。
私がいった時間帯としては5階が一番混んでいた気がしますね。4階、3階はかなり落ち着いていました。

今回の企画展のおすすめ作品

今回の企画展には多くのゴッホ作品がオランダ、ドイツからやってきているのですが、その中でも私が好きだった作品と見どころを紹介します!
まずはアイリスですね!

アイリス(ゴッホ)

ゴッホはアイリスを題材にした作品を2枚描いているみたいですが、今回はゴッホ美術館に展示されているアイリスが展示されています。
もう一枚はアメリカNYにあるメトロポリタンミュージアムにあるんだそうです。
黄色基調に青紫のアイリスの花の対比が素敵ですね。
個人的にはアイリスの花びら一枚一枚がグネグネっと描かれつつも絶妙なバランスで綺麗な模様のようにも見えるのがとても不思議で、花、葉っぱ、花瓶がそれぞれ異なる造形にもかかわらず綺麗に纏まっていますよね。
アイリスという花の静物画にもかかわらず飽きることなく見ていられる作品です。


ひまわり(ゴッホ)

SOMPO美術館といえばひまわりということですが、
私は決して安易にひまわりを紹介しているわけじゃないんです!!!
実はこのひまわり普段だとガラスケースで大事に保管されているのですが、今回の企画点ではガラスケースから飛び出して直に見ることができるようになっております!
ガラスケース越しの絵を見るのは非常に好きじゃない私ですが…今回生で見れるのは本当にありがたい!!!
これだけでもこの企画展を見にいく価値はありますね!
特にゴッホの作品は正面以外から見た時の絵の具の立体感を堪能するのが1つの楽しみ方だと思っている私からするとひまわりの絵の具の立体感を見ることができたのはたまらないです。。。

皿と玉ねぎのある静物(ゴッホ)

そして最後に皿と玉ねぎのある静物です。
1889年に描かれたこの作品はいわゆるゴッホの晩年に近い年代の作品といえますね。
そのため、絵の具の色使いや、色の置き方も皆さんの知っているゴッホの作風に近いものになっていると思います。
この作品の色味や、絵から伝わってくる生活感が私がとても好きで、今回の企画点で一番好きな作品を聞かれたら迷わずこの作品を挙げると思っています。
玉ねぎに目が行きがちですがテーブルの上部にある蝋燭、ポットの光の表現はあるものの平面的に描かれているのがゴッホらしいなと思ってしまいますね。

ゴッホと静物画の感想

今回の企画展ですがゴッホという有名な画家の企画展ということもあり美術にあまり触れてこなかった人達でも楽しめる企画展になっていると思います。
私が早い時間に行ったからかもしれませんが、人気な画家の企画展にしては比較的混み合ってない印象もありました。
ただ、朝の早い時間でも当日券の購入には人が並んでいる状況でしたのであらかじめネットでチケットを購入してから行くのがおすすめです。
SOMPO美術館の規模が元々大きくないということもあり、ボリューム感もちょうどいい具合になっておりますね。
企画展のために借りてきた作品も写真撮影がOKな作品がほとんどなのでお気に入りの作品の写真を撮ることもできるのはありがたいですね!
逆に写真を撮る人が多いので写真を取らない人からすると若干進行のテンポが悪くなってしまうのが気になってしまうのはあるかもしれないですね。
(*写真を撮られる方も撮影後すぐはけてくれる方がほとんどなのでその点はお互いリスペクトを忘れずにしましょう!)
いくつかの作品の足元に色付きの段があったのですが、(おそらく目立たせる目的と作品に近寄りすぎないための柵としての役割があると思います)、私としてはロープの時よりも作品との距離感が掴みづらくてちょっと違和感がありましたね。。。(伝わってくれると嬉しい。。。)
美術館で静物画の多いフロアだとイマイチ面白みが感じられない方が多いと思いますが、今回、展示されている作品は静物画にもかかわらず、退屈することなく見ることができるので、気になっている方は是非一度足を運んでみてください!

ではでは!

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