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「フィードバック」を意識したらプレゼンテーションの見方が変わった話

今週、研究を発表する機会がありました。研究の内容としては、昨年度卒業した学生が行った内容で、しかも教授が専門としている分野で、自分はフォロー程度の分野。正直「わからないことの方が圧倒的に多い」状態での発表でした。結果はもちろん。。。

撃沈。

質問された内容が理解できないという、一番きついパターンでした。こういう撃沈シーンは、自分が学生の時に経験して以来です。泣 

とはいうものの、その撃沈から得たものは非常に多く、

〇 普遍的な「基礎力」の必要性
〇 具体的な「必要な知識」

が明確になりました。これはとても大きい。早速本を探して、来年度の必読書として紙に書き留めました。これはフィードバックが意識できるようになった賜物と思います。

「フィードバック」を意識する以前は、学会について「参加して情報収集する」というインプットの意識が強く、「現在どのような研究が行われているのか」ということを参加の中心軸に考えていました。

確かにそれは間違っていないと思いますし、参加すれば「まだ論文として発表されていない最新の結果(途中経過)が見る」とか、「業界の動向が一望する」ことができます。

フィードバック目的のプレゼンテーション

しかし、「フィードバック」を軸にプレゼンテーションを考えるようになると、プレゼンテーション意味合いが明確に変わりました。正直、気づくの遅すぎだと思います。

今までは、「教授の満足のいく発表をすること」が目標で、その先を見ていませんでした。いわゆる「やらされ仕事化」していました。かなりの(病的な)ビクビク症だったので、そこにしか目がいっていない過去の自分に気付きました。

普遍的な仕事力を勉強していくうちに、「インプット→アウトプット→フィードバック」が習慣化されてきたせいか、必ず「フィードバックを得よう」という意識になっており、今回の発表でも「有益なフィードバックを得た」ことに充実感を覚えました。

確かに発表は撃沈でしたが、今後改善するための材料を獲得できたこと、そう思えたことは、今年入塾した樺沢塾・ウェブ心理塾をはじめ、読書などから得た学びが形となったのだと思います。

良いプレゼンテーションは「プロセス」に注目する

複数のプレゼンテーションを見させてもらって、もう一つ気づいたことがあります。

それは、「良いプレゼンテーション」(少なくとも研究成果発表的なもの)は『結果までのプロセス』に注目する」ことです。

自分をはじめ、「平凡なプレゼンテーション」は、「結果の説明が多い」ということに気づきました。これは「基礎力・基礎知識」が乏しいところからくると考えます。

大事な情報は、「新しい結果を得るに至った『新しいアイディア』と、そこから『結果までのプロセス』」です。なので、結果そのもののボリュームはそこまで必要はなく、アイディアの説明にボリュームを割くべきと気づきました。

しかし、アイディアはさまざまな知識を集積したものです。よってその説明には「基礎力」が必須です。自分には全方位的にそれがまだまだ足りません。

ですので、来年は、何よりもまず「基礎力・基礎知識」の習得を最優先する。

という目標を加えたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。