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【孫子】情報の重要性【最高の戦略教科書 孫子 守屋淳著】

今回の一言はこちら(P229(守屋淳著「最高の戦略教科書 孫子」日本経済新聞出版、2014))

明君賢将の動きにて人に勝ち、成功、衆に出づる所以のものは、先知なり

意味は、

明君賢将が、戦えば必ず敵を破ってはなはだしい成功を収めるのは、相手に先んじて敵情を探り出すからである

P229(守屋淳著「最高の戦略教科書 孫子」日本経済新聞出版、2014))



今回読んだところは、「スパイを使ってでも情報収集には手間暇、お金をかけなさい」という教訓が書かれています。

勝つためには、スパイを使って情報をもたらしたり、相手に偽の情報をもたらすことでこちらの優位を作ったり、情報についてはやれることをやる、というのが孫子のスタンスです。

現在行われている戦争でも、スパイに関するニュースが出てきましたが、それほど「情報」というのは大事ということなのでしょう。


これを仕事に反映させようとすると、「スパイ」のところは本質ではなく、「情報網を確立する」ことなのかと思います。

特に、「仕事とは直接関係ない分野とのつながり」とかが大事かと思いました。

この情報網について思うのは、

○ 横の繋がり

○ 自分がいる社会が「閉じて」いるほどその価値が高い

です。


この世界に入って感じることは、「俺はその分野の頂点にいる」という思いをもつ方ほど、チーム運営に苦慮している印象があります。ただの個人的なバイアスかもしれませんが。

彼らが歩んできた道や、やってきた偉業を否定するわけではなくてめっちゃ尊敬してます、ということはことわっておきます。

そりゃ、当時数ある学生の中から選りすぐられたんですもの。そう思っても不思議ではありません。ですが、それが「他分野との横の繋がりの構築を阻害しているように感じます。

そして、それが現代の社会との価値観の相違を生んでいるように感じます。

ですので、自分達のような「閉じた社会」にいる人間ほど「横の繋がり」を意識して、他分野の有用な知識を活用しないと、と思います。


次は、「いかにスパイ網を作るか」というところっぽいので、非常に楽しみです。


最後まで読んでいただきありがとうございました!