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ユズヒコに憧れる。

僕は、Amazon primeで、1日5話くらいのペースであたしンちを観ているのですが、毎回爽やかな気持ちにさせてくれます。

その中で僕が特に好きなキャラクターは、左下に描かれたイラストの、弟・ユズヒコ。とてもクールだけど、友達や家族に優しくて、学校にはファンクラブもあります(笑)。今回はユズヒコの優しさについて語ります。

ユズヒコのことが好きになったのが、友達の藤野を守るシーン。ユズヒコと藤野は大親友ですが、ユズヒコは藤野にドタキャンされたり、いきなり裏切られたりしていて、いつも被害を被ってばっかりです。

その話では、藤野が授業中に鼻血を出してしまって、鼻にティッシュを詰めながら英語の授業を受けています。すると、英語の先生が、「藤野、学校でなに興奮してんだぁー?」とバカにして藤野がみんなから笑われて恥をかきます。藤野はその状況に我慢できず、保健室に行ってしまいます。すると、ユズヒコも立ち上がって、「俺も付き添います!」と怒りながら、藤野の後を追いかけます。

下を向いて歩く藤野の横で、ユズヒコは「アイツ、くだらねぇーよなー」と、先生の悪口を言います。藤野が落ち込んでいるようで、何を言っても反応を見せないので、ユズヒコは立て続けに先生の悪口を言います。

そのユズヒコの言葉を噛み締めた藤野は、ユズヒコに対してお礼の言葉をかけるかと思いきや、自分の鼻血をユズヒコの顔に塗って、走って逃げます。

また裏切られたユズヒコは、藤野を走って追いかけていきます。それでこの話は終わるのですが、この話の全てがユズヒコの優しさを表しています。

目的を間違えてはいけない。

たとえ裏切られたとしても、自分の友達を守ろうとする気持ち、そしてまた裏切られたとしても、怒るわけでもなく、じゃれ合うようなテンションで藤野と接することができる。これは、器の大きい人間のやれることです。

僕だったら、多分怒りますし、多分嫌いになるでしょう(笑)。しかし、ユズヒコはそんなことよりも、元に戻った藤野を喜んで追いかけている。元気になった藤野がいることの喜びの方が大きいのでしょう。

僕はユズヒコよりも、9歳ぐらい年上ですが、そういう優しさを忘れて自分の感情を他人にぶつけようとしたり、自分で解決することで毎日が精一杯です。

しかし、気持ちをぶつける前に考えるべき問題は、その目的を考えることです。この場合、藤野が元気になればいいのです。なので、鼻血をつけられたとしても元気になれば、ユズヒコの目的は達成されています。自分が感謝されることが目的ではありません。

それを自然に身につけているユズヒコに僕は憧れます。僕もユズヒコのファンクラブに入れるなら、入りたいと思う、そんな毎日です(笑)。


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