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やさしくないうた

もしも僕がやさしくできたなら変わったのかな
君が傷を広げたその指を嫌がった
電話口で震えたその声が聞こえなくなって
すぐに両手差し出してみたけど遅かった

なんで助けたい人だけが助けられないのだろう
綺麗な言葉は君を刺し殺す
跳ね返した銃弾が宙に舞って降り注いで
煙に消えた君を探した

ゆっくりとゆっくりと手をつなぎあわそう
燦燦と輝いた夢に歩きだそう
そうだよね なんでもないなんでもない
この歌は君にだけ聴かせてはいけないや いけないや

もしも僕がやさしくされたなら変わったのかな
君が置いた悲しい言葉たちを壊したかった

なんで大丈夫と言うほど大丈夫じゃなくなるの?
何もできない僕を生き殺す
無責任な人だけが君の頼りになるのなら
空に命のすべてを返します

僕だって僕だって本当は辛いんだ
意地張って気を張って息をしてるんだ
やっぱりね なんでもないなんでもない
この歌は君にだけ聴かせてはいけないや いけないや

もしも僕が君を救えたなら・・・良かったけどな
僕にできた歌はやさしくないうただった

作詞:稲本稲三
作曲:稲本稲三
歌:宮里智三
パフォーマンス:バル代々木


有料部分では、この曲がどうやって作られたかについて、音源を交えて本人解説していきます。

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